Episode 5
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コナンと凛が再びリビングに戻ると、赤井は長い足を組み、優雅にコーヒーを飲んでいた。
「内緒話は終わったか?」
「えへへへ、うん!」
無邪気な子どものように振る舞うコナンを見て、赤井は口の端を持ち上げた。
「では話を戻すが・・・
俺も開心術とやらに興味があるんだが、それは一体どういうモノだ?」
「開心術とは、相手の心に入り込み・・・
その人の記憶や思考回路を読み取る術で・・・」
「ならば、俺の記憶も覗く事が出来るのか?」
赤井がそう言うと、凛は赤井のグリーンの瞳をジッと見つめた。
(・・・レジリメンス(開心))
次の瞬間、凛の脳内には赤井の記憶が流れ込んだ。
「ーーーーっ!?」
赤井は、自分の中に突然何かが無理矢理入り込まれているような不快感に襲われ、眉間にシワを強く寄せた。
「・・・ごめんなさい、気付いたのね。」
「まさか・・・今のが?」
「えぇ。
他人に無理矢理心をこじ開けられて覗かれるワケだから・・・
術にかけられた人は、とても強い不快感が襲うのよ。」
凛の言葉に、コナンは首を傾げた。
「でもボクの時は何も感じなかったよ?」
「あの時のコナンくんは、私の事を探ろうと必死だったんだろうね。
有難い事に、コナンくんの方から情報を流してくれたよ。」
「・・・だからあの時、"君はわかりやすいね"って言ったんだね。」
コナンにジト目で見られた凛は、申し訳なさそうに微笑んだ。
「私はこの開心術も無闇矢鱈と使うつもりはないの。
でも、魔法と同じ・・・目的の為ならば手段は選ばないわ。」
「凛の信念はわかった。
こちらもこれから君の力を借りる事があるだろう。
その時はよろしく頼む。」
「えぇ、任せて。」
凛は口の端を持ち上げた。
ーーーーーーーー
「・・・ねぇ。
ふと思ったんだけどさ、この開心術をその組織の人に使ったら一発な気がするんだけど・・・ダメなの?」
「バーロー!
それじゃあ、凛さんが危なくなるだけだろーが!」
「ボウヤに同感だ。
組織の中にも俺のように術にかけられて気付く奴が居るだろうしな。
それに、俺も凛には危険な事をさせたくない。」
「え、2人がイケメンすぎて鼻血噴き出しそう。」