Episode 4
夢小説設定
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カラン・・・
氷が溶けてグラスに当たった音が部屋に響いた。
そのグラスを手に取って口へ運ぶと、沖矢は考え込んだ。
(ボウヤに言われてあの日、神崎 凛に接触してみたが・・・
彼女と一緒に来ていた人物は、同じ喫茶店で働く安室 透。
彼女は"初めてスマホを買いに"来ていて、さらに"一緒に来た人でないとわからない"と言っていた。
つまり、可能性として彼女は機械に弱いのだろう。
そこへ安室くんが彼女を誘った、そんな所だろうか。
休みの日にあの彼がわざわざ彼女に付き添い、一緒に行動する理由は何だろうか・・・
彼がそうせざるを得ない存在なのか。
彼がただ気にしてるだけの存在なのか。
・・・中々興味深いな。
少し、こちらでも調べてみるとしよう。)
沖矢はスマホ画面を操作して、ある電話番号を入力した。
数コール後、FBI捜査官であるジェイムズ・ブラックが出た。
「少々調べて欲しい人物が居ます。」
「ほぅ?
それは誰だ?」
「名前は神崎 凛。
東京都米花市米花町在住。
27歳の女性です。」
「わかった。
何かわかればすぐ君に知らせよう。」
「ありがとうございます。」
沖矢は通話を切ると、首元に触れてスイッチを切った。
「・・・フッ、あの容姿で27歳とはな。」