Episode 3
夢小説設定
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空が明るさを取り戻してきた8時すぎーーーー
凛は大量の洋服を前にして悩んでいた。
「・・・困ったな。
何を着て行けばいいのか、さっぱりわからない。」
今日は、安室とスマホを買いに行く約束をしていた日だ。
凛は確実悩むであろう洋服選びの為に、早起きをしていた。
安室が凛の住むマンションまで迎えに来てくれる時刻は、10時だ。
朝からシャワーを浴び、優雅に朝食を摂って今に至るが、予想以上に悩んでいた。
「うーん・・・
蘭ちゃんと梓ちゃんが買って来てくれた服たちがどれも素敵すぎて・・・」
何着か、着ては鏡を見て脱ぎを繰り返す事1時間。
「・・・ダメだ。
何を着たらいいのか、本当にさっぱりだ。
いつもみたいにブラウスとスキニーパンツなら、 こいつ服ないのか?ってなりそうだし・・・
かと言って、可愛らしい系のを着ると、こいつデートでもないのに張り切りすぎじゃないか?ってなりそう・・・
うーーーーん・・・
ホグワーツでも、ずっとブラウスに黒のスカートの上にローブっていうスタイルだったからなぁ。
歳頃のおしゃれがよくわからないや。」
凛は先に髪の毛を結ったり、メイクをしたりしてる内に、時刻は安室が迎えに来てくれる20分前になっていた。
「やばい!
早く着替えなきゃ!」
結局凛は、1番最初に着ていた白のブラウスに淡い紫のフレアスカート、そして黒のパンプスというコーディネートに決めた。
ちょうどその時、来客を知らせる音が鳴った。
慌ててモニターで確認すると、安室が愛想のいい微笑で映っていた。
「おはようございます、神崎さん。」
「安室さん、おはようございます!
すぐに下へ向かいますね!」
「ふふ、ゆっくりで大丈夫ですよ。」
凛は玄関の壁に掛けてある姿鏡で、自身の姿をもう一度確認した。
「・・・大丈夫よね?」
そして玄関ドアを開けて鍵を閉め、急いでエントランスへと向かった。