Episode 24
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するとその時、貸しスタジオに響き渡る悲鳴が聞こえた。
「この悲鳴・・・さっきのバンドの人たちじゃないか!?」
「上のスタジオからですね・・・」
安室と世良、そしてコナンはすぐさま上のスタジオへと向かった。
「さっき三人で上に上がってったけど・・・」
「何かあったのかなぁ?」
休憩所に残された凛と蘭と園子の三人は、そのままその場で残る事にした。
凛が再び椅子に腰掛けると、テーブルを挟んだ向かい側に座る蘭と園子がニンマリとした顔で見つめていた。
「・・・ん?
そんな可愛い顔してどうしたの?」
「これで決まりね。」
「凛さんもさすがに今のでわかりましたよね?」
凛は、あーさっきのか・・・と思いながら首を傾げる。
「絶対透って私の事おちょくってるよね。」
園子と蘭の想像していた返答とは、正反対すぎる凛の返答に空いた口が塞がらなかった。
「いや・・・いやいやいや!
あれでもわかんないってマジ!?
どー聞いたって、あれは独占欲でしょ!?」
「・・・凛さん、本当にわからないんですか?
安室さんの気持ち・・・」
眉を下げて話す蘭に、凛は組んでいる指に視線を移した。
そして、ポツポツと話し始めた。
「・・・実はさ、私も思っていた事があるんだ。」
「何をですか?」
「透って実は私の事が好きなんじゃないかなーって。」
「絶対そうでしょ。」
園子の言葉に、凛は首を左右に振った。
「ううん、そんなハズないの。
彼は・・・優しくて面倒見がいいから。」
「でもウチら、凛さんがシフトに入ってない日もポアロ行く事あるけど・・・
あんな安室さん見た事ないわよ?」
「だよね・・・
梓さんの事、あんな風に助けるの見た事ないもん。」
「そうかなー・・・
今日のあの場に居たのが私じゃなくて梓ちゃんでも、透は一緒の助け方をしてたよ。」
凛の言葉に園子は、絶対そんな事ないってと思った。
切なげに話す凛に何かを感じ取った蘭は、質問を変えた。
「凛さんは安室さんの事・・・好きじゃないんですか?」
「好きだよ。」
凛の返答に蘭と園子は前のめりで続けて質問する。
「その好きって、友達として好きって言うオチじゃないわよね?」
「まさか。
私は透の事・・・恋愛対象として好きだよ。」
「で、でしたら!
安室さんに告白するんですか?」
二人の勢いに押されながらも凛は困ったように微笑んだ。
「しないよ。
透を困らせる事はしないって決めてるんだ。」
「安室さんは困らないでしょ。」
「そうだよね・・・」
「困るよ、彼は絶対。
そもそも透には好きな人が居るしね。」
((その好きな人って絶対凛さんだよね?))
蘭と園子は互いの顔を見合せながら目を瞬かせた。
「さぁて・・・私の話はおしまい。
そんな事より私は二人の恋愛話が聞きたいなぁ。
最近の若者のラブラブ話に飢えてるの。
新一くんと真くんについて教えてよ。」
蘭と園子は明らさまに話題変更する凛にそれ以上何も言えず、新一と京極の話で盛り上がった。
