Episode 21
夢小説設定
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あぁ、苦しい・・・
身体がすごく重い・・・
呼吸が思うように出来ないみたい・・・
鼓動が耳にやけに響いて気持ち悪い・・・
こんな風邪なんて、元気爆発薬さえ飲めば一発なのに・・・
まさかの在庫がなかった・・・
あと2分混ぜれば・・・
早く・・・早くPepperup Portionを調合しなくちゃ・・・
あぁ、もう身体が重すぎてダメだ・・・
ふわり、ふわり・・・
あれ、落ち着く香りだ・・・
私の何より好きな香り・・・
そうだ、大好きなあの人の香りだ・・・
ふふ、体調が悪いからって都合よくいい夢見ちゃってる・・・
あぁ、まるであの人に抱っこされてるみたいで嬉しいな・・・
でもやっぱり夢でもしんどいものはしんどいや・・・
お水が欲しいなぁ・・・
喉の渇きがすごくて、まるで喉が引っ付いてるみたいで気持ち悪い・・・
お水・・・
あれ、お水だ・・・
すごく美味しい・・・
喉が潤って気持ちいい・・・
あ、待って・・・
置いてかないで・・・
一人は寂しいの・・・
お願い、零さんが好きなの・・・
ずっと傍に居て欲しいの・・・
凛が目を覚ますと、目の前には見慣れた寝室の天井があった。
「あれ?
私、元気爆発薬の調合してたはずなのに・・・
いつの間にかベッドで寝てた?」
上体をゆっくりと起こすと、膝を抱え込むようにして座った。
(~~~~~っっっ
いくら夢とはいえ、なんっつー都合のいい夢を!!
零さんに抱っこされちゃうとかっっ
零さんに好きとか言っちゃうとかっっっ!)
赤面しながらジタバタと足を動かし、ふと自身の顔がニヤけている事に気付いた。
「もーっ!!
腹筋だけじゃ飽き足らず、ハグしてもらえる妄想だなんてっ!
私の脳内は変態か!!
えーえーどうせ私は変態ですよーだ!
変態ついでに、そこの寝室のドアからひょっこり零さんが顔を出してくれちゃって体調の心配してくれちゃうっ、なーんて妄想までしちゃーーーー」
ガチャ・・・
「あぁ、凛さん・・・
起きたのか?
具合はどうだ?」
「うーーーーーーーんとこよっこいしょーーーーぅ!!!」
「うんとこよっこいしょ?」
謎の言葉を発した凛に、安室は首を傾げた。
しかし気にする事なく、ベッドサイド近くに椅子を用意をして腰掛けた。
「なななななななんで零さんが居るの!?」
「そんな事より、まずは・・・
はい。」
安室は持ってきていたトレーに置かれた土鍋からレンゲで粥を掬って少し冷ますと、凛に差し出した。
「?」
「何をしてるんだ?
早く口を開けてくれないと零れるぞ。」
「え、あの?」
「どうせ何も食べてないんだろ?
少しでもいいから胃に物を入れないと薬は飲めないし、風邪も早く治らない。」
「それは・・・あの、はい、わかってるんだけど・・・
トレーごとくれないの?」
「何を言っている。
早く口を開けるんだ。」
「え?え??
その零さんの息でフーフーしてくれたのを??」
「あーん。」
「ちょ・・・待って?」
「そうか・・・
俺から食べさせてもらうのはそこまで嫌なのか・・・
フッ、哀しいな・・・」
「!?」
「はぁ・・・俺の事が嫌いなのか・・・」
「そっそんな事っ!」
「なら・・・
口を開けて?
ほら、あーん・・・」
「あ、あーん・・・?」
その後、凛はすべてを安室から食べさせてもらい、食後のデザートであるプリンまでも食べさせてもらったのであった。
