Episode 21
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凛はポアロでの仕事の後、今朝の買い出しで来ていたスーパーに寄っていた。
「わー、お酒ってこんなにも種類あるんだ。
いつもセブルスかダンブルドア先生が持ってきたやつを飲んでたから、ここまで種類あるとは知らなかったなぁ・・・」
大量に並ぶ酒を目の前にして、凛はうーん・・・と唸った。
その時、背後から声を掛けられた。
「おや? 凛じゃないですか。」
聞いた事のある声に凛が振り返ると、そこには沖矢がカゴを片手に立っていた。
「あ、昴。」
「お酒コーナーでそんな唸り声を上げて、一体どうしたんですか?」
「それがさ、聞いてよ。
ちょっと気分転換に、たまには自宅でお酒でも飲もうかなーって思って買いに来たのはいいんだけど・・・
見て、種類がありすぎてどれが美味しいのかまったくわかんない。」
「なるほど・・・
ビールとかではなく、ウイスキーがいいんですか?」
「うん。
昴はそういうの詳しそうね。
どれが飲みやすいのか教えて?」
「そうですね・・・
飲みやすいものでしたら、スコッチ辺りですかね。」
「スコッチ・・・スコッチ・・・
あ、これか。」
凛がたくさん酒が並ぶ陳列棚からスコッチと書かれたボトルを見付けると、そのボトルに手を伸ばした。
「あとは・・・最近僕はバーボンにハマってますね。」
「バーボン?」
沖矢の言葉に、スコッチのボトルに伸ばしていた手はピタリと止まった。
組織内でその名のコードネームを持つ安室の姿が凛の頭の中に浮かび、心臓がドキッとした。
「えぇ。
比較的飲みやすいですよ・・・あぁ、これです。」
沖矢はバーボンのボトルを手に取ると、凛に手渡した。
沖矢に手渡されたバーボンのボトルは、先程手に取ろうとしていたスコッチのボトルより遥かにサイズが大きかった。
「わっ、結構な量ある!」
「でしたら、飲みに来ませんか?」
「昴ん家に?」
「えぇ。
ちょうどビーフストロガノフを作ってありますし・・・」
「えーーっっ
昴の手料理付きとか最高!!
行く行く!
何かウイスキーのおつまみ見に行こうよ!」
凛はバーボンのボトルを陳列棚に戻すと、満面の笑みで沖矢の手を引きながらつまみ売り場へと向かった。
(・・・確かに誘ったのは俺だが、凛はもう少し危機感を持つべきだと思う。)
自身の目の前をウキウキとしながら歩く凛に、沖矢は心底心配した。
