Episode 16
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しばらくして、凛の記憶を見た2人は、驚愕した表情のまま呆けていた。
「・・・というワケです。」
「確かに、彼女の記憶を見たからとはいえ・・・
すぐに信じられるものではないだろう。
しかし凛の言う事が事実である事は、この俺が証明する。」
「た、確かに信じられる事ではありませんが・・・
来葉峠の一件で、間違いなくタイヤがやられていたのが、一瞬で元に戻りましたし・・・」
「それに、彼女が私たちの目の前で消えたのも見たわ・・・」
キャメルとジョディは頷くと、再び凛に視線を移した。
そして、右手を差し出した。
「私たちもまだ名乗ってなかったわよね?
私はジョディ・スターリングよ。
よろしくね、凛。」
「自分はアンドレ・キャメルです。
よろしくお願いします。」
凛はそれぞれと握手を交わすと、ニコリと微笑んだ。
「・・・あら、とても可愛い・・・」
「ーーーーっっっっっ!?!?」
(・・・キャメルまで凛に惚れたか。
中々ライバルが多くて困ったものだ・・・)
凛の笑顔に落ちた2人に気付いた赤井は、すぐさま有希子に話しかけた。
「それより有希子さん、大丈夫ですか?
凛とショッピングへ出掛けると言っていましたが・・・
帰りの飛行機の時間を考えると、そろそろ出掛けた方がいいのでは?」
未だに凛の手を握って頬を染めて固まっているキャメルから素早くベリッと引き剥がすと、凛を有希子の前に優しく押し出した。
「わ!
もうこんな時間!
凛ちゃんとショッピングへ行ってその足で帰るわ!
じゃあね、新・・・コナンくん!」
有希子はコナンの頬に軽くキスを落とした。
その行動を見ていた凛は、ポツリと呟いた。
「・・・コナンくん、いいな。
美女からのキス・・・」
凛の呟きが聞こえた有希子は、彼女に勢いよく抱きついた。
「もーーーっ凛ちゃんったら!
可愛いんだから!
ほら、チューしてあげちゃう!」
「きゃーーーっ!
美女からのキスだーーーっ!
しあわせーーーっ!」
イチャイチャしている凛と有希子を見ていたコナンは呆れ顔になり、ジョディ、キャメルは微笑ましく見守り、赤井は(次からは俺も挨拶だと称し、凛の頬にキスするか・・・)と考えていた。
