Episode 16
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「ふ、降谷さん・・・
どうします?
追いますか?」
男に尋ねられた降谷は、冷静に指示を出した。
「我々の正体を知られた以上、これ以上の深追いは危険・・・
撤収してください。
上には僕の方からーーーー」
「なっなんだ!?
何者だ!!」
「赤井と一緒に居た女だ!」
「何!?
赤井と一緒に居た女だと!?」
受話口から聞こえた言葉に、降谷はすぐさま聞き返した。
突然何もない場所から現れた凛に対して、公安の男たちは一斉に銃口を彼女に向けた。
「あー・・・すみません。
銃は勘弁してください。」
凛は軽く両手をあげながら言うと、壊れた車両に身体を預けた男に視線を移した。
その男は脚に怪我を負ったようで、血を流していた。
「そこの人、ちょっと失礼。」
「な、何をする!?」
「その男から離れろ!
さもなければ撃つぞ!!」
凛が怪我をした男の方へ歩み寄ってしゃがんだ。
そして袖口から杖を取り出すと、呪文を唱えた。
『エピスキー(癒えよ)』
「!?
なっーーーー!?
これは一体・・・今 何をしたんだ!?」
怪我を負った男の傷は、一瞬にして綺麗に治った。
男は目を見開いて驚愕し、凛に問いただした。
それを無視した凛は立ち上がると、壊れた車両へと視線を移して杖を向けた。
『レパロ(直れ)』
凛が呪文を唱えた瞬間、壊れて破損していた車両は、すべて新車のように綺麗に直った。
「おい!?どうしたんだ!?」
受話口から降谷の焦った声が聞こえ、男は戸惑いながらも答えた。
「女がっ・・・
赤井と一緒に居た女が、怪我を負った者の傷を治し・・・
破損した車両を一瞬ですべて直しました!」
「何!?
凛さんか!!」
「ふっ降谷さん、この女をご存知で!?」
「変わってください!」
男は用心しながらも凛に向かって、スマホを差し出した。
差し出されたスマホをチラリと見た凛は、露骨に嫌な顔をした。
「・・・え、やだよ。
だって、その通話相手って零さんでしょ?」
凛は拒否をしたが、男は有無言わさぬ圧で彼女にスマホを差し出した。
渋々とスマホを受け取った凛は、耳に当てた。
「もしもーーーー」
「貴女は!!!
一体何やってんだ!!」
「声でっっっっっっっか!!!」
降谷のあまりにも大きな声に、凛は慌てて耳に当てていたスマホをめいいっぱい腕を伸ばして遠ざけた。
「ちょっと零さん、落ち着いてよ。」
「これが落ち着いてられるとでも!?
大体なんで凛さんが赤井なんかと一緒に居るんだ!? 」
「えーと・・・まぁ色々ありまして・・・
秀一とお友達なワケで・・・
そのお友達からのヘルプでここに居る・・・的な?」
「はぁぁぁぁぁぁ!?
しゅ、"秀一"だと!?」
「きゃー、零さんが怖いよー!
お詫びに壊した車両を綺麗に直しておいたから許して!
じゃ!」
「おい、待て!!
そこから動くなよ!?」
凛は降谷の最後の言葉を無視してスマホを男に投げ返した。
「これ、お返ししまーす。
ありがとうございましたー。」
そして、その場からさっさと姿くらましで消えた。
その後、工藤邸で凛の帰りを心配して待っていたコナンたちから、しっかりとお叱りを受けたのであった。
