Episode 16
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クラッシュさせた車の元へ戻ってきた赤井は、のうのうと戻ってきた赤井に呆気に取られている男たちに問い掛けた。
「大丈夫か?」
「あ、赤井・・・」
「悪く思わんでくれよ・・・
仕掛けて来たのはアンタらの方だし・・・
ああでもしなければ、死人が出かねぬ勢いだったからな。」
赤井はそう言うと、持っていた拳銃を男たちに差し出した。
「そこで提案だが・・・
アンタが持ってる携帯と、さっき発砲したこの拳銃・・・
交換してはくれないか?」
男たちは銃を構えて警戒しながらも、スマホを赤井に渡した。
「おい、どうした?
状況は!?
応答しろ!」
受話口からは、途切れた電話に向かって声を掛け続ける安室の声が聞こえてくる。
「久しぶりだな、バーボン・・・
いや、今は安室 透くんだったかな?」
(赤井、秀一・・・!)
「君の連れの車をオシャカにしたお詫びに、ささやかな手土産を授けた。
楠田 陸道が自殺に使用した拳銃だ。
入手ルートを探れば何かわかるかもしれん。
ここは日本・・・そういう事は我々FBIより、君らの方が畑だろ?」
「まさかお前・・・俺の正体を!?」
「組織に居た頃から疑ってはいたが・・・
あだ名が"ゼロ"だとあのボウヤに漏らしたのは失敗だったな。
"ゼロ"とあだ名される名前は数少ない・・・
調べやすかったよ、降谷 零くん・・・」
赤井に本名を呼ばれた安室は、愕然とした表情へと変わった。
「恐らく俺の身柄を奴らに引渡し、大手柄をあげて組織の中心近くに食い込む算段だったようだが・・・これだけは言っておく。
目先の事に囚われて、狩るべき相手を見誤らないで頂きたい。
君は、敵に回したくない男の一人なんでね。」
そして赤井は目を閉じると、静かに続けた。
「それと、彼の事は今でも悪かったと思っている・・・」
(ーーーー彼?)
隣で赤井の話を聞いていた凛は、その言葉に不思議そうな顔をした。
電話を終えた赤井は、持っていたスマホを男に投げ返した。
「よし、キャメル・・・
車を出せ。」
小さくなっていく男たちをしばらく見ていた凛は、赤井に視線を移した。
「・・・秀一、私 行ってくるね。」
「行くな。
今君があちらに行くのは危険だろう?」
「でも・・・
怪我してる人も居たよ?
組織は違えど、同じ目的がある者同士なら・・・
私は彼らも助けたい。」
赤井は凛の腕を優しく掴むと、彼女の美しいヘーゼルの瞳をジッと見つめた。
「・・・行くな、凛。」
凛は困ったように微笑むと、赤井の手に自身の手を重ねた。
「・・・ごめん。
これは私のわがまま・・・」
そして優しく赤井の手を離すと、車から飛び降りた。
「危ない!!」
ジョディは叫んだが、凛は飛び降りてすぐに姿くらましで消え去っていた。
目の前で突然姿が消えたのを見たジョディは、目を見開いた。
「今のは!?
シュウ!彼女は一体何者なの!?」
「・・・国は違えど、護るべきものの為に命をかける者だ。」
凛が消えた場所を見つめながら、赤井は答えた。
