Episode 2
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「コナンくん!
事故したって・・・大丈夫!?」
病院の治療室のドアが勢いよく開けられ、毛利 蘭と、その父の毛利 小五郎が入って来た。
「あ、蘭姉ちゃん!
ボクは大丈夫だよ!」
「ーーーたっく!
なんでオメーはいつも危ない事ばっか巻き込まれんだよ!
本当に大丈夫なんだろーな?
骨は折れてねぇのか?」
「おじさんも心配かけてごめんなさぁい。
骨も大丈夫だって、さっきお医者さんが話してくれたよ!」
その後、蘭と小五郎は、事故の経緯やコナンの怪我の具合など医者から聞いた。
そして一通りの話を聞き終えると、治療室から出た。
すると、治療室から出てすぐの所に凛が待っていた。
腰まであるロングストレートの黒髪、ヘーゼルカラーの大きな瞳、コナンと同様に至る所にはガーゼや包帯が巻かれているが、見える肌は色白。
そんな女を前にして、小五郎が放っておくはずがない。
「おっっ
なんて可愛いお嬢さん!!」
案の定、鼻の下を伸ばして目をハートにさせた。
そんな父親の姿に、蘭は呆れて溜息を漏らした。
「あ、凛さん!
凛さんも治療終わったんだね!」
「なんだ!?
こちらのお嬢さんはコナンの知り合いなのか!?」
すると、凛は小五郎たちに向かって勢いよく頭を下げた。
「私はコナンくんに事故から助けて頂いた神崎 凛と申します。
謝って済む事ではない事を重々承知しておりますが・・・
この度は、私のせいで大切なご子息に怪我を負わせてしまい、大変申し訳ございません!」
突然の謝罪に3人はキョトンとしたが、慌てて凛に頭を上げるよう言った。
「ボクなら大丈夫だから頭を上げてよ!」
「凛さん、頭を上げてください!
それに凛さんだって、傷だらけじゃないですか!」
「お嬢さんだって大変だったんだ!
そんな気にする事じゃねぇって!
あと、コイツは息子じゃなくて居候だ!」
「この傷は私が不抜けていた故に負った傷・・・言わば愚か者の象徴。
そんな私のせいで、こんなにもプリティな子に傷を負わせてしまうなんてーーーーくっっ!
神崎、一生の不覚!!」
その場で勢いよく土下座しようとした凛を、3人はさらに慌てて止めてなだめた。