Episode 18
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警察庁へ着くと、降谷に気付いた風見が向こうの方から歩いて来た。
「お疲れ様です、降谷さん。
ーーーー!?」
降谷の背後に立つ凛に気付いた風見は、視線を彼女と降谷の交互に移した。
風見の言いたい事がわかった降谷は説明した。
「風見・・・
彼女が魔女である事は話したよな?」
「え、えぇ・・・
しかし、そうだとはいえ何故彼女を?」
「彼女は開心術に長けている。」
「開心術?」
「つまり、相手の心を読み・・・記憶を覗く事が出来る。」
降谷がそこまで言うと、勘のいい風見はすぐに彼女がこの場に居る理由に気が付いた。
降谷は頷くと、凛を連れて目的の部屋へと向かった。
降谷はまず、主犯格に近い男が居る取り調べ室には向かわず、その隣の部屋に入った。
その部屋には、二人の公安刑事が居た。
降谷に気付いた二人は、すぐさま挨拶をした。
「お疲れ様です、降谷さん!」
「!?
その人は・・・」
「松原、大谷・・・彼女は大丈夫だ。」
降谷の一言で頷いた二人は、凛にも挨拶をした。
「来葉峠では、助けてくださりありがとうございました。
俺は松原 大輝です。」
「自分は大谷 隼人です。」
「来葉峠の時は偉そうにしてすみませんでした。
神崎 凛です。」
凛がニコリと微笑んで松原と大谷に挨拶をした。
その笑顔に松原と大谷は一気に頬を染めた。
凛は握手をする為に右手を二人に向かって差し出しそうとした時、降谷に名前を呼ばれてそちらへと振り向いた。
「・・・凛さん、ここからだとどうだ?」
大きなガラス窓の向こうにある取り調べ室には、男が一人無気力状態でパイプ椅子に座っている。
この部屋は、向こうの部屋からこちらの姿が見えないようマジックミラーとなっているのだろう。
その部屋から見えた男の姿は、横顔しか見えなかった。
凛はその男に向かって開心術をかけた。
しかし、見えた男の記憶は白い霧で覆われており、音声も映像も鮮明に現れなかった。
「・・・うーん、真横からじゃちょっと読みにくいな・・・
モヤがかかってて上手く映像化出来ない・・・
やっぱり私程度の開心術士じゃ、正面から目を見なきゃうまく開心術をかけれないや。」
「そうか。
なら、俺と一緒に取り調べ室へ向かおう。」
凛は頷くと、大谷と松原、そして風見に会釈してから降谷に続いて部屋から出て行った。
降谷と凛が出て行くと、松原と大谷は盛大な溜め息を漏らした。
「~~~はぁぁぁぁぁ、マジでチビりそう。
さっき降谷さんに目だけで殺されるかと思った。」
「松原もか・・・
さっき神崎さんに見惚れてた時だろ?
俺も殺されるかと思ったよ・・・」
「え、何・・・大谷も見惚れてたの?
俺ら、なんか降谷さんの機嫌損ねるような事したっけ?」
松原と大谷の会話を聞いていた風見は、口を開いた。
「お前らに忠告しておく。
神崎さんに惚れない方が身の為だぞ。」
「え、なんでっすか?」
「降谷さんが神崎さんに好意を寄せているからだ。」
静かに発せられた風見の言葉に、大谷と松原は食い入るようにして詰め寄った。
「!?
あの人、降谷さんの彼女なんですか!?」
「いや、まだお付き合いはしていないようだが・・・
降谷さんから直接は聞いていないが、降谷さんの数々の行動言動を見ている限り好意を寄せているのは確かだ。」
「マジっすか!!
もしかして・・・いつも愛おしげに撫でられてるネクタイピンの送り主ってーーーーっ!?」
「神崎さんだな。」
「でっでは、降谷さんがデスクで時折スマホを見ては目尻を下げて至極愛おしげに微笑んでいたのもーーーーっ!?」
「大谷、お前仕事中に何を見てるんだ。
まぁ・・・連絡の相手は神崎さんだろうな。」
「くぁぁぁぁっっっ
あの降谷さんについに春がっっっっ!!」
「おいっ松原!
こんな呑気にしてる場合じゃない!
他の者にもこの情報を急いで回せ!
必ず降谷さんのこの春を成就させるぞ!!」
「おう、あたぼーよ!!
すぐにグループLINE作るぜ!!」
「・・・お前ら、まずは目先の仕事を優先しろ。」
この日から公安部では、降谷の恋を応援&成就させよう隊が内密に結成されたのであった。
