Episode 16
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「確か・・・この小瓶の中に、赤井くんの一部を入れるんだったね?」
優作は魔法薬の小瓶の口を赤井の方へ傾けながら凛に尋ねた。
「はい。
髪の毛一本で十分です。」
凛が頷いたのを確認した赤井は、毛髪を一本抜くと、優作の手にある小瓶の中へ入れた。
優作は小瓶を軽く振りながら、毛髪が溶け切ったのを確認した。
「あの・・・それすっごく不味いんで、心して飲んでくださいね?」
「わかった。
では、頂くとしよう。」
優作は小瓶を軽く持ち上げて微笑むと、一気に中身を喉へ流し込んだ。
その様子を、凛やコナンたちは心配げに見守る。
「ふむ・・・これは中々未知なる味だ。」
「・・・おい、父さん。
大丈夫なのかよ?」
「あぁ、大丈夫だ。
確かに例え難い味だが、身体にはなんら問題ない。」
ウインクしてみせた優作に、コナンと有希子はとりあえず安堵の息を漏らした。
すると、次第に優作の姿に変化が現れた。
そして、ものの数分で優作の姿は、赤井の姿へと完全に変わったのだ。
「すげ・・・」
「あなた・・・姿が秀一くんそのままよ・・・」
手鏡を見て確認した優作は、自身の頬を撫でながら感嘆の声を漏らした。
さらに掛けていた眼鏡を取ったり掛けたりして、視力が良くなった事を確認する。
「ほぅ・・・
これは中々素晴らしい。
本当に赤井くんそのものだな。
視力もバッチリだ。
あとは、この姿に有希子に沖矢くんの変装を施してもらえば・・・完璧に沖矢くんだな。」
「このポリジュース薬は、私が改良したものなので、効果はだいたい4時間くらい持ちます。
万が一の為に、もう一瓶持っておいてください。」
凛はつい先程作っておいた赤井の毛髪入りのポリジュース薬の入った小瓶を、もう一本優作に手渡した。
その小瓶を受け取った優作は、ポケットに入れた。
「ありがとう。
この素晴らしい魔法を、是非とも次回作へ取り入れたいくらいだよ。」
笑って話す優作に、凛も自然に微笑んだ。
そしていくら考えても答えが出なかった凛は、赤井に視線を移した。
「・・・それで?
どうして私は呼ばれたの?」
「凛は俺と来てもらいたい。」
「秀一と?」
「俺の仲間であるキャメルとジョディが、俺の生存説に勘づいたようだ。
それを確かめる為に、俺が死んだとされる来葉峠に向かうようだ。」
「・・・わかった。
私たちもそこへ行くのね。」
「そうだ。
では、行こうか。」
赤井と共に玄関から出て行こうとした凛を、コナンが呼び止めた。
凛はコナンの目線の高さに合わせてしゃがむと、どうしたのかと尋ねた。
「・・・気を付けてね?」
「うん、ありがとう。
コナンくんたちもね?」
コナンと優作、有希子が頷いたのを確認した凛は、軽く手を振って玄関から出た。
