Episode 15
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「え!?
蘭ちゃんのお母様が!?」
今朝、ポアロから出た凛は、毛利探偵事務所から階段を慌てて駆け下りてきた蘭とコナンにどうしたのかと問い掛けた。
聞けば、蘭の母である妃 英理が仕事先で体調を崩して病院へ運ばれ、手術をするらしい。
母親の急な出来事に、蘭は不安と恐怖に押し潰されそうで、冷静さを欠いているようだった。
「凛さん・・・
私っ・・・」
「大丈夫だよ、蘭ちゃん。
お母様はきっと大丈夫だから、落ち着いて。
良ければ私も一緒に行ってもいい?」
「えっ、でもポアロは・・・」
「今日はマスターのシフトミスで、何故かマスターと梓ちゃんと私の三人シフトで人数が多かったの。
だから、ちょうど私がお休みになったから大丈夫。」
「凛さん・・・
ありがとうございます!
父に電話が繋がらなくて、とても不安だったんです!
一緒にお願いします!」
凛は頷くと、すぐさまタクシーを捕まえて英理が運ばれた杯戸中央病院へと向かった。
杯戸中央病院に着くと、英理は手術中だった。
不安気な面持ちでベンチに掛けている蘭の背中をコナンと共に優しく撫でながら、凛は英理の手術が無事に終わる事を祈った。
数時間後ーーーー
手術室からベッドの上で寝た状態で運ばれて来た英理は、そのまま病室へと移送された。
主治医から話を聞いた蘭たちは、英理が倒れた原因の病の名は虫垂炎であった事を知った。
そして手術は無事に終わり、麻酔が切れれば面会も可能である事を聞いた蘭たちは、ホッと胸を撫で下ろした。
「良かったぁ・・・」
「本当に良かったね、蘭ちゃん。」
目に涙を浮かべて安堵する蘭を、凛は優しく抱きしめた。
さらに数時間後、麻酔が切れた英理は無事に目を覚ました。
「本当にびっくりしたんだから、お母さん!」
「まさか私も虫垂炎になっていたなんて・・・
まったく気付かなかったわ。」
「もー・・・笑い事じゃないわよぉ・・・」
困ったように笑う英理に、蘭は泣きながら文句をぶつけた。
「おばさん、もう大丈夫?
痛くないの?」
「もう大丈夫よ。
コナンくんも来てくれてありがとうね。
それで・・・えっと、さっき飲み物を買いに行ってくれた方はどなた?
蘭のお友達?」
英理が目覚めた時、飲み物を買いに病室から出た凛の事を蘭は話した。
「そうよ。
さっきの人は、神崎 凛さんって言うの。
毛利探偵事務所の下のポアロの従業員で、いつも何かとお世話になってるの。
今回もちっとも連絡のつかないお父さんとは違って、すぐに一緒に病院へ向かってくれて、ずーっと私に着いててくれたんだから。」
「そう。
今度何かお礼をしないといけないわね。」
するとその時、廊下の方から大声で英理の名前を呼びながら騒がしく走る音が聞こえてきた。
「英理ィィィィィ!!」
病室のドアを勢いよく開けられた先には、額に汗を滲ませ、顔面蒼白とさせた小五郎が居た。
「何なのよ、騒々しい・・・」
「何って・・・
お前、手術を・・・」
「虫垂炎よ!
とっくに手術は終わって麻酔が切れて、今 起きた所よ。」
「何だ、盲腸かよ・・・」
「何だ、じゃないわよ!
携帯切って、どこで何やってたのよ!?」
「どーせ、競馬か麻雀かパチンコなんでしょ?」
蘭と英理に咎められた小五郎は、慌てて言い訳をした。
「ば、馬鹿・・・
俺はちゃんと仕事を・・・」
「パチンコなんじゃない?
だって、おじさんの服・・・
上着のお尻の所に変なシワが付いてるよ?
それって長い間ずーっと椅子に座ってたって事だよね?」
その後、小五郎はコナンによって携帯の電源を切ってたのは、ひどい騒音の場所にいる為聞こえないからという事や、小五郎の靴の紐の間に、パチンコ玉が挟まってると指摘された。
もちろん英理からジト目で咎められた小五郎は、あろう事かなんとデリカシーのない発言をしてしまった。
その発言が英理の逆鱗に触れ、病室から追い出されてしまった。
