Episode 2
夢小説設定
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ここが何処なのかわからないーーーー
何故私がここに来たのかもわからないーーーー
どうやって来たのかもわからないーーーー
実家に姿くらましが出来なかったという事は、おそらく日本魔法省、マホウトコロやホグワーツも存在しないーーーー
知らない場所ーーーー
知らない街ーーーー
知らない日本ーーーー
知らない世界ーーーー
そもそもここに居る私は、本当に"私"なのだろうかーーーー
だって私は確かに死んだはずーーーー
ならば、今ここに居る"私"は一体誰だーーーー?
「ーーーー危ない!!」
けたましく鳴り響くブレーキ音と、危険を知らせる大声に、凛はハッと我に返った。
凛の目の前には、大型トラックがこちらに向かって勢いよく走って来ていた。
凛はいきなりの事に驚き、咄嗟に判断が出来ずに呆然と立ち尽くしてしまった。
次の瞬間、凛の真横から強い衝撃が走った。
そして、その後すぐに身体を道路に打ち付け、そのまま転がるような感覚が身体中を襲った。
凛は何事だと言わんばかりの表情で、しばらく道路に寝転んだままだった。
「お姉さん、大丈夫!?」
自身の隣から聞こえた無事を確認する声に、凛はそちらへ視線を移した。
そこには凛と同じように、身体中や顔に擦り傷をつくった眼鏡をかけた小さな少年が居た。
「・・・大丈夫だよ。」
凛はハッと覚醒すると、ゆっくりと起き上がった。
小さな少年は安堵したのか、嬉しそうに笑った。
「良かった!
お姉さん、さっき居眠り運転の大型トラックに轢かれそうだったんだよ。
お姉さんは気付いてなさげだったから・・・」
「そう・・・
ごめんなさい。」
凛は眉を下げて謝った。
そして、小さな少年の顔や身体中に出来た擦り傷を痛ましげな表情で心配した。
「ボウヤが私を助けてくれたのよね?
こんなにもたくさん傷付けてしまってごめんなさい・・・」
「ボクは大丈夫だよ!
あ、ボクの名前は江戸川 コナン!
お姉さんの名前は?」
「私は神崎 凛よ。
助けてくれてありがとう、コナンくん。」
その後、事故現場に救急車や警察車両がやって来て、凛とコナンは病院へと搬送された。