Episode 13
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凛は隣で突然冷や汗を流し、スマホ画面を凝視して動かなくなった風見を心配した。
そして風見の顔を覗き込んで、ソッと手を風見の額の方へ差し出した。
「飛田さん?
顔色がとても悪いようですが・・・大丈ぶわぁ!?」
凛は突然勢いよく後ろへ身体を引かれた。
その為バランスを崩して後ろに倒れ込んだが、背中は柔らかい何かに当たり、痛みは襲ってこなかった。
凛は慌てて何事かと振り返り、背中に当たったものを確認した。
そこには、グレーのスーツを身に付けた降谷がにこやかな笑顔で足を組んで座っていた。
「・・・あ、透さんだ。」
凛が発した人物の名前に、風見はビクゥッと全身を揺らした。
「ホー・・・風見。
こんな所で呑気にサボりか?」
そして聞こえてきた降谷の声に、一瞬にして滝の如く冷や汗を流した。
「そういえば君のデスクに仕事が溜まっているぞ。
早急に片付けた方が賢明だと思うんだがな。」
「すすすすすす直ぐに戻ります!」
風見は素早くベンチから立ち上がると、瞬足で警察庁へと向かった。
警察庁へ戻る途中で振り返って凛と降谷の座るベンチが気になり、こっそりと振り返って見た。
すると、そこには生チョコの刺さったピックを持つ凛の手を掴んで、自身の口へと運んでいる降谷の姿があった。
(・・・そう言えばさっき、神崎さんの前では安室という男を演じていなかった・・・
やはり降谷さんにとって、彼女は特別な存在なのだろうか?)
風見は疑問に思いながらも急いで警察庁へと戻った。
「風見さん!
降谷さんがドス黒いオーラを纏いながら般若の顔で、風見さんのデスクに大量の仕事を置いてましたよ!」
「窓から外を眺めていた後、突然鬼の形相になってましたよ!」
「風見さんのデスクに大量に仕事置いた後は、光速並の速さで出て行きました!
何かしたんですか!?」
風見は自分のデスクの上に山程置かれた仕事に、心の中で涙を流した。
ちなみに、公園でのやり取りーーーー
「何故、凛さんが風見と一緒に居たんだ?」
「風見?
飛田さんじゃなくて?」
「飛田は風見の偽名だ。」
「あ、そっかぁ。
なんか見た事のある人だなぁと思ってたら、零さんの記憶覗いた時に見えた零さんの部下さんか。」
「まったく・・・
それで?何をしていたんだ?」
「よくぞ聞いてくれました!
この幻の生チョコを風見さんが買ってくれたんだよ。
それで半分こしようとしたんだけど、風見さんの分のピックを落としちゃってね。
だから、私の分のピックで食べさせようとしてたんだ。」
「はぁ?
なんで風見が凛さんに生チョコを買うんだ。
言ってくれれば、俺が買ったのに。
とにかく、それ 俺に頂戴。」
「食べたいの?
零さんもお疲れだもんね、あ~ん。」
「ん、うまい。」
「まだまだあるよ~。
いっぱいお食べ~。
あ、この生チョコ作った人の名前・・・あのクレープ屋台の店主さんだ。」
「クレープ屋台?」
「うん。
結構前にね、すんごいインパクトのある名前のクレープ売ってる屋台があってさ。
苺と苺が結婚したのにラズベリーに浮気するの。」
「何だそれ。」
