Episode 12
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ダンブルドアからハリーに閉心術を教えるよう言われた凛とスネイプは、交互でハリーに教えていた。
凛とは違ってスネイプはスパルタだった為、ハリーは早々に嫌気がさしていた。
そのハリーをなんとか宥めながら教えていた凛。
そんなある日、ハリーはスネイプが放った開心術を跳ね返し、スネイプの記憶を覗き見てしまった。
ハリーの父親であるジェームズに虐められているスネイプの姿を見てしまったハリーは、ひどく動揺していた。
『出て行け・・・
貴様に教える事など、もう何もない・・・
ーーーー今すぐに出て行け!』
記憶を見られたスネイプは激怒し、近くに置いてあったゴキブリの死骸が入った瓶を掴むと、凛の静止も聞かずハリーに向かって投げ付けた。
ハリーは慌てて扉を開けて出て行き、ゴキブリの死骸が入った瓶は扉に当たって割れた。
中身が散乱したのを見た凛は、絶叫しながら扉をブチ破って出て行った。
しかししばらくして戻って来た凛は、杖を振って散乱したゴキブリの死骸を瓶に集めると、机に両手を付いて項垂れているスネイプの背中を優しく撫でた。
死骸が散乱する場面を眉間に皺を深く刻んで見ていた凛に、降谷は尋ねた。
「凛さんがアレを苦手なのは、これが原因なのか?」
「え、んーん・・・
私が学生だった頃にアレがトラウマになった理由があったんだけど・・・
何故か原因はちゃんと思い出せなくて。
でも身の毛がよだつ程にアレは嫌いなのよ。
純粋に気持ち悪い。」
場面は校長室へと変わった。
『2人ともついにこの時がやって来たようじゃ。
儂は今からハリーと共に分霊箱の捜索へ出掛ける。
セブルスはここでしっかりと闇の帝王の信頼を得なければならぬ。』
『わかっております。』
スネイプの答えにダンブルドアは頷いた。
『今夜じゃ。
今夜、ドラコは儂を殺そうとするじゃろう。』
『私が何としてでも阻止してみせます。』
『リン、ありがとう。
じゃが、その必要はない。
・・・セブルス、わかっておるな?』
『・・・はい。』
ダンブルドアが何を言いたいのかがわかった凛は、すかさず声を荒らげた。
『なーーーーっ!?
失礼ですが、ダンブルドア校長!』
『どうしたのじゃ、リン。』
『私は、貴方のお陰で今もこうして生きていられます。
その事に関しては、感謝してもしきれません。
だから私は貴方の命令ならばなんだって受けて来ました!』
『儂は十分に感謝しておるよ、リン。』
『違う!貴方に感謝して欲しいとかじゃない!
ダンブルドア校長は酷い!
これは・・・あまりにも酷すぎます!
貴方はセブルスを何だと思っているのですか!?』
『リン、止めろ。』
隣に立つスネイプは、凛の肩に手を置いて制止の声をかけた。
しかし、凛は構わず続けた。
『ドラコの代わりに、セブルスに貴方を殺せと仰りたいのでしょう!?』
『・・・そうじゃ。』
『貴方は、セブルスなら魂を引き裂かれても良いと仰るのですか!?』
『そうは言っておらぬ。
ただ、これは仕方がない事なのじゃよ。』
『貴方は!
どこまで彼を苦しめれば気が済むのですか!
彼が死喰い人を抜けて、貴方の味方になっている理由を聞きました・・・
彼の贖罪はもう十分じゃないですか・・・』
『リン、君の言いたい事はよくわかっておる。
じゃが・・・ヴォルデモートの分霊箱の1つであったマールヴォロ・ゴーントの指輪にかけられていた呪いによって、儂の身体はもう長くはない。
儂がこのまま呪いで死ぬより、セブルスが儂を殺す事が何より重要なのじゃよ。』
『ならっ その役目は私がーーーーっ』
『これはセブルスでないとダメなのじゃ。
そうする事で、彼は闇の帝王のより強い信頼を得られるのじゃ。』
『でもーーーーっ』
『リン、これはもう決まった事じゃよ。』
ダンブルドアの言葉に凛はそれ以上何も言えず、そのまま勢いよく校長室から出て行った。
凛が魔法薬学の教室で泣いていると、スネイプがやって来た。
凛の足元に跪くと、彼女の目から零れ落ちる涙を親指で優しく拭う。
『・・・リン、泣くな。』
『・・・ひっく、だって・・・
こんな事っ酷すぎるよ・・・っ!』
『私は大丈夫だ。』
『セブルスはっ いつも自分の事より他人の事ばかりでっ!
自分を少しも大事にしない!』
『それは、君も同じだろう?
今も君は私の為にダンブルドアに怒り、泣いている。』
『ーーーーっ』
『リン、この戦いが終わり・・・
この世に平和が訪れた時・・・どうか、私の話を聞いて欲しい。』
『・・・わかった。
だから必ず生きて・・・』
『君がそれを望んでくれるなら・・・』
