Episode 12
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1年目ーーーー
ハリーがホグワーツに入学して来た。
父親に似た容姿、母親に似た瞳を持つハリーに、凛とスネイプは目が離せなかった。
スネイプがジェームズに虐められていた腹いせに、ハリーを八つ当たりするのを窘める凛。
闇の魔術に対する防衛術の教授であるクィリナス・クィレルが、ハリーの命を狙っているのを知った凛とスネイプは、必死にクィレルを妨害しながらハリーを助けていた。
ハリーと仲良くしている2人の生徒に、スネイプが諸悪の根源だと噂されているのを知った凛は、スネイプの自室で地団駄を踏みながらひどく憤慨していた。
そしてクィレルの頭に宿したヴォルデモートを目の当たりにして、闇の帝王が不完全ながらも復活した事を知った。
2年目ーーーー
この年やって来た闇の魔術の防衛術の新たな教授であるギルデロイ・ロックハートに、しつこく迫られて逃げている凛。
そのロックハートを様々なやり方で蹴散らすスネイプ。
次々に石にされていく者たちに、何も出来ない歯痒さから苛立つ凛。
それでも陰ながらスネイプと共に、ハリーを護っていた。
時にお互いの怪我を治療し、慰め合っていた。
3年目ーーーー
久しぶりに再会する事が出来たリーマスと喜んでハグをしている凛。
リーマスの脱狼薬を、スネイプと交互に調合する凛。
スネイプがリーマスに『今月の脱狼薬だ。』と言いながら、まったく関係のない激辛な液体を渡そうとしてるのを怒る凛。
アズカバンから脱獄して来たシリウスを、リーマスと共に庇う凛。
シリウスの無罪を証明出来た事で喜ぶ凛。
もちろん、この年も凛はスネイプと共にハリーを護っていた。
4年目ーーーー
炎のゴブレットからハリーの名前が出て来て、動揺を隠せない凛とスネイプ。
ハリーを直接的に助ける凛と、陰ながら助けるスネイプ。
過酷な課題をこなす度に傷だらけになるハリーを、心から心配している凛。
1人の生徒の死によって、ヴォルデモートが完全に復活した事を知る。
そして、この頃からスネイプはダンブルドア側とヴォルデモート側のダブルスパイとなった。
「この時のセブルスって光と闇のダブルスパイで、なんだか零さんみたいでしょ?」
「凛さんも彼もすごいな・・・
護るべき者の為に・・・」
「ふふ、それは零さんも同じだよ。」
5年目ーーーー
凛はダンブルドアとスネイプに連れられて不死鳥の騎士団本部へ行き、正式な仲間入りをした。
闇祓いの仲間であるニンファドーラ・トンクスや元闇祓いに属していたアラスター・ムーディと握手を交わし、シリウスやリーマスとは嬉しそうにハグをしていた。
魔法省からやって来たドローレス・アンブリッジが、ホグワーツ内を掻き乱した。
生徒たちを一方的に苦しめる校則や体罰に耐えれなかった凛は、アンブリッジにことごとく突っかかり、そしてその度に思いっきり頬を叩かれていた。
スネイプの自室であまりの理不尽さにひどく憤慨している凛を、スネイプが何度も宥めていた。
アンブリッジがハリーにひどい体罰をした際には、ブチ切れた凛がアンブリッジを氷漬けにしそうになり、謹慎処分を受けて自室から出る事を禁じられていた。
それでもこっそり自室を抜け出しては、陰ながらアンブリッジの手からハリーを出来るだけ護っていた。
魔法省の神秘部へ向かったハリーたちを追い掛けて来た凛は、ヴォルデモートの配下であるベラトリックス・レストレンジと激しい攻防をしていた。
『アンタが噂のお嬢ちゃんかい?
なんでも化け物らしいじゃないか・・・
ハッ、この魔族の恥さらしが!!』
『ベラトリックス・レストレンジ!
お前ごときに負けはしない!』
『生憎、私の狙いはアンタなんかじゃないんでね!』
ベラトリックスが放った魔法は、凛を通り過ぎて後ろに居たシリウスに当たった。
攻撃の当たったシリウスは、その背後にあった死のアーチに倒れ込み、死体も残さず完全に消滅してしまった。
『ーーーーシリウス!』
『キャハハハハ!
しーんだ、死んだ!
シリウス・ブラックが死んだ!!』
高らかに笑い声をあげてその場から去ったベラトリックスを、ハリーが追い掛けた。
シリウスを追って死のアーチへと手を伸ばす凛を、必死にリーマスが抑えている。
そしてこの年、ヴォルデモートの復活は魔法界全域に知れ渡る事となった。
6年目ーーーー
凛は、スネイプがドラコ・マルフォイの母親であるナルシッサと破れぬ誓いを結んだ事に対して、ひどく怒っていた。
『どうしてそんな事をしたのよ!?』
『死喰い人としての信用を得る為だ。
今ここでスパイだとバレるワケにもいくまい。』
『だからと言って、わざわざ破れぬ誓いなんてーーーー』
『それに・・・
子を想う母の気持ちも、少しはわかるつもりだ。』
『~~~~っ
セブルスのヴァァァァカ!!
ハゲろ!毛根からすべて抜け落ちてしまえ!!』
スネイプに罵倒しながら、凛は勢いよく自室から走り去ってしまった。
「破れぬ誓いってね、結んだ誓いを破ったらその人は死んじゃうの。
ヴォルデモートがさ、ドラコにダンブルドア校長先生の殺害を命令してね。
ドラコにはそんな事出来ないのに・・・
だから母親のナルシッサが、セブルスに破れぬ誓いを使ってまで頼んだの。
ドラコを支援し、何がなんでも護るようにって・・・
もしこれが失敗していたら、セブルスはこの時に死んでいたかもしれないのに・・・」
("この時に死んでいたかもしれない"・・・
つまり、彼はもう・・・)
凛の話を聞いた降谷は、最後の言葉である程度先の事を察してしまい目を伏せた。
