Episode 11
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「でも、スゲーなお前・・・」
「あのレシートの暗号を見て来てくれたんですよね?」
元太と光彦の言葉に、安室は首を傾げた。
「あぁ・・・
猫の首輪に付いていた妙なレシートなら、風に飛ばされて見付けられなかったよ。
ここを通り掛かったのは、たまたまさ。」
「なんだー・・・」
「じゃあさ、探偵のお兄さんも博士ん家でケーキ食べる?」
歩美のまさかの誘いに、コナンは慌てて止めようとした。
その言葉に安室は阿笠邸を見上げた。
「へー、ここが噂の阿笠博士の・・・
でも今日は遠慮しておくよ。
凛さんを送って行かなきゃいけないからね。」
「え!?
凛姉さんも帰っちゃうの!?」
歩美は眉を下げてRX-7の助手席に座る凛を見た。
RX-7の助手席の窓からひょっこりと顔を出した凛は、歩美たちに向かって軽く手を振った。
「せっかく誘ってくれてたのに、ごめんねー・・・
荷物取りに公園に戻らなきゃだし、今日はそのまま帰るよ。
あ、その服はいつでもいいからねー。」
凛がそう言うと、コナンはひどく焦った表情で彼女を見た。
そしてコナンの背後に隠れていた灰原は、安室の事を鋭い目付きで睨んでいる。
(・・・うん、あの2人が言いたい事はなんとなくわかるけど・・・露骨すぎないか?)
そんな凛の心境など知らない安室は、運転席に乗り込むとゆっくりと車を発進させた。
公園のベンチに放置されていた凛の荷物を回収し、しばらく車を走らせていると安室が口を開いた。
「・・・助けに行くのが遅くなってしまって、すまなかった。」
「え?
零さんは十分早かったよ?」
「だが、アイツが凛さんに・・・」
自分がもう少し早くあの場所に行けていれば、凛があの男に掴まれる事はなかっただろう。
あの男に恐怖を与えられる事はなかっただろう。
凛を怖がらせた、襲おうとしたあの男が憎い。
ーーーーそう思うのは何故?
安室はハンドルを握る手に力を込めた。
「零さん?」
それ以上何も言わなくなった安室に、凛は首を傾げた。
凛の声にハッと我に返った安室は、何でもない・・・と答えた。
凛のマンションに着いて車を停めた安室は、彼女の両手を自身の両手で包み込んだ。
いまだひんやりと冷たい彼女の手が、自身の体温を奪っていく。
「・・・まだ冷たい。」
「そう?
零さんが上着貸してくれたから、もう随分と暖まったんだけど。」
「本当に大丈夫か?」
「うん。
私って元々杖なしでも氷系の魔法使えるからか、寒さには強い方なんだよ。」
凛は目の前で心配そうに目を伏せている安室の顔を覗くようにして見た。
「それに零さんが早く来てくれたからね。
お陰で子どもたちの前で魔法を使わずに済んだよ。
あの子たちの記憶を消すのはしたくなかったからさ。」
「そうか・・・」
安室はフッと微笑んだ。
ーーーーーーーーーー
「てか、零さん・・・
絶対あの人の肋、折ったでしょ?
ベキッて聞こえたんだけど・・・」
「・・・さぁ?
何の事かわからないな。」
