本作のヒロイン オペラップの本名
交際スタートした日
ヒロインの名前
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※付き合いたてのふたり。微エロです。苦手な方はご注意ください!
ライブが終わり、ホークスと歌織は正式に交際を開始することになった。
今日はおぺら食堂の定休日だ。
ホークスにこの後の予定を確認してみると、どうやら今日は一日オフにしてきたのだという。
「……えーと、じゃあ、とりあえず私ヒーロースーツ着替えてきたいな。ホークスは? 着替え持ってきてる?」
「ええ! ばっちり持参してます!」
準備万端なホークスに、歌織は思わずくすりと笑ってしまう。
「じゃあ……一度私の家行ってもいいかな? 着替え持ってきてなくて」
「もちろん! 俺もご一緒していいんです?」
「いいよ〜! おぺら食堂の3階に自室があるの。もう地元の人みんな知ってるから、プライバシーもなんもないわ」
あっけらかんと笑う歌織。
だが、ホークスの雰囲気が一瞬で一変した。
「……そんな不用心な。俺以外にペラペラ喋ってないでしょうね?」
ふっと声のトーンを落とし、静かに怒りを滲ませるホークス。その低く圧のある声に、歌織は背筋を跳ねさせた。
「……えっ、し、してないよ? 流石に自分から言いふらしたりしないよぉ……」
しどろもどろになりながら必死に否定する歌織。
(……ったく、危機管理能力どげんなっとーったい? 自分の立場ば考えたら、男ば自室に招くとがどれだけ危険か分かりそうなもんやろう……)
「……まぁ、それならいいんすけど」
内心のモヤモヤを押し殺し、ホークスはハァとため息を一つ吐いた。
「さて、では俺がお送りしても? 歌織さん?」
ホークスは両腕を広げて微笑んで見せる。
「……えっ、また抱っこですか??」
一瞬で顔を赤くする歌織に、ホークスはニコニコと頷いた。
「ええ! その方が早いでしょう?」
「うーん……」
歌織は少し唸って考え込む。遠方の福岡からわざわざ来てくれた彼の負担を考えると、少しでも体力を温存させてあげたい。
(……まぁ、タイムロスは少ないに越した事ないよねぇ)
歌織は意を決すると、ホークスの広げた腕の中にすっぽりと収まり、消え入りそうな声で呟いた。
「……で、では、お願いします……」
(……やばか。素直であいらしすぎる……っ)
あまりの愛おしさに胸を撃ち抜かれながら、ホークスは歌織をひょいと横抱きにすくい上げ、ふわりと大空へ舞い上がった。
◇
2回目の空中散歩は、歌織にとって非常に居心地の悪いものとなった。
何と言っても、恋を自覚し、両片思いを経て付き合ったばかりの相手に密着して抱き抱えられているのだ。
肌から直接伝わる高い体温、すぐ近くにある整った顔立ち。
歌織の心臓は胸から飛び出してしまうのではないかと思うほど激しく跳ね続け、顔がカッと熱くなっていくのを嫌でも実感させられる。
(……前回は急に浮かんで怖かったけど、今日は別の意味で心臓が……持たないよおお!!)
視線をどこに送ってもホークスの姿しか視界に入らず、刺激が強すぎて歌織は一人で狂いそうになっていた。
◇
あっという間におぺら食堂の3階——歌織の自室前に降り立ったホークスは、ようやく抱えていた歌織を優しく地面へ下ろす。
「……送ってくれて、ありがとう」
ぽつりとお礼を言った歌織の頬は、今だに真っ赤に紅潮したままだ。
「お安いご用です」
ホークスがそう答えると、歌織はカギを取り出して扉を開けた。
「じゃ、あの……家入って? 大したおもてなし出来ないけど、ホークスも着替えて待っててよ」
「……いいんですか? そんなに男を簡単に家に入れて?」
ホークスが問い返すと、歌織はきょとんとしてから、ふふっと小さく笑ってみせた。
「……ふふ。私だってプロヒーローですからね! 対人格闘術には自信があるし、そう簡単に相手取れると思わないことよ!!」
何故かそれを自分への「挑戦状」と受け取り、熱く意気込んで返す歌織。
そのあまりにも隙だらけで無警戒な姿に、ホークスの理性の沸点が、ついにパチンと音を立てて弾けた。
バタンッ、ガチャリ。
玄関に入った瞬間、鍵を閉めたかと思うと、ホークスは一瞬で間合いを詰めた。
逃げる間も与えず、歌織の両腕を掴んで壁際へ押し付ける。
「……っ!? は、はや……っ」
「残念でしたね? 俺の勝ちです」
耳元で囁かれた低く甘い声に、歌織は「ん……っ」と思わず甘い声を漏らしてしまった。
自分に挑み、こうして簡単に捕まって甘い声まで上げる彼女の不用心さに、ホークスの胸の奥で苛立ちと加虐心が激しく渦巻いた。
(……こん人、ほんなこつ分かっとらんな。
俺がどれだけ我慢しとーとか……)
「……ねぇ、もしかして誘ってます?」
ホークスは歌織の目を真っ直ぐ見つめ、逃げ場を塞ぐように迫る。
「……そ、そんなつもり、ない、です……」
まるで蛇に睨まれたカエルのように、大人しく固まるしかない歌織。その反応が、ますますホークスの加虐心を煽り立てる。
ホークスは再び歌織の耳元へ口を寄せると、その白く柔らかな耳筋に沿って、熱い舌をゆっくりと這わせた。
「!? ふ、やぁぁ……っ」
たまらず甘く上擦った声が歌織から溢れ落ちる。
しばらくの間、その敏感な耳元を舌と吐息でじっくりと愛撫してから、ホークスはようやく歌織の腕を解放した。
「ごちそーさま。あんま不用心だと、ほんとに食べられちゃいますよ?」
ホークスは舌をぺろりと出して、妖しく危険に微笑んで見せる。
歌織は真っ赤になった耳を押さえ、小さくなって答えた。
「気をつけます……」
◇
歌織がベッドルームで着替えに入る間、ホークスは洗面所で着替えを済ませることにした。
生活感の漂う彼女のプライベート空間の真ん中で、ホークスは頭を抱えてガバッとしゃがみ込んだ。
(……っ〜〜〜〜!! やっちまった……!!)
両手で顔を覆い、深々と溜息をつく。
(付き合うたばっかりんタイミングで、何焦っとーったい俺は……!
余裕んなか男にしか見えんちゃろ、こげんと……かっこ悪か……っ)
必死に冷静さを取り戻そうと、洗面所の鏡に向かって一人で頭を抱えるホークスだった。
◇
一方、ベッドルームに入った歌織は、一人きりになった瞬間に膝から崩れ落ち、ズルズルと床へへたり込んだ。
「……あんなみっともない声出しちゃった……は、恥ずかしい……消えたい……っ!」
両手で真っ赤になった顔を覆い、悶絶する歌織。
……だが次の瞬間、耳元に残る熱い感覚と、彼が見せた男の顔を思い出し、胸が激しく高鳴った。
「……でも、ホークス……あんなにカッコよかったのか……!?」
普段の飄々とした雰囲気とはギャップがありすぎる「男」の色気と強引さに、心底ノックアウトされて身もだえする歌織なのだった。
ライブが終わり、ホークスと歌織は正式に交際を開始することになった。
今日はおぺら食堂の定休日だ。
ホークスにこの後の予定を確認してみると、どうやら今日は一日オフにしてきたのだという。
「……えーと、じゃあ、とりあえず私ヒーロースーツ着替えてきたいな。ホークスは? 着替え持ってきてる?」
「ええ! ばっちり持参してます!」
準備万端なホークスに、歌織は思わずくすりと笑ってしまう。
「じゃあ……一度私の家行ってもいいかな? 着替え持ってきてなくて」
「もちろん! 俺もご一緒していいんです?」
「いいよ〜! おぺら食堂の3階に自室があるの。もう地元の人みんな知ってるから、プライバシーもなんもないわ」
あっけらかんと笑う歌織。
だが、ホークスの雰囲気が一瞬で一変した。
「……そんな不用心な。俺以外にペラペラ喋ってないでしょうね?」
ふっと声のトーンを落とし、静かに怒りを滲ませるホークス。その低く圧のある声に、歌織は背筋を跳ねさせた。
「……えっ、し、してないよ? 流石に自分から言いふらしたりしないよぉ……」
しどろもどろになりながら必死に否定する歌織。
(……ったく、危機管理能力どげんなっとーったい? 自分の立場ば考えたら、男ば自室に招くとがどれだけ危険か分かりそうなもんやろう……)
「……まぁ、それならいいんすけど」
内心のモヤモヤを押し殺し、ホークスはハァとため息を一つ吐いた。
「さて、では俺がお送りしても? 歌織さん?」
ホークスは両腕を広げて微笑んで見せる。
「……えっ、また抱っこですか??」
一瞬で顔を赤くする歌織に、ホークスはニコニコと頷いた。
「ええ! その方が早いでしょう?」
「うーん……」
歌織は少し唸って考え込む。遠方の福岡からわざわざ来てくれた彼の負担を考えると、少しでも体力を温存させてあげたい。
(……まぁ、タイムロスは少ないに越した事ないよねぇ)
歌織は意を決すると、ホークスの広げた腕の中にすっぽりと収まり、消え入りそうな声で呟いた。
「……で、では、お願いします……」
(……やばか。素直であいらしすぎる……っ)
あまりの愛おしさに胸を撃ち抜かれながら、ホークスは歌織をひょいと横抱きにすくい上げ、ふわりと大空へ舞い上がった。
◇
2回目の空中散歩は、歌織にとって非常に居心地の悪いものとなった。
何と言っても、恋を自覚し、両片思いを経て付き合ったばかりの相手に密着して抱き抱えられているのだ。
肌から直接伝わる高い体温、すぐ近くにある整った顔立ち。
歌織の心臓は胸から飛び出してしまうのではないかと思うほど激しく跳ね続け、顔がカッと熱くなっていくのを嫌でも実感させられる。
(……前回は急に浮かんで怖かったけど、今日は別の意味で心臓が……持たないよおお!!)
視線をどこに送ってもホークスの姿しか視界に入らず、刺激が強すぎて歌織は一人で狂いそうになっていた。
◇
あっという間におぺら食堂の3階——歌織の自室前に降り立ったホークスは、ようやく抱えていた歌織を優しく地面へ下ろす。
「……送ってくれて、ありがとう」
ぽつりとお礼を言った歌織の頬は、今だに真っ赤に紅潮したままだ。
「お安いご用です」
ホークスがそう答えると、歌織はカギを取り出して扉を開けた。
「じゃ、あの……家入って? 大したおもてなし出来ないけど、ホークスも着替えて待っててよ」
「……いいんですか? そんなに男を簡単に家に入れて?」
ホークスが問い返すと、歌織はきょとんとしてから、ふふっと小さく笑ってみせた。
「……ふふ。私だってプロヒーローですからね! 対人格闘術には自信があるし、そう簡単に相手取れると思わないことよ!!」
何故かそれを自分への「挑戦状」と受け取り、熱く意気込んで返す歌織。
そのあまりにも隙だらけで無警戒な姿に、ホークスの理性の沸点が、ついにパチンと音を立てて弾けた。
バタンッ、ガチャリ。
玄関に入った瞬間、鍵を閉めたかと思うと、ホークスは一瞬で間合いを詰めた。
逃げる間も与えず、歌織の両腕を掴んで壁際へ押し付ける。
「……っ!? は、はや……っ」
「残念でしたね? 俺の勝ちです」
耳元で囁かれた低く甘い声に、歌織は「ん……っ」と思わず甘い声を漏らしてしまった。
自分に挑み、こうして簡単に捕まって甘い声まで上げる彼女の不用心さに、ホークスの胸の奥で苛立ちと加虐心が激しく渦巻いた。
(……こん人、ほんなこつ分かっとらんな。
俺がどれだけ我慢しとーとか……)
「……ねぇ、もしかして誘ってます?」
ホークスは歌織の目を真っ直ぐ見つめ、逃げ場を塞ぐように迫る。
「……そ、そんなつもり、ない、です……」
まるで蛇に睨まれたカエルのように、大人しく固まるしかない歌織。その反応が、ますますホークスの加虐心を煽り立てる。
ホークスは再び歌織の耳元へ口を寄せると、その白く柔らかな耳筋に沿って、熱い舌をゆっくりと這わせた。
「!? ふ、やぁぁ……っ」
たまらず甘く上擦った声が歌織から溢れ落ちる。
しばらくの間、その敏感な耳元を舌と吐息でじっくりと愛撫してから、ホークスはようやく歌織の腕を解放した。
「ごちそーさま。あんま不用心だと、ほんとに食べられちゃいますよ?」
ホークスは舌をぺろりと出して、妖しく危険に微笑んで見せる。
歌織は真っ赤になった耳を押さえ、小さくなって答えた。
「気をつけます……」
◇
歌織がベッドルームで着替えに入る間、ホークスは洗面所で着替えを済ませることにした。
生活感の漂う彼女のプライベート空間の真ん中で、ホークスは頭を抱えてガバッとしゃがみ込んだ。
(……っ〜〜〜〜!! やっちまった……!!)
両手で顔を覆い、深々と溜息をつく。
(付き合うたばっかりんタイミングで、何焦っとーったい俺は……!
余裕んなか男にしか見えんちゃろ、こげんと……かっこ悪か……っ)
必死に冷静さを取り戻そうと、洗面所の鏡に向かって一人で頭を抱えるホークスだった。
◇
一方、ベッドルームに入った歌織は、一人きりになった瞬間に膝から崩れ落ち、ズルズルと床へへたり込んだ。
「……あんなみっともない声出しちゃった……は、恥ずかしい……消えたい……っ!」
両手で真っ赤になった顔を覆い、悶絶する歌織。
……だが次の瞬間、耳元に残る熱い感覚と、彼が見せた男の顔を思い出し、胸が激しく高鳴った。
「……でも、ホークス……あんなにカッコよかったのか……!?」
普段の飄々とした雰囲気とはギャップがありすぎる「男」の色気と強引さに、心底ノックアウトされて身もだえする歌織なのだった。
