つぶやき

##NAME##を読んだ感想…

2023/06/19 19:40
つい先日のニュースで芥川賞の候補作に夢小説の名前変換タグが載ってるのを見て、何かのバグかと思ったら、ガチで夢小説を扱った小説ということでいてもたってもいられず、文藝夏季号買って児玉雨子さんの「##NAME##」を読みました。
ネタバレとめっちゃ暗いので、大丈夫な方のみでお願いします。
また、児童ポルノ所持で逮捕された漫画家の某作品に関しても記述しますので、こちらの作品に何かしらの思い入れのある方もそっとこちら閉じていただければ…






タイトルの名前変換タグが微妙に間違っている(NAMEのあとに数字が入っていない)のは、一般の読者にも分かりやすくするためには仕方ないかな~という細かいツッコミは置いておいて…
読後感は、めっちゃくちゃ暗いです。
爽快、爽やかを求めて読むものじゃなかった…
明るい夢小説布教本の可能性もあるかも?と思って読んだのが間違いでした。
(夢小説や二次創作って楽しい~!でも、周りから見たら闇だから!みたいな話だと30%くらい思っていた…汗)

児童ポルノに関する問題を軸に夢小説を含む二次創作が絡まって、いろんな感情がもやもやと渦巻いてます。
小説なども中々読む機会が減っているのですが、社会派な作品に分類されるのかな?と思います。

腐女子、夢女子なら、404 not foundとか右固定とかワカル!という描写もめいっぱいあって、そこだけなら楽しめたけれど、まず第一にこれを機に夢小説というワードを興味本位に検索されると思うと怖い。
SD(に限らず少年マンガ)を読んで各キャラに憧れをもっていたかつての少年(今は青年)に夢小説の世界は知られたくないというのが率直な感想。
芥川賞の候補作ともなれば、必然と読む人も増えて、知らない世界のことを調べたくなる人も増えると思うので…知る人ぞ知るキラキラ輝く世界であってくれ…!(それをこの小説では闇とも表現しているところは本当に秀逸だと思ってる)
フォレストプラスとかランキングにたどり着かないで欲しいよ…

そして、これを読んで、そういえば児童ポルノ所持で逮捕された漫画家さんいたような…と調べたら、私自身も昔、好きだったジャンプ作品の漫画家さんでした…すっかり忘れてた……
まさにこの方のことを暗に書いている小説だと思います。
(小説内に出てくる少年マンガも主人公が過去に人を殺める仕事をしていた話で、作中でもその漫画家が児童ポルノ所持で逮捕される…)
当時は、二次創作なんていう世界を知らなかったのですが、もし、自分が夢小説を知っていて、リアタイで作者逮捕を知ったら…なんていう妄想までしてしまい、めちゃくちゃ暗い気持ちです…
児童ポルノに関しては、女児をもつ親としては反吐がでるくらい嫌な世界なので、こればっかりは本当に受け入れられない…
作品に罪はないという考えもあるかもしれないですが、この作品の収益がそういうのの購入に充てられていたらと思うだけで無理です。ごめんなさい…

こんな感じに、色んな悪い方向に妄想ばっかり繰り広げてしまっていて、めっちゃ暗くなってしまった。。
二次創作界隈の方に私はこの本は正直お勧めできないです。
ラストも、暗いし考えさせられるし…
やっぱり二次創作は日の目を見てはいけないいつまでもグレーな存在でいなくてはいけないな…と改めて思いました。
この小説のメインテーマは二次創作と別のところにありますが、本当に色々考えてしまって、感情を揺さぶるという意味では素晴らしい小説なのだと思います。

書かないと自分の感情を持て余してしまったので、つらつらと書きなぐらせてもらいました。
明るい気持ちになれるよう、今後も楽しい二次創作していきたいぜ!!

【追記】
児童は18才未満の子どもを指します。
よって、原作のSDキャラ達の年齢はどうなんだと思われるかも?
自分の認知の歪み的なものは自覚してるつもりですが、いかんせん少女コミックスとかで普通に性描写がガッツリ書かれたものを読んで育ってるのです…
アニメなどは今のところ法規制はされていないこともありますが、分別のある大人に読んで欲しいとR指定しています。
今後も色々と考えが変わることもありますが、今はこのスタンスです。

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