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*095:未来への希望*森重寛*
Image Song:西野カナ【darling】。Polynesian xxx 【森重寛】の世界観の二人のお話。大学卒業後。
「ね、ダーリンとはどう?」
『ダーリンなんて、呼んだことないって…』
「でも、同棲はじめて、結婚も秒読みでしょ?幸せの真っ只中って感じじゃない?」
そりゃ、結婚出来たらいいなって思うことはあるけど…
『んー、どうかなー?やっぱり、嫌なところも目につくし、何で好きになっちゃったのかなーなんて思うこともあるって。あの図体だし』
ひょんなことから出会って、少女マンガみたいな恋ともちょっと違う私達の恋愛も、付き合う期間が長くなればなるほど、寛のだらしなさが気になるようになった。
テレビをつけっぱなしでソファーで寝ちゃうこともしょっちゅうだし、靴下も裏返しで玄関に脱ぎっぱなしにされてることもある。
寛だって一人暮らししていたはずなのに、一緒に住み始めた途端に、バスケで汗だくの練習着の入ったバッグは、私が洗濯しろと言わんばかりにバッグのまんま洗濯機の前に放置される。
パジャマ代わりのジャージだって、私が洗濯しなければ一カ月でも同じものを着そうだ。
それでも、寛の母親にでもなったかのように、世話を焼いてしまうのは、寛のことが好きだからに他ならない。
未来を想像する時に、隣に寛がいないなんて考えられないから、もちろん結婚は希望している。
「嫌よ嫌よも好きの内。ま、森重を好きなの自体、蓼食う虫も…ってやつな気がしなくもないけど」
『ぐぅ…否定できない。寛は、見た目通り女心に興味ないヤツだし。今日だって、出かける時の服悩んだから、選んでもらおうと思ったのに、あくびして全然役に立たなかったんだって』
「ははっ、想像つく」
『やっぱり?あんな顔しといて、堀北真希が好きとか言ってるんだよ。私と全然タイプ違うし』
「まじ?ってか、森重くんってドラマとか見るんだね。興味なさそうなのに…」
『いや、私が見てるのを一緒に見てるだけ。好きな女優さんは?って聞いたら、画面に映ったのを指さしただけだけどさ』
「ホント、名前は愛されてるって」
『そうかなー』
「ほぼ全部、惚気にしか聞こえないって」
『そ、それはゴメン…』
「いいって。熱々な話、ごちそうさまー」
結局友だちとの会話の半分以上は、私と寛の話をしていることに気付いて、恥ずかしいやら申し訳ないやら…
『そろそろ、夕ご飯の支度もあるし、帰ろっかな』
「本当にもう、それ、主婦発言だよー。末永くお幸せね!」
『ありがとー。ま、まだプロポーズされてないし、それに、寛がプロポーズしてくれるかどうか分かんないから』
「あんたら二人なら大丈夫だって。森重名前になる日は近い!」
『そう言われると照れる…』
「じゃ、また次回は呑み行こ―!」
『うん、じゃ、またね!』
友だちと別れて、家路につく。
近くのスーパーは、今日はお肉の特売だ。
たまにはハンバーグでも作ろうかな。
寛が大口で頬張る姿を想像するだけで、幸せな気持ちになれる。
星の数ほどいる人間の中で私がずっとそばにいて欲しい人は、寛しかいないんだよなぁ〜と考えるだけで頬がゆるんだ。
***
2023.8.7.
Image Song:西野カナ【darling】
Polynesian xxx 【森重寛】の二人のお話。
Image Song:西野カナ【darling】。Polynesian xxx 【森重寛】の世界観の二人のお話。大学卒業後。
「ね、ダーリンとはどう?」
『ダーリンなんて、呼んだことないって…』
「でも、同棲はじめて、結婚も秒読みでしょ?幸せの真っ只中って感じじゃない?」
そりゃ、結婚出来たらいいなって思うことはあるけど…
『んー、どうかなー?やっぱり、嫌なところも目につくし、何で好きになっちゃったのかなーなんて思うこともあるって。あの図体だし』
ひょんなことから出会って、少女マンガみたいな恋ともちょっと違う私達の恋愛も、付き合う期間が長くなればなるほど、寛のだらしなさが気になるようになった。
テレビをつけっぱなしでソファーで寝ちゃうこともしょっちゅうだし、靴下も裏返しで玄関に脱ぎっぱなしにされてることもある。
寛だって一人暮らししていたはずなのに、一緒に住み始めた途端に、バスケで汗だくの練習着の入ったバッグは、私が洗濯しろと言わんばかりにバッグのまんま洗濯機の前に放置される。
パジャマ代わりのジャージだって、私が洗濯しなければ一カ月でも同じものを着そうだ。
それでも、寛の母親にでもなったかのように、世話を焼いてしまうのは、寛のことが好きだからに他ならない。
未来を想像する時に、隣に寛がいないなんて考えられないから、もちろん結婚は希望している。
「嫌よ嫌よも好きの内。ま、森重を好きなの自体、蓼食う虫も…ってやつな気がしなくもないけど」
『ぐぅ…否定できない。寛は、見た目通り女心に興味ないヤツだし。今日だって、出かける時の服悩んだから、選んでもらおうと思ったのに、あくびして全然役に立たなかったんだって』
「ははっ、想像つく」
『やっぱり?あんな顔しといて、堀北真希が好きとか言ってるんだよ。私と全然タイプ違うし』
「まじ?ってか、森重くんってドラマとか見るんだね。興味なさそうなのに…」
『いや、私が見てるのを一緒に見てるだけ。好きな女優さんは?って聞いたら、画面に映ったのを指さしただけだけどさ』
「ホント、名前は愛されてるって」
『そうかなー』
「ほぼ全部、惚気にしか聞こえないって」
『そ、それはゴメン…』
「いいって。熱々な話、ごちそうさまー」
結局友だちとの会話の半分以上は、私と寛の話をしていることに気付いて、恥ずかしいやら申し訳ないやら…
『そろそろ、夕ご飯の支度もあるし、帰ろっかな』
「本当にもう、それ、主婦発言だよー。末永くお幸せね!」
『ありがとー。ま、まだプロポーズされてないし、それに、寛がプロポーズしてくれるかどうか分かんないから』
「あんたら二人なら大丈夫だって。森重名前になる日は近い!」
『そう言われると照れる…』
「じゃ、また次回は呑み行こ―!」
『うん、じゃ、またね!』
友だちと別れて、家路につく。
近くのスーパーは、今日はお肉の特売だ。
たまにはハンバーグでも作ろうかな。
寛が大口で頬張る姿を想像するだけで、幸せな気持ちになれる。
星の数ほどいる人間の中で私がずっとそばにいて欲しい人は、寛しかいないんだよなぁ〜と考えるだけで頬がゆるんだ。
***
2023.8.7.
Image Song:西野カナ【darling】
Polynesian xxx 【森重寛】の二人のお話。