◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*085:12時間*牧紳一*
朝チュン描写。ちょっと不穏な終わり方なので、苦手な方はお気を付けください。
うっすら目を開けて、牧くんの家にある時計を見ると8時ちょうど。
昨日の夜8時にこの家にお邪魔してから、12時間経過したことになる。
一日の半分という短い時間だけれど、怒涛の展開に未だ夢を見ている気分だ。
薬指にはまだ違和感のあるダイヤの指輪が嵌まっていて、夢じゃないことを証明してくれている。
昨夜、この家で花束と共に婚約指輪をもらい、その後、初めて身体を重ねた。
一昨日までは、結婚を前提にお付き合いをしていても、牧くんは極めて紳士的で、デートをしてもあまり遅くならない時間に送り届けてくれていたし、お互いの家に上がってもキス止まり。
もしかしたら一生、プラトニックな関係を望んでいるのかもしれないなんて考えもよぎっていたけれど、全然そんなことはなかったことを知った。
「本当は、結婚するまでは我慢したかったんだが…すまない……」と熱い視線と情熱的なキスに私は身体を許した。
牧くんからの執拗な程の愛撫に私はぐちゃぐちゃになって、自分の甘ったるい喘ぎ声を思い出すのは恥ずかしい。
一度じゃ足らないと求められ、牧くんの二度目の吐精が終わる頃の記憶は朧げだ。
衣服は纏っていないけれど、穢れた部分は無くて、きっと牧くんが後処理してくれたのだろう。
下腹部に残るわずかな疼きともとれる気怠さから目を背けたくなって、牧くんを起こさないようにそっと枕に突っ伏す。
牧くんの匂いが脳天を貫く程いっぱいになって、もうこの人から逃れられないのだと幸せなはずなのに何故か不安が押し寄せてくる。
たった12時間の出来事が私の未来を大きく変えてしまったのだと不安になるのはちょっと早いマリッジブルー?
再度、牧くんの方を見れば、規則正しい寝息を立てて眠っている。
急に好きな男が憎らしくなって、泣きホクロにそっと爪を立ててみる。
「ん……っ?」
うっすら目を開けるさまも、カッコよくて、泣きそうになる。
もう12時間経った頃には、このぐちゃぐちゃな感情は落ち着いてくれるだろうか――
***
2023.9.21.
完璧な男にプロポーズされたら、早い段階でマリッジブルーになりそう…という妄想。
でも牧さんなら不安をも包んでくれるはずだし、一緒に生活したらちょっと天然要素発見して安心できそうだと思っています。
朝チュン描写。ちょっと不穏な終わり方なので、苦手な方はお気を付けください。
うっすら目を開けて、牧くんの家にある時計を見ると8時ちょうど。
昨日の夜8時にこの家にお邪魔してから、12時間経過したことになる。
一日の半分という短い時間だけれど、怒涛の展開に未だ夢を見ている気分だ。
薬指にはまだ違和感のあるダイヤの指輪が嵌まっていて、夢じゃないことを証明してくれている。
昨夜、この家で花束と共に婚約指輪をもらい、その後、初めて身体を重ねた。
一昨日までは、結婚を前提にお付き合いをしていても、牧くんは極めて紳士的で、デートをしてもあまり遅くならない時間に送り届けてくれていたし、お互いの家に上がってもキス止まり。
もしかしたら一生、プラトニックな関係を望んでいるのかもしれないなんて考えもよぎっていたけれど、全然そんなことはなかったことを知った。
「本当は、結婚するまでは我慢したかったんだが…すまない……」と熱い視線と情熱的なキスに私は身体を許した。
牧くんからの執拗な程の愛撫に私はぐちゃぐちゃになって、自分の甘ったるい喘ぎ声を思い出すのは恥ずかしい。
一度じゃ足らないと求められ、牧くんの二度目の吐精が終わる頃の記憶は朧げだ。
衣服は纏っていないけれど、穢れた部分は無くて、きっと牧くんが後処理してくれたのだろう。
下腹部に残るわずかな疼きともとれる気怠さから目を背けたくなって、牧くんを起こさないようにそっと枕に突っ伏す。
牧くんの匂いが脳天を貫く程いっぱいになって、もうこの人から逃れられないのだと幸せなはずなのに何故か不安が押し寄せてくる。
たった12時間の出来事が私の未来を大きく変えてしまったのだと不安になるのはちょっと早いマリッジブルー?
再度、牧くんの方を見れば、規則正しい寝息を立てて眠っている。
急に好きな男が憎らしくなって、泣きホクロにそっと爪を立ててみる。
「ん……っ?」
うっすら目を開けるさまも、カッコよくて、泣きそうになる。
もう12時間経った頃には、このぐちゃぐちゃな感情は落ち着いてくれるだろうか――
***
2023.9.21.
完璧な男にプロポーズされたら、早い段階でマリッジブルーになりそう…という妄想。
でも牧さんなら不安をも包んでくれるはずだし、一緒に生活したらちょっと天然要素発見して安心できそうだと思っています。