◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*050:お昼寝*ヒロインの片思い。
『流川くんが寝てる!』
友だちが止めるのも聞かずにそそくさと駆け寄って、流川楓の髪の毛に触ってみた。
『起きないから、もう少し触っても大丈夫じゃない?』
「辞めときなって…寝起きの流川くん、めちゃくちゃ怖いって噂だよ……」
『でも、流川くんを間近で拝めるチャンスだよ!』
「私はそこまで拝みたいわけじゃないし…って、もう昼休み終わるから先行くよ!」
『そんな~私はもう少しだけ、拝ませてもらったら行く!』
昼休みが終わりに近づき、気持ちのいい屋上には、私とぐっすりとお昼寝をする流川くんだけ。
こんなおいしい状況なら、少しくらい授業に遅れたって構わない。
遠慮なく流川くんの顔を眺めて、ニキビ一つないきれいなほっぺをつんつんしてみる。
少し眉を顰めるけれど、起きる気配がないことをいいことに更につんつんしてみれば、
「んんっ…」
と手が伸びてきた。
『キャッ…』
尻餅を付けば、流川くんは私の膝上に頭をのせたので、そのまま膝枕をしてあげる格好となる。
それに流川くんは起きる気配がない。
『こんなことって…』
授業開始の合図が聞こえるけれど、私はドキドキしてそれどころではない。
もう一度、そっと髪に触れると、流川くんはふわりと笑った。
私たちの恋物語はここから始まる。
***
2022.7.9.
『流川くんが寝てる!』
友だちが止めるのも聞かずにそそくさと駆け寄って、流川楓の髪の毛に触ってみた。
『起きないから、もう少し触っても大丈夫じゃない?』
「辞めときなって…寝起きの流川くん、めちゃくちゃ怖いって噂だよ……」
『でも、流川くんを間近で拝めるチャンスだよ!』
「私はそこまで拝みたいわけじゃないし…って、もう昼休み終わるから先行くよ!」
『そんな~私はもう少しだけ、拝ませてもらったら行く!』
昼休みが終わりに近づき、気持ちのいい屋上には、私とぐっすりとお昼寝をする流川くんだけ。
こんなおいしい状況なら、少しくらい授業に遅れたって構わない。
遠慮なく流川くんの顔を眺めて、ニキビ一つないきれいなほっぺをつんつんしてみる。
少し眉を顰めるけれど、起きる気配がないことをいいことに更につんつんしてみれば、
「んんっ…」
と手が伸びてきた。
『キャッ…』
尻餅を付けば、流川くんは私の膝上に頭をのせたので、そのまま膝枕をしてあげる格好となる。
それに流川くんは起きる気配がない。
『こんなことって…』
授業開始の合図が聞こえるけれど、私はドキドキしてそれどころではない。
もう一度、そっと髪に触れると、流川くんはふわりと笑った。
私たちの恋物語はここから始まる。
***
2022.7.9.