◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*041:眩しい太陽*堀田徳男*
結婚して子ども(オリキャラ:あーちゃん)がいます。chocolateの世界線で読んでいただけると嬉しいです!
「とーちゃん、どうしたの?」
3歳になったばかりの娘のあーちゃんは、普段はスーツを着ない父親がスラックスを履き、白いシャツのボタンを閉めているのが不思議でたまらないようだ。
「今日は、結婚式だから、とうちゃんはおしゃれして行かなくちゃいけないんだ。おかあちゃんもあーちゃんもおしゃれして一緒に行こうな」
「なんで?」
「とうちゃんの大切な三っちゃんの大事な結婚式だから」
三っちゃんというのは、夫、堀田徳男の高校からの友達、三井寿のことだ。
三っちゃんとは私も面識があるけれど、過去に徳くんと同じようにグレていた時期があるとはいえ、徳くんとは不釣り合いじゃないかと思うくらいにキラキラした男だ。
一方的に徳くんが懐いているように見えることも多いけれど、実際はお互いを頼りにしあっている親友という関係だと思う。
私と徳くんが結婚してからは、三っちゃんの方が寂しくなってしまったようで、三っちゃんの方から呑みのお誘いが増えて、子どもが産まれてからもしばしば我が家に遊びに来るくらいの仲だ。
今朝のニュースでは、「今日は一粒万倍日・天赦日・寅の日が重なる最強開運日の日です」なんて言っていたけれど、こんなおめでたい日に結婚式なんて、三っちゃんはツイている。
そんな三っちゃんのお相手は、私の親友ということもあり、こんなすごい日に二人の門出を祝えるなんて、友達冥利に尽きる。
ただ、こんな良い日取りの時に挙式なんて、金額は大変そう…なんて余計なお世話なことまで考えてしまったことは内緒にしておこう。
出産ですっかり体型が変わってしまったために新しく新調したドレスに着替え終わって、ネックレスが上手くつけられなくて徳くんにお願いしようかと思っていると娘が小走りで私のところにやってきた。
「おかーちゃん、とーちゃんがたいへん!」
深刻そうな顔の娘の後を着いていくと、
「すまん!ネクタイが結べねぇ…どうやってやるんだ?」
徳くんが洗面台の前でこんがらがったネクタイに悪戦苦闘していた。
『徳くんって、お裁縫とか器用なのに案外こういうの苦手だよね……でも、私もネクタイ結んだことないから分かんないよ…』
「だよな……」
『仕方ない!やり方調べるから、先にあーちゃんの着替えと髪型お願い!…あ、私のネックレスも!』
不安そうな娘に徳男は、
「おかあちゃんが考えてくれるから、大丈夫だ!おかあちゃんのネックレスは……ほら、付けられた!次はあーちゃんをお姫様にしないとな!」
まるで朝の子ども番組の歌のお兄さんの様ににっこりと大げさに伝えた。
「おひめしゃまー!」
嬉しそうに徳男の介助でドレスに着替え、髪を結んでもらい始めた。
私は急いでネクタイの結び方を携帯で調べておいて、自分のお化粧などの残りの身支度も済ませる。
「よし、お姫様の出来上がりだ!」
器用に編み込まれた可愛い髪形に娘も満足げだ。
「徳くん、ネクタイはこれ見てやって!」
タイミングを見て携帯を渡せば、夫はやり方がすぐに分かったらしく、ささっとネクタイを結んだ。
私は、荷物とご祝儀を確認して、薄手のコートを羽織った。
「よし!行くぜ!」
『「はーい」』
外へ出れば、春にしては少し眩しい太陽の光とほぼ満開の桜。
三っちゃん達の結婚式にぴったりな陽気にさらに嬉しくなる。
小さな娘を真ん中に、三人手をつないで、幸せいっぱいな気持ちで春の道を歩き始めた。
***
2023.3.21.
三井の日!おめでとう!!
ものすごく縁起のいい日に結婚式挙げてもらいたくて、その結婚式に駆け付ける徳ちゃん夢です♡
Chocolateの世界線の徳ちゃんカップルは、早く結婚して欲しいという願望込めてます♪
結婚して子ども(オリキャラ:あーちゃん)がいます。chocolateの世界線で読んでいただけると嬉しいです!
「とーちゃん、どうしたの?」
3歳になったばかりの娘のあーちゃんは、普段はスーツを着ない父親がスラックスを履き、白いシャツのボタンを閉めているのが不思議でたまらないようだ。
「今日は、結婚式だから、とうちゃんはおしゃれして行かなくちゃいけないんだ。おかあちゃんもあーちゃんもおしゃれして一緒に行こうな」
「なんで?」
「とうちゃんの大切な三っちゃんの大事な結婚式だから」
三っちゃんというのは、夫、堀田徳男の高校からの友達、三井寿のことだ。
三っちゃんとは私も面識があるけれど、過去に徳くんと同じようにグレていた時期があるとはいえ、徳くんとは不釣り合いじゃないかと思うくらいにキラキラした男だ。
一方的に徳くんが懐いているように見えることも多いけれど、実際はお互いを頼りにしあっている親友という関係だと思う。
私と徳くんが結婚してからは、三っちゃんの方が寂しくなってしまったようで、三っちゃんの方から呑みのお誘いが増えて、子どもが産まれてからもしばしば我が家に遊びに来るくらいの仲だ。
今朝のニュースでは、「今日は一粒万倍日・天赦日・寅の日が重なる最強開運日の日です」なんて言っていたけれど、こんなおめでたい日に結婚式なんて、三っちゃんはツイている。
そんな三っちゃんのお相手は、私の親友ということもあり、こんなすごい日に二人の門出を祝えるなんて、友達冥利に尽きる。
ただ、こんな良い日取りの時に挙式なんて、金額は大変そう…なんて余計なお世話なことまで考えてしまったことは内緒にしておこう。
出産ですっかり体型が変わってしまったために新しく新調したドレスに着替え終わって、ネックレスが上手くつけられなくて徳くんにお願いしようかと思っていると娘が小走りで私のところにやってきた。
「おかーちゃん、とーちゃんがたいへん!」
深刻そうな顔の娘の後を着いていくと、
「すまん!ネクタイが結べねぇ…どうやってやるんだ?」
徳くんが洗面台の前でこんがらがったネクタイに悪戦苦闘していた。
『徳くんって、お裁縫とか器用なのに案外こういうの苦手だよね……でも、私もネクタイ結んだことないから分かんないよ…』
「だよな……」
『仕方ない!やり方調べるから、先にあーちゃんの着替えと髪型お願い!…あ、私のネックレスも!』
不安そうな娘に徳男は、
「おかあちゃんが考えてくれるから、大丈夫だ!おかあちゃんのネックレスは……ほら、付けられた!次はあーちゃんをお姫様にしないとな!」
まるで朝の子ども番組の歌のお兄さんの様ににっこりと大げさに伝えた。
「おひめしゃまー!」
嬉しそうに徳男の介助でドレスに着替え、髪を結んでもらい始めた。
私は急いでネクタイの結び方を携帯で調べておいて、自分のお化粧などの残りの身支度も済ませる。
「よし、お姫様の出来上がりだ!」
器用に編み込まれた可愛い髪形に娘も満足げだ。
「徳くん、ネクタイはこれ見てやって!」
タイミングを見て携帯を渡せば、夫はやり方がすぐに分かったらしく、ささっとネクタイを結んだ。
私は、荷物とご祝儀を確認して、薄手のコートを羽織った。
「よし!行くぜ!」
『「はーい」』
外へ出れば、春にしては少し眩しい太陽の光とほぼ満開の桜。
三っちゃん達の結婚式にぴったりな陽気にさらに嬉しくなる。
小さな娘を真ん中に、三人手をつないで、幸せいっぱいな気持ちで春の道を歩き始めた。
***
2023.3.21.
三井の日!おめでとう!!
ものすごく縁起のいい日に結婚式挙げてもらいたくて、その結婚式に駆け付ける徳ちゃん夢です♡
Chocolateの世界線の徳ちゃんカップルは、早く結婚して欲しいという願望込めてます♪