◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*040:疑惑*水戸洋平*
社パロ、付き合ってます。
『隠し事してるでしょ?』
「何でそう思う?」
『最近、何か怪しいから』
「気のせいだろ…」
勘のいいこいつは、最近俺がこそこそしているのに気が付いたみたいだ。
やれやれとタバコを取り出そうとして、しばらくはタバコも控えようと持ってこなかったことを思い出して、ポケットのライターにむなしく触れた。
別にやましいことは全くないのだけれど、それを話すわけにはいかない。
『隠し事されるの、嫌なんだけどなぁ…』
上目遣いに可愛い顔されたって、俺にだって秘密にしたいことはある。
「もし、浮気とか疑ってんなら、気にしすぎっつうの…」
顎を取って、軽いキスをしてやるけれど、頬をぷくっと膨らませて、不満そうだ。
『そんなことで、ごまかさないでよ!』
「お、仕事に行く時間だ。ついでに送ってく」
『はぁ……私ばっかり……』
「ばっかり?」
『私ばっかり不安がってさ…最近の洋平、仕事仕事で中々会えないし…』
バイクの鍵に伸ばした手が止まる。
俺は、こいつのこと、幸せにしたい一心で仕事に打ち込んでるつもりだったけど、それが逆に不安にさせちまってたってことか……
「ごめんな。言わなきゃ分かんねぇよな…」
『そうだよ!洋平は、何でも分かった風にふるまうけど、私には洋平の気持ち、何にも分かんないよ…』
今にも泣きそうな顔に、俺は思わず彼女を抱き寄せた。
「わりぃ……俺、名前と一緒に暮らしたくて、金貯めるために仕事増やしてた。サプライズしようって、一人空回りしちまったみたいだな…」
『洋平……私も一緒に暮らしたい!』
彼女が力強く抱きしめ返してくれる。
「本当は、もっとちゃんとした場所で言いたかったのに、ごめんな」
『ううん。私の方こそ、別れたいんじゃないかなんて一人不安になっててごめんなさい…』
これからは、もっともっと話し合わなくちゃだめだな。
愛しい恋人にはずっと笑顔でいて欲しいから。
***
2022.7.26.
社パロ、付き合ってます。
『隠し事してるでしょ?』
「何でそう思う?」
『最近、何か怪しいから』
「気のせいだろ…」
勘のいいこいつは、最近俺がこそこそしているのに気が付いたみたいだ。
やれやれとタバコを取り出そうとして、しばらくはタバコも控えようと持ってこなかったことを思い出して、ポケットのライターにむなしく触れた。
別にやましいことは全くないのだけれど、それを話すわけにはいかない。
『隠し事されるの、嫌なんだけどなぁ…』
上目遣いに可愛い顔されたって、俺にだって秘密にしたいことはある。
「もし、浮気とか疑ってんなら、気にしすぎっつうの…」
顎を取って、軽いキスをしてやるけれど、頬をぷくっと膨らませて、不満そうだ。
『そんなことで、ごまかさないでよ!』
「お、仕事に行く時間だ。ついでに送ってく」
『はぁ……私ばっかり……』
「ばっかり?」
『私ばっかり不安がってさ…最近の洋平、仕事仕事で中々会えないし…』
バイクの鍵に伸ばした手が止まる。
俺は、こいつのこと、幸せにしたい一心で仕事に打ち込んでるつもりだったけど、それが逆に不安にさせちまってたってことか……
「ごめんな。言わなきゃ分かんねぇよな…」
『そうだよ!洋平は、何でも分かった風にふるまうけど、私には洋平の気持ち、何にも分かんないよ…』
今にも泣きそうな顔に、俺は思わず彼女を抱き寄せた。
「わりぃ……俺、名前と一緒に暮らしたくて、金貯めるために仕事増やしてた。サプライズしようって、一人空回りしちまったみたいだな…」
『洋平……私も一緒に暮らしたい!』
彼女が力強く抱きしめ返してくれる。
「本当は、もっとちゃんとした場所で言いたかったのに、ごめんな」
『ううん。私の方こそ、別れたいんじゃないかなんて一人不安になっててごめんなさい…』
これからは、もっともっと話し合わなくちゃだめだな。
愛しい恋人にはずっと笑顔でいて欲しいから。
***
2022.7.26.