◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*032:隣りに居るのに……*花形透*
付き合ってます。
隣りに居るのに、見上げないと顔が遠いのは背が高い彼氏を持った彼女の宿命。
『ねぇ…』
って話しかけても、高い位置にある耳には届かないことが多いから、いつの頃からか服の裾をつまんで引っ張って、透がこっちを向いてから話しかけることにしている。
逆も同じで、
「なぁ…」
って正面向いてぼそっと話しかけられても、隣りにいるからこそ私の耳には届かない。
きっと少し離れた知らない人には聞こえてるのかもしれないけれど、それでは意味がない。
だから、透は私の肩をポンっと叩いて合図してくれる。
付き合って1年が経って、何となく考えてることが似てきたのか、気になるお店を発見したり、透が行きたがりそうなスポーツ用品店を見つけると、服をつまむのと肩をたたかれるタイミングが被ることも増えてきた。
そんな時は何となくくすぐったいような何とも幸せな気分になる。
黒縁のメガネが似合う私の大切な人とずっといられますように。
***
2022.7.9.
付き合ってます。
隣りに居るのに、見上げないと顔が遠いのは背が高い彼氏を持った彼女の宿命。
『ねぇ…』
って話しかけても、高い位置にある耳には届かないことが多いから、いつの頃からか服の裾をつまんで引っ張って、透がこっちを向いてから話しかけることにしている。
逆も同じで、
「なぁ…」
って正面向いてぼそっと話しかけられても、隣りにいるからこそ私の耳には届かない。
きっと少し離れた知らない人には聞こえてるのかもしれないけれど、それでは意味がない。
だから、透は私の肩をポンっと叩いて合図してくれる。
付き合って1年が経って、何となく考えてることが似てきたのか、気になるお店を発見したり、透が行きたがりそうなスポーツ用品店を見つけると、服をつまむのと肩をたたかれるタイミングが被ることも増えてきた。
そんな時は何となくくすぐったいような何とも幸せな気分になる。
黒縁のメガネが似合う私の大切な人とずっといられますように。
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2022.7.9.