◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*027:安息日*安田靖春*
夫婦設定。
『疲れた~』
そういう私を玄関まで出迎えてくれたのは、愛しの旦那様のやっちゃん。
「お疲れ様」
『安息日が欲しい~』
「安息日?キリスト教徒になる?」
私のふと漏らした一言も丁寧に拾って返してくれるし、日曜日出勤で疲れ切った私の鞄を受け取ってぎゅっと抱きしめてくれる優しい人。
土日休みのやっちゃんと、不定休の私ではあんまり休みは合わないけれど、私が仕事の日は夕ご飯を作って待ってくれている。
この間の誕生日にプレゼントしたデニム地のエプロンが良く似合っている。
『いい匂い!』
「少し肌寒いから、ビーフシチューを作ってみたけど、どうかな」
『んー、早く食べたい!』
名残惜しいけれど、身体を離してヒールを脱ぐ。
「先にお風呂は?」
『あ~!そのセリフ、言われてみたかったの!ご飯にする?お風呂にする?それとも…っていうの!』
「奥様がいうセリフじゃなくて?」
『私の旦那様に似合うセリフだと思うんだよねぇ…ね、言ってくれない?』
やっちゃんは、コホンと咳払いして、私に向き合って、
「名前おかえり!ご飯にする?お風呂にする?それとも……俺?って何か変じゃない?」
ククっと、細い目を更に細めてお茶目に笑ってくれるやっちゃんのこの表情も大好きだなって、疲れが和らぐ。
『やっちゃんにする!』
ギュっと抱き着いて、このままベッドインも良いかもってやっちゃんにキスをする。
伸長が同じくらいの私たちは、背伸びなんかする必要もなく、すぐに唇を触れ合わせられる。
でもやっちゃんはそれ以上求めてこなくて、コツンとおでこを触れ合わせて、
「夜のお楽しみで…ね?」
そう言って、にっこり笑ってくれた。
『はーい!』
「だから、ご飯食べよ」
手をつながれて、ぐいっとリードされれば、飼い主に忠誠なワンちゃんみたいに私は尻尾を振ってやっちゃんについていく。
そして、たっぷりと甘やかされながら、日曜日の夜を過ごしたのだった。
****
2022.5.10.
夫婦設定。
『疲れた~』
そういう私を玄関まで出迎えてくれたのは、愛しの旦那様のやっちゃん。
「お疲れ様」
『安息日が欲しい~』
「安息日?キリスト教徒になる?」
私のふと漏らした一言も丁寧に拾って返してくれるし、日曜日出勤で疲れ切った私の鞄を受け取ってぎゅっと抱きしめてくれる優しい人。
土日休みのやっちゃんと、不定休の私ではあんまり休みは合わないけれど、私が仕事の日は夕ご飯を作って待ってくれている。
この間の誕生日にプレゼントしたデニム地のエプロンが良く似合っている。
『いい匂い!』
「少し肌寒いから、ビーフシチューを作ってみたけど、どうかな」
『んー、早く食べたい!』
名残惜しいけれど、身体を離してヒールを脱ぐ。
「先にお風呂は?」
『あ~!そのセリフ、言われてみたかったの!ご飯にする?お風呂にする?それとも…っていうの!』
「奥様がいうセリフじゃなくて?」
『私の旦那様に似合うセリフだと思うんだよねぇ…ね、言ってくれない?』
やっちゃんは、コホンと咳払いして、私に向き合って、
「名前おかえり!ご飯にする?お風呂にする?それとも……俺?って何か変じゃない?」
ククっと、細い目を更に細めてお茶目に笑ってくれるやっちゃんのこの表情も大好きだなって、疲れが和らぐ。
『やっちゃんにする!』
ギュっと抱き着いて、このままベッドインも良いかもってやっちゃんにキスをする。
伸長が同じくらいの私たちは、背伸びなんかする必要もなく、すぐに唇を触れ合わせられる。
でもやっちゃんはそれ以上求めてこなくて、コツンとおでこを触れ合わせて、
「夜のお楽しみで…ね?」
そう言って、にっこり笑ってくれた。
『はーい!』
「だから、ご飯食べよ」
手をつながれて、ぐいっとリードされれば、飼い主に忠誠なワンちゃんみたいに私は尻尾を振ってやっちゃんについていく。
そして、たっぷりと甘やかされながら、日曜日の夜を過ごしたのだった。
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2022.5.10.