◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*024:飛翔*深津一成*
同級生設定。付き合ってません。
「あ、飛翔体ピョン」
『えぇ!?』
深津くんが指さした方には飛行機以外何も見えない。
「見えない、ピョン?」
『うん…というか本当にUFO見えた?』
深津くんはわずかに呆れたというような表情をした。
「UFOとは言ってないピョン。UFOは未確認飛行物体ピョン」
『…うん?最初なんて言ったの?』
「飛翔体」
『飛翔体って?』
「飛行機やロケットのことピョン」
『分かりにくいよぉ……飛行機だったら、私だって見えてるよ!』
また私のことをからかっていると分かって、腹立たしいような呆れたような…
そもそも、いつもこの深津一成という男は、いつも私をからかって楽しんでいる節がある。
普段からポーカーフェイスで何を考えているか分からないところがあるけれど、私に話しかける時は必ず何か企みがあるような表情なのだ。
わずかに口角をあげたこの男は、私を見下ろして満足そうだ。
私は気になっていたことを口に出す。
『ねね、なんでさ、深津くんは私に真顔で冗談言うの?』
「冗談なんて言ってないピョン」
『でもさ、いつも私のことからかって楽しんでるでしょ?』
「そんなつもりは……」
「あるべ!」
後ろから河田くんがやってきて、ニヤリと笑った。
「いい加減、ちゃんと言った方がいいべさ」
そう言って、河田くんは深津くんの肩をポンポンと叩いてまたどっかに行ってしまった。
『河田くん、ちゃんと言った方がいいっていってたけど、私のことからかって遊んでるの河田くんだってちゃんと分かってるんだねぇ』
深津くんは、大きなため息をついた。
私は、今までからかって遊んでいたことを詫びてもらえるのだと思ってばかりいた私はムッとなる。
「苗字のこと、好きだからからかってるピョン。これからも可愛い反応返して欲しい…ピョン」
『は!?』
深津くんの顔をまじまじ見れば、耳が赤くなっている。
これも私をからかっているんだと思うには、あまりにも深津くんのいつもの表情とは違っていて、私も顔を赤くすることしか出来ないのだった。
***
2023.9.21.
同級生設定。付き合ってません。
「あ、飛翔体ピョン」
『えぇ!?』
深津くんが指さした方には飛行機以外何も見えない。
「見えない、ピョン?」
『うん…というか本当にUFO見えた?』
深津くんはわずかに呆れたというような表情をした。
「UFOとは言ってないピョン。UFOは未確認飛行物体ピョン」
『…うん?最初なんて言ったの?』
「飛翔体」
『飛翔体って?』
「飛行機やロケットのことピョン」
『分かりにくいよぉ……飛行機だったら、私だって見えてるよ!』
また私のことをからかっていると分かって、腹立たしいような呆れたような…
そもそも、いつもこの深津一成という男は、いつも私をからかって楽しんでいる節がある。
普段からポーカーフェイスで何を考えているか分からないところがあるけれど、私に話しかける時は必ず何か企みがあるような表情なのだ。
わずかに口角をあげたこの男は、私を見下ろして満足そうだ。
私は気になっていたことを口に出す。
『ねね、なんでさ、深津くんは私に真顔で冗談言うの?』
「冗談なんて言ってないピョン」
『でもさ、いつも私のことからかって楽しんでるでしょ?』
「そんなつもりは……」
「あるべ!」
後ろから河田くんがやってきて、ニヤリと笑った。
「いい加減、ちゃんと言った方がいいべさ」
そう言って、河田くんは深津くんの肩をポンポンと叩いてまたどっかに行ってしまった。
『河田くん、ちゃんと言った方がいいっていってたけど、私のことからかって遊んでるの河田くんだってちゃんと分かってるんだねぇ』
深津くんは、大きなため息をついた。
私は、今までからかって遊んでいたことを詫びてもらえるのだと思ってばかりいた私はムッとなる。
「苗字のこと、好きだからからかってるピョン。これからも可愛い反応返して欲しい…ピョン」
『は!?』
深津くんの顔をまじまじ見れば、耳が赤くなっている。
これも私をからかっているんだと思うには、あまりにも深津くんのいつもの表情とは違っていて、私も顔を赤くすることしか出来ないのだった。
***
2023.9.21.