◆◇◆シンプル・100のお題◆◇◆
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*020:さくらんぼ*
「どや?」
ベーっと舌を出したあっくんは、口の中で器用に結んださくらんぼの茎を私に見せた。
『早っ…練習したことあるん?』
「こんなん簡単やろ」
『私は上手く出来へんよ…』
同じくべーっと舌を出してまっすぐなままのさくらんぼの茎を見せる。
「ほな、練習しよか?」
あっくんはさくらんぼの茎をティッシュで丁寧にくるんで捨ててから、私のそばにくる。
練習って言っても何をするか分からないから小首を傾げていると、あっくんの顔が近づいて唇が重なった。
器用なあっくんの舌は私の唇を割って咥内へと侵入する。
そして、あっという間にさくらんぼの茎ごと私の舌を絡めとってしまう。
『……んっ…』
あっくんとのキスはいつも頭がくらくらするくらい気持ちがいいけれど、今日はいつも以上に深く絡み付くキスで、私は腕にしがみつくように受け入れる。
あっくんの唇はすぐに離れる気配もさくらんぼの茎を結ぼうなんて気もないみたいだ。
呼吸をするのも苦しいくらいの激しいキスがようやく終われば、私はへなへなとその場に座り込む。
「教えるんは難しいなぁ…」
あっくんは涼しい顔で私の口から奪ったさくらんぼの茎をさっと結んでべっと出しながら呟いた。
「実践あるのみやな。ほな、もう一回しよか?」
『実践って…』
「キス上手なりたいやろ?」
『あっくんがキスしたいだけやないの?』
「ばれとる?」
あっくんは悪びれた様子もなくニヤリと笑うとひざまずいて顔を近づけてくる。
そんな姿もカッコよくて、私は目を閉じて受け入れたのだった。
***
2022.4.25.
「どや?」
ベーっと舌を出したあっくんは、口の中で器用に結んださくらんぼの茎を私に見せた。
『早っ…練習したことあるん?』
「こんなん簡単やろ」
『私は上手く出来へんよ…』
同じくべーっと舌を出してまっすぐなままのさくらんぼの茎を見せる。
「ほな、練習しよか?」
あっくんはさくらんぼの茎をティッシュで丁寧にくるんで捨ててから、私のそばにくる。
練習って言っても何をするか分からないから小首を傾げていると、あっくんの顔が近づいて唇が重なった。
器用なあっくんの舌は私の唇を割って咥内へと侵入する。
そして、あっという間にさくらんぼの茎ごと私の舌を絡めとってしまう。
『……んっ…』
あっくんとのキスはいつも頭がくらくらするくらい気持ちがいいけれど、今日はいつも以上に深く絡み付くキスで、私は腕にしがみつくように受け入れる。
あっくんの唇はすぐに離れる気配もさくらんぼの茎を結ぼうなんて気もないみたいだ。
呼吸をするのも苦しいくらいの激しいキスがようやく終われば、私はへなへなとその場に座り込む。
「教えるんは難しいなぁ…」
あっくんは涼しい顔で私の口から奪ったさくらんぼの茎をさっと結んでべっと出しながら呟いた。
「実践あるのみやな。ほな、もう一回しよか?」
『実践って…』
「キス上手なりたいやろ?」
『あっくんがキスしたいだけやないの?』
「ばれとる?」
あっくんは悪びれた様子もなくニヤリと笑うとひざまずいて顔を近づけてくる。
そんな姿もカッコよくて、私は目を閉じて受け入れたのだった。
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2022.4.25.