Heartful First Year【藤真健司】
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「何見てんだ?」
『わっ!健司くん!』
自習室のパソコンで作成していた学期末のレポートの息抜きにと開いていたホームページを見られて、私は飛び上がるほど驚いた。
さっきまでは私の向かいの席でお昼寝してたのに、このタイミングで目を覚まさなくても…
【カップルへ5の質問】なんてページを見ていて、こっそりやろうと思っていたのだ。
「おっ!面白そうじゃん。やろうぜ!」
そう言って、健司くんは私の肩に顔を置いてノートパソコンを覗き込む。
健司くんの体温を感じて、私はドキドキしてしまう。
サラサラの髪が私の頬に触れるのもくすぐったい…
わざわざ私の指をそっとつかんで、私の指でクリックをさせるように健司くんは動かした。
「まずは…①お酒に強い方なのはどっち?んー、飲んだことねぇからわかんねぇな…」
『そうなの?部活で飲んだことあるのかと思った!』
「意外と俺の部活、タバコや酒には厳しいんだよな…一回くらい飲んでみてぇなぁ…咲は?」
『秘密』
「じゃ、飲んだ事あんだな!じゃあこっちは彼女だな…」
『なんで分かったの?』
「何となくだよ!…ってか俺以外のやつの前では飲むなよ?」
『はーい。お父さんとお母さんと一緒の時にしか飲んだ事ないから大丈夫だって!』
「ならよかった…」
健司くんはふぅっとため息をついて、今度は健司くんが次の質問へとクリックした。
『②お互いの誕生日どんな風に祝ってる?だって』
「そういえば、誕生日いつだ?」
『実は…5月だったんだよね…』
「マジかよ!言えって…」
『言うタイミング逃しちゃって…健司くんは8月でしょ?』
「おう!何で知ってんだよ?」
『えへへ…ずっと藤真健司のファンだったからその辺はチェック済みだよ~』
「俺の誕生日は、咲の誕生日の分まで盛大にやろうぜ!」
『盛大だけど、二人っきりでお祝いしようね?』
「も、もちろん…二人でお祝いしようぜ!」
真っ赤な顔で慌てて次の質問を慌ててクリックする健司くんがつい可愛くって、笑顔になってしまう。
「次は…③カラオケでデュエットするとしたら何歌う?だってよ」
『そういえば、カラオケも行ったことないね。私たち…』
「おう!ってか俺、カラオケなんて数えるほどしか言った事ねぇよ…」
『そうなの!?』
「デュエットってどんな曲だ?」
『そもそも健司くん、音楽聞くの?』
「…あんま聞かねぇ」
『じゃ、今度おすすめの曲教えるね?一緒に覚えて歌おう』
「おう!」
今度は私がクリックして次の質問へと進む。
『④相手に何かをあげるのが多いのはどっち?…これは健司くん!』
「そうか?咲じゃね?」
『この前お菓子くれたし、いつも幸せもらってるよ?』
「俺も、幸せもらってるぜ?」
お互い顔を見合わせてふふふっと笑ってしまう。
『じゃ、お互い一緒くらいってことかな?』
「そーだな!」
最後の質問は、一緒にクリックした。
「⑤どんな告白の仕方だった?…か」
『クリスマスイブのこと、覚えてる?』
「当たり前だろ!あん時、めちゃくちゃ緊張してたから、肝心の好きって言うの忘れちまったんだよな…」
『私もビックリしすぎて、ずっと好きだったこと伝え忘れたんだよね…』
まだ半年とちょっと前のことなのに、ずいぶん前のことに感じる。
目を見合わせて健司くんの顔が近づいたのでそっと目を閉じれば、唇がちゅって重なった。
キスするタイミングみたいなのも少しだけ慣れた気がする。
とはいえ、ここ…自習室だった…
慌てて周りを見回せば、幸い人がいなかったものの気まずい気持ちで、
『ごめん…』
小声でパソコンをレポート画面に戻した。
「誰もいないから気にしなくても…」
『私は気にする…』
「わかったよ…レポートもういいだろ?行こうぜ!」
『えっ?どこへ?』
「カラオケ!二人っきりになれるしな!」
『う、うん!』
健司くんに手を引かれて、駆け足で二人大学を飛び出したのだった。
***
2022.2.12.
診断メーカーより
①お酒に強い方なのはどっち?
②お互いの誕生日どんな風に祝ってる?
③カラオケでデュエットするとしたら何歌う?
④相手に何かをあげるのが多いのはどっち?
⑤どんな告白の仕方だった?
『わっ!健司くん!』
自習室のパソコンで作成していた学期末のレポートの息抜きにと開いていたホームページを見られて、私は飛び上がるほど驚いた。
さっきまでは私の向かいの席でお昼寝してたのに、このタイミングで目を覚まさなくても…
【カップルへ5の質問】なんてページを見ていて、こっそりやろうと思っていたのだ。
「おっ!面白そうじゃん。やろうぜ!」
そう言って、健司くんは私の肩に顔を置いてノートパソコンを覗き込む。
健司くんの体温を感じて、私はドキドキしてしまう。
サラサラの髪が私の頬に触れるのもくすぐったい…
わざわざ私の指をそっとつかんで、私の指でクリックをさせるように健司くんは動かした。
「まずは…①お酒に強い方なのはどっち?んー、飲んだことねぇからわかんねぇな…」
『そうなの?部活で飲んだことあるのかと思った!』
「意外と俺の部活、タバコや酒には厳しいんだよな…一回くらい飲んでみてぇなぁ…咲は?」
『秘密』
「じゃ、飲んだ事あんだな!じゃあこっちは彼女だな…」
『なんで分かったの?』
「何となくだよ!…ってか俺以外のやつの前では飲むなよ?」
『はーい。お父さんとお母さんと一緒の時にしか飲んだ事ないから大丈夫だって!』
「ならよかった…」
健司くんはふぅっとため息をついて、今度は健司くんが次の質問へとクリックした。
『②お互いの誕生日どんな風に祝ってる?だって』
「そういえば、誕生日いつだ?」
『実は…5月だったんだよね…』
「マジかよ!言えって…」
『言うタイミング逃しちゃって…健司くんは8月でしょ?』
「おう!何で知ってんだよ?」
『えへへ…ずっと藤真健司のファンだったからその辺はチェック済みだよ~』
「俺の誕生日は、咲の誕生日の分まで盛大にやろうぜ!」
『盛大だけど、二人っきりでお祝いしようね?』
「も、もちろん…二人でお祝いしようぜ!」
真っ赤な顔で慌てて次の質問を慌ててクリックする健司くんがつい可愛くって、笑顔になってしまう。
「次は…③カラオケでデュエットするとしたら何歌う?だってよ」
『そういえば、カラオケも行ったことないね。私たち…』
「おう!ってか俺、カラオケなんて数えるほどしか言った事ねぇよ…」
『そうなの!?』
「デュエットってどんな曲だ?」
『そもそも健司くん、音楽聞くの?』
「…あんま聞かねぇ」
『じゃ、今度おすすめの曲教えるね?一緒に覚えて歌おう』
「おう!」
今度は私がクリックして次の質問へと進む。
『④相手に何かをあげるのが多いのはどっち?…これは健司くん!』
「そうか?咲じゃね?」
『この前お菓子くれたし、いつも幸せもらってるよ?』
「俺も、幸せもらってるぜ?」
お互い顔を見合わせてふふふっと笑ってしまう。
『じゃ、お互い一緒くらいってことかな?』
「そーだな!」
最後の質問は、一緒にクリックした。
「⑤どんな告白の仕方だった?…か」
『クリスマスイブのこと、覚えてる?』
「当たり前だろ!あん時、めちゃくちゃ緊張してたから、肝心の好きって言うの忘れちまったんだよな…」
『私もビックリしすぎて、ずっと好きだったこと伝え忘れたんだよね…』
まだ半年とちょっと前のことなのに、ずいぶん前のことに感じる。
目を見合わせて健司くんの顔が近づいたのでそっと目を閉じれば、唇がちゅって重なった。
キスするタイミングみたいなのも少しだけ慣れた気がする。
とはいえ、ここ…自習室だった…
慌てて周りを見回せば、幸い人がいなかったものの気まずい気持ちで、
『ごめん…』
小声でパソコンをレポート画面に戻した。
「誰もいないから気にしなくても…」
『私は気にする…』
「わかったよ…レポートもういいだろ?行こうぜ!」
『えっ?どこへ?』
「カラオケ!二人っきりになれるしな!」
『う、うん!』
健司くんに手を引かれて、駆け足で二人大学を飛び出したのだった。
***
2022.2.12.
診断メーカーより
①お酒に強い方なのはどっち?
②お互いの誕生日どんな風に祝ってる?
③カラオケでデュエットするとしたら何歌う?
④相手に何かをあげるのが多いのはどっち?
⑤どんな告白の仕方だった?