Heartful First Year【藤真健司】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「久しぶりだな!」
『藤真くん!!』
俺が遠征を終えて帰宅したのが昨日で、ゴールデンウィーク最終日の今日は終日オフだ。
もちろん、古屋とデートの約束をしている。
たった一週間会わなかっただけなのに、すげぇ久しぶりな気がしてしまう。
『寂しかった…』
そんなふうに呟いた古屋が同じ気持ちだったのが嬉しくて、人目もはばからずにぎゅって抱きしめたい衝動を抑えて、手を握った。
「どっか行きたいとこは?」
『えへへ…甘いもの食べに行きたいな』
「いいな!」
古屋が行きたいというカフェで、スイーツを半分こずつして、他愛もない話にも古屋は笑顔でいてくれて最高のデートだ。
次はどうしようかと当てもなく、静かな公園まで来た。
『えっと…言いたいことが…』
「ん?」
『健司くんって呼んで良い?』
「……当たり前だろ!」
なんてことない風を装ってみたものの俺の心臓は、ドキドキとうるさい音を立てる。
『よかった…』
にっこり微笑む古屋…いや咲に意を決して、向き合った。
このタイミングならバッチリだろう。
「咲…」
俺も初めて名前を呼んで、咲の肩にそっと両手をおいた。
そして、咲が目を閉じたのを確認して、ゆっくり顔を近づける。
お互いの鼻先がかすめて、次は唇が重なりそうになると…
『待って!』
と咲が言ったので、俺はどうしていいか分からなくて、動きを止める。
どうしたらいいかか分からなくて、そのまま固まってしまう。
数秒のことだけど、永遠と思えるくらい長くて、恐る恐る目を開けると、当たり前だけど間近に咲の顔…
咲もそっと目を開けたので、ビクッとなった瞬間に唇が触れ合ってしまった。
『あっ…』「おっ…」
初めてのキスをまさか目を開けたまますることになるなんて思わず、動揺して身体を離す。
咲は真っ赤な顔で唇を押さえたまま、
『ごめん…』
そう呟いた。
「ありがと…う…?」
なぜか俺の口からでたのはお礼の言葉で、何言ってるんだとさらに顔が熱くなる。
ぷぷっと咲が吹き出したので、おれもへへっと笑ってみる。
『ちゃんとしたのは誰も見られないとこでお願いしマス…』
照れた顔で言う咲に、また俺の心臓はドキドキと音をたて始めた。
***
2022.2.6.
お題ガチャより
「いよいよ初めてのキス、2人の唇が近づいたとき、急に恥ずかしくなって「待って!」と言っちゃう咲と思わず止まっちゃう健司」
Thank you for Kisaragi-sama!
『藤真くん!!』
俺が遠征を終えて帰宅したのが昨日で、ゴールデンウィーク最終日の今日は終日オフだ。
もちろん、古屋とデートの約束をしている。
たった一週間会わなかっただけなのに、すげぇ久しぶりな気がしてしまう。
『寂しかった…』
そんなふうに呟いた古屋が同じ気持ちだったのが嬉しくて、人目もはばからずにぎゅって抱きしめたい衝動を抑えて、手を握った。
「どっか行きたいとこは?」
『えへへ…甘いもの食べに行きたいな』
「いいな!」
古屋が行きたいというカフェで、スイーツを半分こずつして、他愛もない話にも古屋は笑顔でいてくれて最高のデートだ。
次はどうしようかと当てもなく、静かな公園まで来た。
『えっと…言いたいことが…』
「ん?」
『健司くんって呼んで良い?』
「……当たり前だろ!」
なんてことない風を装ってみたものの俺の心臓は、ドキドキとうるさい音を立てる。
『よかった…』
にっこり微笑む古屋…いや咲に意を決して、向き合った。
このタイミングならバッチリだろう。
「咲…」
俺も初めて名前を呼んで、咲の肩にそっと両手をおいた。
そして、咲が目を閉じたのを確認して、ゆっくり顔を近づける。
お互いの鼻先がかすめて、次は唇が重なりそうになると…
『待って!』
と咲が言ったので、俺はどうしていいか分からなくて、動きを止める。
どうしたらいいかか分からなくて、そのまま固まってしまう。
数秒のことだけど、永遠と思えるくらい長くて、恐る恐る目を開けると、当たり前だけど間近に咲の顔…
咲もそっと目を開けたので、ビクッとなった瞬間に唇が触れ合ってしまった。
『あっ…』「おっ…」
初めてのキスをまさか目を開けたまますることになるなんて思わず、動揺して身体を離す。
咲は真っ赤な顔で唇を押さえたまま、
『ごめん…』
そう呟いた。
「ありがと…う…?」
なぜか俺の口からでたのはお礼の言葉で、何言ってるんだとさらに顔が熱くなる。
ぷぷっと咲が吹き出したので、おれもへへっと笑ってみる。
『ちゃんとしたのは誰も見られないとこでお願いしマス…』
照れた顔で言う咲に、また俺の心臓はドキドキと音をたて始めた。
***
2022.2.6.
お題ガチャより
「いよいよ初めてのキス、2人の唇が近づいたとき、急に恥ずかしくなって「待って!」と言っちゃう咲と思わず止まっちゃう健司」
Thank you for Kisaragi-sama!