1-5番の各ポジションのメンツで合コンに行く話
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「はっはっはっ!」
ひと際大きな声の持ち主は、桜木花道くん。
今回参加した中で、一番年下の赤髪の彼は、先輩には物おじしないタイプらしく、メガネさんやらミッチーやら、挙句の果てには一番のイケメンをホケツくんなんて呼んでいる。
その一方で、女の子慣れはしていないようで、
『花道くんって呼べばいいかな?』
なんて話しかけただけで真っ赤な顔になって、
「はは、はい!えっと…お名前…」
『記念。呼び捨てで呼んで良いよ!』
「そ、そう言うわけには…記念さんとお呼びします!」
とガタッと席を立って叫ぶようにそう言った。
面白い子だな~なんて、思っているうちに彼の言動から目が離せなくなってしまった。
今まで、年下の男の子になんて興味がなかったのに…って思うけれど、言葉を交わす度に見せる可愛い反応にニヤリとしてしまう。
まだ未成年の彼は、コーラ片手にガツガツと料理を平らげていくのも見ていて気持ちがいい。
合コンが終わって店を出るときに、なるべく自然に花道くんの隣に陣取って外に出た。
『花道くん、一緒に帰ろ~』
こんな言葉を使うのは高校生以来だけど、彼にはそんな風に誘うのがいい気がして声をかけてみた。
「記念サン!俺、走ってきたんすよ!」
『そうなの!?家、近いの?』
「スポーツマンなんで、走って帰ればすぐっすよ!」
噛み合っているようないないような、何だか肩透かしを食らったような気持ちになったけれど、
『じゃあさ、駅まで送っていってよ~』
「俺、駅と逆方向なんすよ!じゃ!」
そう言って走り去ろうとする花道くんの手を私は思わず手をつかんだ。
『待って!』
「…!?」
ビックリした花道くんは目を白黒させて、私の手を振りほどいたので、私も自分のした行為が恥ずかしくなってしまう。
『ごめん!』
「ああああああ、あの…その……すいません…」
真っ赤な顔で弁解する花道くんに思わず、
『もっと、一緒に居たいって思ったんだけど…』
「一緒にって、今、一緒に居るっす!」
意味が伝わらなかったことに、私はがくっと肩を落とした。
脈無しか…脈ありか…
全く判断のつかない彼にますます興味が湧く。
これが、惚れるってことなのかな…
『そういうことじゃなくて…うーん…花道くんの家までついていきたいなってこと!』
彼のことも自分の気持ちもよく分からなくなって、もう少し一緒にいられそうな方法を提案する。
「家っすか?何もないっすよ!」
やっぱり、伝わってない?
『何もなくていいからさ!案内してよ!』
「では、この天才の家に行きましょう!はっはっはっ!」
これが私たちの恋の始まりって言っていいのだろうか…?
大股で歩き出した花道くんの後を慌てて追いかけた。
『ねぇ…家、まだ?』
30分くらい歩いた所で思わず聞いてしまった。
「もうすぐっす!」
にかっと笑ったその笑顔が眩しくて、その笑顔を独り占めしたいなって気持ちが沸き上がる。
『ねぇ、花道くん?女の子を家に招待する意味分かってる?』
「…???」
はてながいっぱい浮かんだような顔を見て、鈍感すぎる彼に笑いが込み上げる。
『普通さ、女の子が男の子の家に行きたいっていう時は、好きってことだよ!』
「…スキ?」
『そう、お付き合いしたいってこと!』
今度は花道くんの手をそっと握った。
真っ赤になったその顔と今度は手を振り払われないから、期待して良いってことだよね?
ひと際大きな声の持ち主は、桜木花道くん。
今回参加した中で、一番年下の赤髪の彼は、先輩には物おじしないタイプらしく、メガネさんやらミッチーやら、挙句の果てには一番のイケメンをホケツくんなんて呼んでいる。
その一方で、女の子慣れはしていないようで、
『花道くんって呼べばいいかな?』
なんて話しかけただけで真っ赤な顔になって、
「はは、はい!えっと…お名前…」
『記念。呼び捨てで呼んで良いよ!』
「そ、そう言うわけには…記念さんとお呼びします!」
とガタッと席を立って叫ぶようにそう言った。
面白い子だな~なんて、思っているうちに彼の言動から目が離せなくなってしまった。
今まで、年下の男の子になんて興味がなかったのに…って思うけれど、言葉を交わす度に見せる可愛い反応にニヤリとしてしまう。
まだ未成年の彼は、コーラ片手にガツガツと料理を平らげていくのも見ていて気持ちがいい。
合コンが終わって店を出るときに、なるべく自然に花道くんの隣に陣取って外に出た。
『花道くん、一緒に帰ろ~』
こんな言葉を使うのは高校生以来だけど、彼にはそんな風に誘うのがいい気がして声をかけてみた。
「記念サン!俺、走ってきたんすよ!」
『そうなの!?家、近いの?』
「スポーツマンなんで、走って帰ればすぐっすよ!」
噛み合っているようないないような、何だか肩透かしを食らったような気持ちになったけれど、
『じゃあさ、駅まで送っていってよ~』
「俺、駅と逆方向なんすよ!じゃ!」
そう言って走り去ろうとする花道くんの手を私は思わず手をつかんだ。
『待って!』
「…!?」
ビックリした花道くんは目を白黒させて、私の手を振りほどいたので、私も自分のした行為が恥ずかしくなってしまう。
『ごめん!』
「ああああああ、あの…その……すいません…」
真っ赤な顔で弁解する花道くんに思わず、
『もっと、一緒に居たいって思ったんだけど…』
「一緒にって、今、一緒に居るっす!」
意味が伝わらなかったことに、私はがくっと肩を落とした。
脈無しか…脈ありか…
全く判断のつかない彼にますます興味が湧く。
これが、惚れるってことなのかな…
『そういうことじゃなくて…うーん…花道くんの家までついていきたいなってこと!』
彼のことも自分の気持ちもよく分からなくなって、もう少し一緒にいられそうな方法を提案する。
「家っすか?何もないっすよ!」
やっぱり、伝わってない?
『何もなくていいからさ!案内してよ!』
「では、この天才の家に行きましょう!はっはっはっ!」
これが私たちの恋の始まりって言っていいのだろうか…?
大股で歩き出した花道くんの後を慌てて追いかけた。
『ねぇ…家、まだ?』
30分くらい歩いた所で思わず聞いてしまった。
「もうすぐっす!」
にかっと笑ったその笑顔が眩しくて、その笑顔を独り占めしたいなって気持ちが沸き上がる。
『ねぇ、花道くん?女の子を家に招待する意味分かってる?』
「…???」
はてながいっぱい浮かんだような顔を見て、鈍感すぎる彼に笑いが込み上げる。
『普通さ、女の子が男の子の家に行きたいっていう時は、好きってことだよ!』
「…スキ?」
『そう、お付き合いしたいってこと!』
今度は花道くんの手をそっと握った。
真っ赤になったその顔と今度は手を振り払われないから、期待して良いってことだよね?