バタフライキス【三井寿SS】
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『ねぇ…何見てるの?』
「うおっ!?脅かすなよ…」
真剣にスマホを覗き込んでいる寿に、私はそっと後ろから声をかけると、寿は飛び上がるように驚いた。
少し眉間にしわを寄せて、スマホを見ている時は、大体エロサイトを見ている時だ。
真面目な顔で調べものか何かをしているつもりかもしれないが、付き合いが長くなった私にはバレバレだ。
寿のスマホをひょいと取り上げて、見てみれば、【キスの種類】なんてサイトを見ていたようだ。
「勝手に見るなよ!」
むすっとした寿に、エロサイトを見ていると疑ったことを心の中で詫びて、
『ごめんごめん!』
スマホを勝手にのぞいたことだけを謝って、寿にスマホを返した。
『で、三井くん。そのサイトでやってみたいキス、見つかった?』
私は、久しぶりの呼び方で寿を呼んで、ニヤリと聞いてみた。
「…何だっていいだろ?」
寿はふいっと後ろを向いて、どかっと胡坐をかいて座った。
そんな寿に私は後ろからふわりと抱きついて、
『私は…寿と色んなキス、したいなぁ…』
そう言うと、寿はポリポリとあごの傷を触った後、スマホを操作すると、私に画面を見せてきた。
【バタフライキス】と書かれたページを見せられたので、私は寿からスマホを受け取って、ざっと読んでみる。
まつ毛とまつ毛を触れ合わせるキスなのだそうだ。
「…どうだ?」
『どうって…やってみるっきゃないでしょ!』
寿のスマホを置いて、座ったままの寿と向き合う。
「いくぞ!」
『あ…うん…どうぞ…』
お互い顔を近づけて、目を開けるのか閉じるのかどっちが正解なのか分からないまま、おでこがコツンとぶつかった。
「…こうか?」
寿がおでこをぐりぐりしてまつ毛を合わせようとするので、私も位置をずらして何とかまつ毛を合わせようとするけれど、うまくいかない。
『…難しい…』
しばらくメンチの斬り合いみたいにおでこをぐりぐりしていたが、
『これ、無理…』
「無理だな…」
お互いにおでこを離した。
少し赤くなった寿のおでこに笑いがこみ上げて、くすくすと笑ってしまう。
「俺は…諦めの悪い男、三井寿だぜ…これ、片目ならいけんじゃね?」
『…まだやるの?』
「おう!」
寿が右目を私の右目に近づけてくるので、私は思わず右目をつむると、何とかまつ毛通しが触れ合ったので、パチパチと瞬きをした。
『くすぐったいね…』
「おう…何か照れるな…」
数回の瞬きの後、お互いに見つめあって、何だか気恥ずかしい気持ちになる。
『反対もする?』
「いや…俺はやっぱ、こっちがいい…」
寿は私のあごをとると、チュッと唇にキスをした。
『もう…いきなりはずるい!』
私はお返しとばかりに、寿を押し倒して、服をめくり、わき腹にまつ毛をパサパサとこすりつけるようにバタフライキスでお返しした。
「くっ…くすぐってぇ!」
身をよじる寿に、今度は私が押し倒される格好になってしまった。
「友…」
じとっとした瞳で見つめられれば、お互い考えていることなんて言わなくてもわかる。
寿の顔が近づいてきたので、今度は大人しく瞳を閉じた。
***
2021.7.15. Thank you for kisaragi-sama
「うおっ!?脅かすなよ…」
真剣にスマホを覗き込んでいる寿に、私はそっと後ろから声をかけると、寿は飛び上がるように驚いた。
少し眉間にしわを寄せて、スマホを見ている時は、大体エロサイトを見ている時だ。
真面目な顔で調べものか何かをしているつもりかもしれないが、付き合いが長くなった私にはバレバレだ。
寿のスマホをひょいと取り上げて、見てみれば、【キスの種類】なんてサイトを見ていたようだ。
「勝手に見るなよ!」
むすっとした寿に、エロサイトを見ていると疑ったことを心の中で詫びて、
『ごめんごめん!』
スマホを勝手にのぞいたことだけを謝って、寿にスマホを返した。
『で、三井くん。そのサイトでやってみたいキス、見つかった?』
私は、久しぶりの呼び方で寿を呼んで、ニヤリと聞いてみた。
「…何だっていいだろ?」
寿はふいっと後ろを向いて、どかっと胡坐をかいて座った。
そんな寿に私は後ろからふわりと抱きついて、
『私は…寿と色んなキス、したいなぁ…』
そう言うと、寿はポリポリとあごの傷を触った後、スマホを操作すると、私に画面を見せてきた。
【バタフライキス】と書かれたページを見せられたので、私は寿からスマホを受け取って、ざっと読んでみる。
まつ毛とまつ毛を触れ合わせるキスなのだそうだ。
「…どうだ?」
『どうって…やってみるっきゃないでしょ!』
寿のスマホを置いて、座ったままの寿と向き合う。
「いくぞ!」
『あ…うん…どうぞ…』
お互い顔を近づけて、目を開けるのか閉じるのかどっちが正解なのか分からないまま、おでこがコツンとぶつかった。
「…こうか?」
寿がおでこをぐりぐりしてまつ毛を合わせようとするので、私も位置をずらして何とかまつ毛を合わせようとするけれど、うまくいかない。
『…難しい…』
しばらくメンチの斬り合いみたいにおでこをぐりぐりしていたが、
『これ、無理…』
「無理だな…」
お互いにおでこを離した。
少し赤くなった寿のおでこに笑いがこみ上げて、くすくすと笑ってしまう。
「俺は…諦めの悪い男、三井寿だぜ…これ、片目ならいけんじゃね?」
『…まだやるの?』
「おう!」
寿が右目を私の右目に近づけてくるので、私は思わず右目をつむると、何とかまつ毛通しが触れ合ったので、パチパチと瞬きをした。
『くすぐったいね…』
「おう…何か照れるな…」
数回の瞬きの後、お互いに見つめあって、何だか気恥ずかしい気持ちになる。
『反対もする?』
「いや…俺はやっぱ、こっちがいい…」
寿は私のあごをとると、チュッと唇にキスをした。
『もう…いきなりはずるい!』
私はお返しとばかりに、寿を押し倒して、服をめくり、わき腹にまつ毛をパサパサとこすりつけるようにバタフライキスでお返しした。
「くっ…くすぐってぇ!」
身をよじる寿に、今度は私が押し倒される格好になってしまった。
「友…」
じとっとした瞳で見つめられれば、お互い考えていることなんて言わなくてもわかる。
寿の顔が近づいてきたので、今度は大人しく瞳を閉じた。
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2021.7.15. Thank you for kisaragi-sama
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