Stay together【土屋淳SS】
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「眩し!なんでこの部屋にベッド置いたんや?それにまだ早い時間やないか…」
『はぁ?もう10時やで!ベッドは…淳が絶対この部屋がええ言うたんやろ?』
せっかくの日曜日…それも久しぶりのオフで、たっぷり寝てやろうという俺の気持ちとは裏腹に、ぽーるはさっさと起きて、カーテンを明けた。
窓のそばに置かれたベッドに直接日差しが降り注ぐ。
梅雨明けの夏空の日差しは、鬱陶しいくらいに眩しい。
もう一言文句を…と思った時には、もうキッチンへ行ってしまったようで、キッチンから怒ったようにガリガリとコーヒー豆を削る音が聞こえる。
キッチンから、いれたてのコーヒーの香りが漂ってきたので、んんっと伸びをしてベッドから降りた。
『やっと起きてきたわ…』
ガンっと、少し荒々しくコーヒーをテーブルに置いたぽーるの膨らんだほっぺもたまらなく可愛い…なんて、今、言うたら怒られてしまうから心の中にそっとしまう。
コーヒーに口をつけて、ふとカレンダーを見れば、今日の日付に付けられたハートマークが目についた。
…しもたっ!今日は結婚記念日やった…そりゃ、怒るわな…
ガチャガチャとキッチンで朝食を準備するぽーるを後ろからそっと抱きしめた。
左手を取って、薬指に光る指輪に口付けた。
「ごめんなぁ…今日のこと、すっかり忘れてもうて…ずっと…これからも…愛してんで…」
こんなセリフも、ぽーるの前でならすんなり出てくる。
『仕方ないなぁ…』
そんなくさいセリフに機嫌が直ったのか、ふふふ…と笑ってぽーるは、機嫌よく朝食を並べ始めたのを手伝う。
こんな風にご機嫌なぽーるの顔も愛おしい。
出会った頃は、あっくんとぽーるちゃんで、付き合い始めてからは淳とぽーると呼ぶようになった。
しばらくたって、「なぁ…」と『ねぇ…』で通じるようになって、名前を呼ばないことで喧嘩したこともあった。
結婚したら、同じ「土屋さん」って呼ばれるようになって、照れくさいって言っていたのはいつやったっけ?
これからも、二人で時を刻んで、パパとママって呼ばれるようになって、それから、じいじとばあばになるかもしれない。
どんな楽しい未来が待っているのか想像する時、必ずぽーるがいる。
二人で向かい合わせに座って、いただきますと手を合わせる。
「お詫びやないけど、どっか行きたいとこ、あらへん?」
『うーん、、淳とならどこでもええよ…』
「ほな、ぽーるの好きな駅向こうのお店にご飯食べに行こか?」
緑あふれる大型の公園に面したこじゃれたカフェが気に入ってぽーるは通っているようだが、まだ行ったことがない。
『淳は行ったことあらへんもんね!飛び切りオシャレして、行こ!』
嬉しそうなぽーるにこっちまで嬉しくなる。
何でもない日常も、今日みたいな特別な一日も、ぽーると一緒にこれからも過ごしたい。
「僕にはぽーるだけやから…これからもずっと、一緒にいてな!」
『もちろん!』
二人がいいね…Stay together…
***
2021.6.8.
10000hits Request from ぽーる-sama
Inspired by H/OME M/ADE家/族「二/人がいい/ね」
こぼれ話→Stay together【土屋淳SS】
『はぁ?もう10時やで!ベッドは…淳が絶対この部屋がええ言うたんやろ?』
せっかくの日曜日…それも久しぶりのオフで、たっぷり寝てやろうという俺の気持ちとは裏腹に、ぽーるはさっさと起きて、カーテンを明けた。
窓のそばに置かれたベッドに直接日差しが降り注ぐ。
梅雨明けの夏空の日差しは、鬱陶しいくらいに眩しい。
もう一言文句を…と思った時には、もうキッチンへ行ってしまったようで、キッチンから怒ったようにガリガリとコーヒー豆を削る音が聞こえる。
キッチンから、いれたてのコーヒーの香りが漂ってきたので、んんっと伸びをしてベッドから降りた。
『やっと起きてきたわ…』
ガンっと、少し荒々しくコーヒーをテーブルに置いたぽーるの膨らんだほっぺもたまらなく可愛い…なんて、今、言うたら怒られてしまうから心の中にそっとしまう。
コーヒーに口をつけて、ふとカレンダーを見れば、今日の日付に付けられたハートマークが目についた。
…しもたっ!今日は結婚記念日やった…そりゃ、怒るわな…
ガチャガチャとキッチンで朝食を準備するぽーるを後ろからそっと抱きしめた。
左手を取って、薬指に光る指輪に口付けた。
「ごめんなぁ…今日のこと、すっかり忘れてもうて…ずっと…これからも…愛してんで…」
こんなセリフも、ぽーるの前でならすんなり出てくる。
『仕方ないなぁ…』
そんなくさいセリフに機嫌が直ったのか、ふふふ…と笑ってぽーるは、機嫌よく朝食を並べ始めたのを手伝う。
こんな風にご機嫌なぽーるの顔も愛おしい。
出会った頃は、あっくんとぽーるちゃんで、付き合い始めてからは淳とぽーると呼ぶようになった。
しばらくたって、「なぁ…」と『ねぇ…』で通じるようになって、名前を呼ばないことで喧嘩したこともあった。
結婚したら、同じ「土屋さん」って呼ばれるようになって、照れくさいって言っていたのはいつやったっけ?
これからも、二人で時を刻んで、パパとママって呼ばれるようになって、それから、じいじとばあばになるかもしれない。
どんな楽しい未来が待っているのか想像する時、必ずぽーるがいる。
二人で向かい合わせに座って、いただきますと手を合わせる。
「お詫びやないけど、どっか行きたいとこ、あらへん?」
『うーん、、淳とならどこでもええよ…』
「ほな、ぽーるの好きな駅向こうのお店にご飯食べに行こか?」
緑あふれる大型の公園に面したこじゃれたカフェが気に入ってぽーるは通っているようだが、まだ行ったことがない。
『淳は行ったことあらへんもんね!飛び切りオシャレして、行こ!』
嬉しそうなぽーるにこっちまで嬉しくなる。
何でもない日常も、今日みたいな特別な一日も、ぽーると一緒にこれからも過ごしたい。
「僕にはぽーるだけやから…これからもずっと、一緒にいてな!」
『もちろん!』
二人がいいね…Stay together…
***
2021.6.8.
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Inspired by H/OME M/ADE家/族「二/人がいい/ね」
こぼれ話→Stay together【土屋淳SS】
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