キャリアウーマンのヒロインと友人です。
スポーツカーが似合う男【牧 紳一】
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「木下さん、どうぞ」
『ありがとうございます』
この人は、本当に女性の扱いが上手い。
助手席を開けて、思ったより広い助手席に座る。
スポーツカーがよく似合うこの男は、牧 紳一。
私は、全く知らなかったが、結構有名なバスケットボール選手らしい。
ヨーロッパかどこかのプロリーグを経て、昨年から日本のプロリーグで活躍していると聞いた。
よく焼けた肌は、バスケではなくサーフィンとか室外競技をしていそうだが…
大学を卒業してから6年、大手のコンサル会社に入社して、バリバリ仕事をした。
大学から付き合っていた彼とは、私に海外転勤の話が来て、彼より仕事を取って別れた。
2年間の海外生活の後、昨年、日本に戻ってきた。
帰国後も仕事で忙しく、家には帰って寝るだけ。
貴重な休日も、睡眠をとり、家事をするだけで終わってしまう。
まさに仕事が恋人状態。
そんな中、大学時代の友人、ともかと食事に行くことになった。
28歳にもなると、学生時代の友人は結婚や出産でどんどん疎遠になっていた。
そんな中でも、ともかは月に1度は簡単に連絡を取っている数少ない友人だ。
彼女も出版社で忙しく働いてるため、実際に会うのは3か月に一度くらいだが、気楽に誘える数少ない友人だ。
「かおり、相変わらず忙しそうだね~」
『こんな時間になっちゃって、ごめんね。明日は休みだから、久しぶりにゆっくり飲もう!』
近況報告や昔話に花を咲かせ、二軒目にともか行きつけだというスポーツバーへ行った。
再度の乾杯すると、ともかが、
「実は、報告があって…」
ともかの頬が少し赤い。
お互いお酒は強い方であるし、まだ今日はそこまで飲んでいない。
「結婚…するんだ」
『えっ?おめでとう!!』
「ありがとう。出会ってまだ3か月くらいだけど、とんとん拍子で話が進んで、私もまだ実感ないんだ」
『どんな人?』
「プロバスケットボール選手。取材で知り合って、まぁ…いろいろあってね~ここ、彼の行きつけのお店でもあるんだ」
『そうなんだ~ぜひ、紹介してよ!仕事人間のともかを惚れさせた男を見てみたいよ!』
「本当?今から呼ぶね!実は、彼の友達をかおりに紹介しようって企んでたんだ」
そうして、私は、ともかの婚約者とその友人と4人で飲むことになった。
「初めまして。神宗一郎です。こちらが、牧紳一。高校の先輩で、何の縁か一緒のチームでプレーしてます」
「初めまして」
牧紳一は、自然に手を差し出し、私も握手で返した。
バスケの選手だけあって、背が高く、手も大きい。
『二人とも本当に大きいですね。私、スポーツは全く疎くて、お二人がどれだけすごい選手か全く分からなくて、すいません。』
久しぶりに仕事以外で男性と話すことに緊張しながらも、お酒が入っていることもあって、気分がいい。
”ともか”、”宗”と呼び合う二人が、本当にお似合いのカップルで、心から幸せになってほしいと願う。
『さぁ、二人とも帰った帰った!せっかくの貴重な週末の夜を私なんかと過ごすなんてもったいないよ~牧さんもそう思うでしょ?あっ、結婚式は必ず呼んでね!』
「ああ、早く帰れ。木下さんの言うとおりだ」
早く帰れと言ってももう0時に近い時間だが、二人を店から追い出す。
席には、牧さんと私の二人。
『私たちも帰りますか?』
「いや、もう少し飲みたい気分だが…終電大丈夫か?」
『私もなんかちょっと寂しくなったので、もう少し飲みたい気分です。タクシーで帰るので、もう一軒どうですか?』
そう言って、牧紳一の行きつけだというバーに向かう。
「さっき、寂しいといったが、その…いい人とかはいないのか?」
『私、今の仕事が好きすぎて、中々そういう相手を探す余裕がなくて。もちろん、彼氏が欲しいって気持ちはあるんですけどね』
「俺と一緒だな。バスケが好きすぎて、海外まで行って…神の話を聞いて、ちょっと人恋しくはなってるかな。俺ももうすぐ30だし」
『えっ!牧さんまだ20代?』
「よく言われるよ。これでも実年齢との差が埋まってきたと思ったが…」
ふっと苦笑いする牧に、かおりはドキッとした。
初めて会ったのに居心地がよく、話が尽きない。
夜も更け、さすがに瞼が重たくなってきたので、
『牧さん、眠くなってきたから、そろそろお開きにしませんか?』
「そうですね。木下さん、明日は休みですか?お迎えに上がるのでドライブでもどうですか?」
デートに誘われているのだと分かるが、
『貴重な休みの日に、私なんかでいいんですか?』
「木下さんだからいいんです」
牧さんは、さらっと嬉しいことを言ってくれる。
タクシーで送り届けてもらい、明日の約束を確認して別れる。
朝、少しお酒が残るが、すがすがしい。
シャワーを浴びで、お気に入りの服に手を通す。
これから、起こるであろうことに期待せずにはいられない。
牧伸一のイメージにぴったりのスポーツカーが止まり、エスコートされる。
ーーー新たな恋の予感に胸がときめいた。
『ありがとうございます』
この人は、本当に女性の扱いが上手い。
助手席を開けて、思ったより広い助手席に座る。
スポーツカーがよく似合うこの男は、牧 紳一。
私は、全く知らなかったが、結構有名なバスケットボール選手らしい。
ヨーロッパかどこかのプロリーグを経て、昨年から日本のプロリーグで活躍していると聞いた。
よく焼けた肌は、バスケではなくサーフィンとか室外競技をしていそうだが…
大学を卒業してから6年、大手のコンサル会社に入社して、バリバリ仕事をした。
大学から付き合っていた彼とは、私に海外転勤の話が来て、彼より仕事を取って別れた。
2年間の海外生活の後、昨年、日本に戻ってきた。
帰国後も仕事で忙しく、家には帰って寝るだけ。
貴重な休日も、睡眠をとり、家事をするだけで終わってしまう。
まさに仕事が恋人状態。
そんな中、大学時代の友人、ともかと食事に行くことになった。
28歳にもなると、学生時代の友人は結婚や出産でどんどん疎遠になっていた。
そんな中でも、ともかは月に1度は簡単に連絡を取っている数少ない友人だ。
彼女も出版社で忙しく働いてるため、実際に会うのは3か月に一度くらいだが、気楽に誘える数少ない友人だ。
「かおり、相変わらず忙しそうだね~」
『こんな時間になっちゃって、ごめんね。明日は休みだから、久しぶりにゆっくり飲もう!』
近況報告や昔話に花を咲かせ、二軒目にともか行きつけだというスポーツバーへ行った。
再度の乾杯すると、ともかが、
「実は、報告があって…」
ともかの頬が少し赤い。
お互いお酒は強い方であるし、まだ今日はそこまで飲んでいない。
「結婚…するんだ」
『えっ?おめでとう!!』
「ありがとう。出会ってまだ3か月くらいだけど、とんとん拍子で話が進んで、私もまだ実感ないんだ」
『どんな人?』
「プロバスケットボール選手。取材で知り合って、まぁ…いろいろあってね~ここ、彼の行きつけのお店でもあるんだ」
『そうなんだ~ぜひ、紹介してよ!仕事人間のともかを惚れさせた男を見てみたいよ!』
「本当?今から呼ぶね!実は、彼の友達をかおりに紹介しようって企んでたんだ」
そうして、私は、ともかの婚約者とその友人と4人で飲むことになった。
「初めまして。神宗一郎です。こちらが、牧紳一。高校の先輩で、何の縁か一緒のチームでプレーしてます」
「初めまして」
牧紳一は、自然に手を差し出し、私も握手で返した。
バスケの選手だけあって、背が高く、手も大きい。
『二人とも本当に大きいですね。私、スポーツは全く疎くて、お二人がどれだけすごい選手か全く分からなくて、すいません。』
久しぶりに仕事以外で男性と話すことに緊張しながらも、お酒が入っていることもあって、気分がいい。
”ともか”、”宗”と呼び合う二人が、本当にお似合いのカップルで、心から幸せになってほしいと願う。
『さぁ、二人とも帰った帰った!せっかくの貴重な週末の夜を私なんかと過ごすなんてもったいないよ~牧さんもそう思うでしょ?あっ、結婚式は必ず呼んでね!』
「ああ、早く帰れ。木下さんの言うとおりだ」
早く帰れと言ってももう0時に近い時間だが、二人を店から追い出す。
席には、牧さんと私の二人。
『私たちも帰りますか?』
「いや、もう少し飲みたい気分だが…終電大丈夫か?」
『私もなんかちょっと寂しくなったので、もう少し飲みたい気分です。タクシーで帰るので、もう一軒どうですか?』
そう言って、牧紳一の行きつけだというバーに向かう。
「さっき、寂しいといったが、その…いい人とかはいないのか?」
『私、今の仕事が好きすぎて、中々そういう相手を探す余裕がなくて。もちろん、彼氏が欲しいって気持ちはあるんですけどね』
「俺と一緒だな。バスケが好きすぎて、海外まで行って…神の話を聞いて、ちょっと人恋しくはなってるかな。俺ももうすぐ30だし」
『えっ!牧さんまだ20代?』
「よく言われるよ。これでも実年齢との差が埋まってきたと思ったが…」
ふっと苦笑いする牧に、かおりはドキッとした。
初めて会ったのに居心地がよく、話が尽きない。
夜も更け、さすがに瞼が重たくなってきたので、
『牧さん、眠くなってきたから、そろそろお開きにしませんか?』
「そうですね。木下さん、明日は休みですか?お迎えに上がるのでドライブでもどうですか?」
デートに誘われているのだと分かるが、
『貴重な休みの日に、私なんかでいいんですか?』
「木下さんだからいいんです」
牧さんは、さらっと嬉しいことを言ってくれる。
タクシーで送り届けてもらい、明日の約束を確認して別れる。
朝、少しお酒が残るが、すがすがしい。
シャワーを浴びで、お気に入りの服に手を通す。
これから、起こるであろうことに期待せずにはいられない。
牧伸一のイメージにぴったりのスポーツカーが止まり、エスコートされる。
ーーー新たな恋の予感に胸がときめいた。
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