性癖シチュ四大癖書
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4.別れられない別れ話。【諸星大】
『別れよ…』
小さく絞り出した声は、大君に届いたようだ。
ピクリと眉を動かして、怪訝そうな顔をした。
私だって、こんなこと言いたくはないけれど、私から言わなくちゃいけないと口にしたのだ。
きっかけは、大くんが告白されているのを見ちゃったから。
それも、学校で一番美人と噂されている先輩から。
「私の方が大の隣にふさわしいと思うし、私の方が大を支えてあげられる」そんなセリフを聞いたら、私の今まで漠然と抱えていた不安が一気に押し寄せてきて、大君がなんて返事するか聞きたくなくて、逃げ出してしまったのだ。
バスケ部のマネージャーってだけで、大君と釣り合うと思っていた私がバカだったんだ。
もう、これ以上大君に迷惑かけちゃいけない。
私から、離れてあげなくっちゃって、部活の前に決めたんだ。
マネージャーだって、今、インターハイが終わったこの時期なら辞めても迷惑かけないだろう。
もちろん、大君は、告白されているところを私が見てしまったことなんて知らないし、偶然盗み見てしまったことをいうつもりはない。
こんなに一大決心をした私のセリフに、
「ぜってーむり」
と大くんはきっぱりと断った。でも、ここで引き下がるわけにはいかない。
『大くんと私は釣り合わない』
バスケ部のエースで、将来を期待されている彼のお荷物になるのは避けたい。
「んなことねーし」
『重荷になりたくないの』
「そんなこと、考えるな。嫌いになったんじゃねーならなおさら…」
そう、いつもこうやって私のことにだって真剣に向き合ってくれる。
本当はバスケのことだけ考えていたいはずなのに。
大君の一つ一つに真剣でまっすぐなところが大好きで、だからこそ私なんかに構ってちゃダメなんだ。
『好きだから考えちゃうんだよ。このまま付き合ってても大君のためにならない。マネージャーだって、辞めようかと…』
「ふざけるな!」
怒鳴り声とは裏腹に大君に優しく抱きしめられた。
『でも…』
「俺は、◯◯のことが好き。いないとバスケも頑張れないって思うくらいに。だから、別れるなんて言わないで」
辛い声を聞いて、涙があふれてきた。
『大君、ごめん…』
こんなに私のことを大切にしてくれているのに、私は自信を無くして逃げることで、大君に迷惑をかけてしまった。
「もし、◯◯がマネージャー辞めるなら、俺もバスケをやめる」
『えっ……?』
「そのくらい◯◯を必要としてるんだって。ま、もちろん別れてやらねーし、マネージャーを辞めるってのも全力で阻止するけどな。俺はバスケを続けたいし」
お茶目っぽく笑う大君にまた涙があふれてくる。
大君の優しさが染み渡る。
「それに、もし◯◯が俺のこと嫌いになったとしたら……考えたくないけど、また好きになってもらうために目いっぱい努力する」
『嫌いになんてならないし、なれないよ』
今度はぎゅっと抱きしめられる。
「っはー、よかった。スッゲー変な汗でたし」
そう言うと、大君は私から離れて、パタパタと手で顔を仰いだ。
『本当にゴメン。大君、大好き』
「俺も、大好き!」
もう一度、ぎゅってハグをした。
もしかしたら、また不安になっちゃうかもしれないけれど、今日の大君の言葉を聞いて大丈夫だって思えてきた。
これからも、ずーっと側に居させてね。
空にきらりと光った一番星に私は願った。
***
2024.7.25.
Thanks for the character's request!!!
ナカさま、ありがとうございました。
別れ話させてたら、辛くなっちゃって、短めなお話です( ;∀;)
『別れよ…』
小さく絞り出した声は、大君に届いたようだ。
ピクリと眉を動かして、怪訝そうな顔をした。
私だって、こんなこと言いたくはないけれど、私から言わなくちゃいけないと口にしたのだ。
きっかけは、大くんが告白されているのを見ちゃったから。
それも、学校で一番美人と噂されている先輩から。
「私の方が大の隣にふさわしいと思うし、私の方が大を支えてあげられる」そんなセリフを聞いたら、私の今まで漠然と抱えていた不安が一気に押し寄せてきて、大君がなんて返事するか聞きたくなくて、逃げ出してしまったのだ。
バスケ部のマネージャーってだけで、大君と釣り合うと思っていた私がバカだったんだ。
もう、これ以上大君に迷惑かけちゃいけない。
私から、離れてあげなくっちゃって、部活の前に決めたんだ。
マネージャーだって、今、インターハイが終わったこの時期なら辞めても迷惑かけないだろう。
もちろん、大君は、告白されているところを私が見てしまったことなんて知らないし、偶然盗み見てしまったことをいうつもりはない。
こんなに一大決心をした私のセリフに、
「ぜってーむり」
と大くんはきっぱりと断った。でも、ここで引き下がるわけにはいかない。
『大くんと私は釣り合わない』
バスケ部のエースで、将来を期待されている彼のお荷物になるのは避けたい。
「んなことねーし」
『重荷になりたくないの』
「そんなこと、考えるな。嫌いになったんじゃねーならなおさら…」
そう、いつもこうやって私のことにだって真剣に向き合ってくれる。
本当はバスケのことだけ考えていたいはずなのに。
大君の一つ一つに真剣でまっすぐなところが大好きで、だからこそ私なんかに構ってちゃダメなんだ。
『好きだから考えちゃうんだよ。このまま付き合ってても大君のためにならない。マネージャーだって、辞めようかと…』
「ふざけるな!」
怒鳴り声とは裏腹に大君に優しく抱きしめられた。
『でも…』
「俺は、◯◯のことが好き。いないとバスケも頑張れないって思うくらいに。だから、別れるなんて言わないで」
辛い声を聞いて、涙があふれてきた。
『大君、ごめん…』
こんなに私のことを大切にしてくれているのに、私は自信を無くして逃げることで、大君に迷惑をかけてしまった。
「もし、◯◯がマネージャー辞めるなら、俺もバスケをやめる」
『えっ……?』
「そのくらい◯◯を必要としてるんだって。ま、もちろん別れてやらねーし、マネージャーを辞めるってのも全力で阻止するけどな。俺はバスケを続けたいし」
お茶目っぽく笑う大君にまた涙があふれてくる。
大君の優しさが染み渡る。
「それに、もし◯◯が俺のこと嫌いになったとしたら……考えたくないけど、また好きになってもらうために目いっぱい努力する」
『嫌いになんてならないし、なれないよ』
今度はぎゅっと抱きしめられる。
「っはー、よかった。スッゲー変な汗でたし」
そう言うと、大君は私から離れて、パタパタと手で顔を仰いだ。
『本当にゴメン。大君、大好き』
「俺も、大好き!」
もう一度、ぎゅってハグをした。
もしかしたら、また不安になっちゃうかもしれないけれど、今日の大君の言葉を聞いて大丈夫だって思えてきた。
これからも、ずーっと側に居させてね。
空にきらりと光った一番星に私は願った。
***
2024.7.25.
Thanks for the character's request!!!
ナカさま、ありがとうございました。
別れ話させてたら、辛くなっちゃって、短めなお話です( ;∀;)
