ふぇち【土屋淳】
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「なぁ…」
ビールを片手に頬杖をついて、じっと見つめられているのは…
唇…?
『何?』
目を合わそうとちょっと上目遣いで聞いてみる。
「いや…」
ぱっと目があったかと思ったら反らされた。
目の前の彼、土屋淳君はバスケ部のエース。
切れ長の目とさらさらヘアのイケメンとあって、人気者だ。
大学内の友人にバスケ部の彼氏ができ、せっかくだからバスケ部のイケメンとお近づきになりたいと合コンをセッティングしてもらい、そこで土屋君と知り合った。
もちろん、一番人気の彼とはその合コン中に話すことはなかったが、帰り道が偶然同じで、意気投合した。
それ以降、週に一回ほど、彼の部活終わりに飲みに行く仲だ。
私もあっちもお互いに何となく好意を持っていることは分かっているが、恋人未満のこの関係が楽で、半年近くただの飲み友達だ。
二人とも酒が強いので、外で飲むとそれなりの金額になってしまうため、最近はどちらかの家で飲むことが多い。
今日は、土屋君の家にお酒とおつまみを買ってお邪魔している。
お酒も進んで、お互いにいい感じに酔っぱらってきたところで、私はずっと気になっていたことを聞いた。
『土屋君って、いつも私の唇、見てない?』
「み…見てへん…こと…ないけど…」
いきなり図星だったのか、いつも冷静な顔をしている土屋君が慌てているのがおかしくて、声を出して笑った。
『あははっ!やっぱりね~』
土屋君は、ちょっとむっとしたように、
「ええやんか。女の子の唇フェチやねん。栄の唇、うまそうやって思ってるんやで」
『ふふっ!食べたいの?』
酔いも手伝って、少し大胆に唇に指をあてて、冗談めかして言ってみた。
「……」
土屋君は急に黙って、私の唇…じゃなくて、真剣な顔で目を見つめてきた。
『どう…したの?』
「好きや」
いきなりの告白に、お酒でぼんやりしていた頭ががクリアになる。
『…唇が?』
私は、そんな馬鹿なことを聞いてしまう。
「ちゃう。栄が好きや」
突然の告白に私は、顔が真っ赤になって何も言えなかった。
「栄の唇にずっと触れたい、キスしたいって思っててん」
そう言って、土屋君は私の唇に指を伸ばしてきた。
「栄の唇が動いて、土屋君って呼ぶたびに気持ち抑えるのに必死やったんやで」
土屋君の指が私の唇に触れた。
『つ…ち…や…くん』
指が唇に触れたまま彼の名前をつぶやいた。
「それ、煽ってるんか?返事、聞かせてくれへん?」
唇から指を離した土屋君は、私と距離を縮めて聞いてきた。
私は、覚悟を決めて、彼の方を向いた。
『…私も…好きです』
土屋君は、嬉しそうに目を細めて、両手で私の顔を包み込むように触れた。
「キス、してええ?」
そんなことを聞かれて、恥ずかしくて、返事の代わりに目を閉じた。
チュッと音を立てて、土屋君のやわらかい唇が触れた。
「これ…やばいわ」
何度も貪るように唇を重ね合わせる。
そのキスが気持ちよくて、だんだんと深くなるキスを受け入れた。
私も、彼の唇の虜になりそうだ。
『つちや…くん』
「…菜月、名前で呼んで…」
『あ…つし…』
舌を絡め、どちらかも分からない唾液があふれる。
キスだけでとろけてしまいそうだ。
ふと足に淳の硬くなったものが当たる。
思わず目を開けると、淳が唇を離して見つめられた。
「ええか?」
コクリとうなずくと、再度キスをされ、そのままベッドに押し倒された。
翌朝、淳の腕の中で目が覚めた。
昨日は何度も求められ、身体が重く、唇も腫れぼったい気がする。
もぞもぞと動いて、淳の顔を見上げる。
形のいい唇が少し開かれて、ちょっと間抜けにも思える顔で寝ていた。
そっと唇に触れると、
「…その唇、最高や…」
夢の中でもキスをしているのか、淳が幸せそうな顔でつぶやいた。
***
こぼれ話→ふぇち【土屋淳】
ビールを片手に頬杖をついて、じっと見つめられているのは…
唇…?
『何?』
目を合わそうとちょっと上目遣いで聞いてみる。
「いや…」
ぱっと目があったかと思ったら反らされた。
目の前の彼、土屋淳君はバスケ部のエース。
切れ長の目とさらさらヘアのイケメンとあって、人気者だ。
大学内の友人にバスケ部の彼氏ができ、せっかくだからバスケ部のイケメンとお近づきになりたいと合コンをセッティングしてもらい、そこで土屋君と知り合った。
もちろん、一番人気の彼とはその合コン中に話すことはなかったが、帰り道が偶然同じで、意気投合した。
それ以降、週に一回ほど、彼の部活終わりに飲みに行く仲だ。
私もあっちもお互いに何となく好意を持っていることは分かっているが、恋人未満のこの関係が楽で、半年近くただの飲み友達だ。
二人とも酒が強いので、外で飲むとそれなりの金額になってしまうため、最近はどちらかの家で飲むことが多い。
今日は、土屋君の家にお酒とおつまみを買ってお邪魔している。
お酒も進んで、お互いにいい感じに酔っぱらってきたところで、私はずっと気になっていたことを聞いた。
『土屋君って、いつも私の唇、見てない?』
「み…見てへん…こと…ないけど…」
いきなり図星だったのか、いつも冷静な顔をしている土屋君が慌てているのがおかしくて、声を出して笑った。
『あははっ!やっぱりね~』
土屋君は、ちょっとむっとしたように、
「ええやんか。女の子の唇フェチやねん。栄の唇、うまそうやって思ってるんやで」
『ふふっ!食べたいの?』
酔いも手伝って、少し大胆に唇に指をあてて、冗談めかして言ってみた。
「……」
土屋君は急に黙って、私の唇…じゃなくて、真剣な顔で目を見つめてきた。
『どう…したの?』
「好きや」
いきなりの告白に、お酒でぼんやりしていた頭ががクリアになる。
『…唇が?』
私は、そんな馬鹿なことを聞いてしまう。
「ちゃう。栄が好きや」
突然の告白に私は、顔が真っ赤になって何も言えなかった。
「栄の唇にずっと触れたい、キスしたいって思っててん」
そう言って、土屋君は私の唇に指を伸ばしてきた。
「栄の唇が動いて、土屋君って呼ぶたびに気持ち抑えるのに必死やったんやで」
土屋君の指が私の唇に触れた。
『つ…ち…や…くん』
指が唇に触れたまま彼の名前をつぶやいた。
「それ、煽ってるんか?返事、聞かせてくれへん?」
唇から指を離した土屋君は、私と距離を縮めて聞いてきた。
私は、覚悟を決めて、彼の方を向いた。
『…私も…好きです』
土屋君は、嬉しそうに目を細めて、両手で私の顔を包み込むように触れた。
「キス、してええ?」
そんなことを聞かれて、恥ずかしくて、返事の代わりに目を閉じた。
チュッと音を立てて、土屋君のやわらかい唇が触れた。
「これ…やばいわ」
何度も貪るように唇を重ね合わせる。
そのキスが気持ちよくて、だんだんと深くなるキスを受け入れた。
私も、彼の唇の虜になりそうだ。
『つちや…くん』
「…菜月、名前で呼んで…」
『あ…つし…』
舌を絡め、どちらかも分からない唾液があふれる。
キスだけでとろけてしまいそうだ。
ふと足に淳の硬くなったものが当たる。
思わず目を開けると、淳が唇を離して見つめられた。
「ええか?」
コクリとうなずくと、再度キスをされ、そのままベッドに押し倒された。
翌朝、淳の腕の中で目が覚めた。
昨日は何度も求められ、身体が重く、唇も腫れぼったい気がする。
もぞもぞと動いて、淳の顔を見上げる。
形のいい唇が少し開かれて、ちょっと間抜けにも思える顔で寝ていた。
そっと唇に触れると、
「…その唇、最高や…」
夢の中でもキスをしているのか、淳が幸せそうな顔でつぶやいた。
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こぼれ話→ふぇち【土屋淳】
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