神くんとの一日【神宗一郎】
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【3限目のアイスキャンディ】
「3限目は自習だって!」
日直の子が、クラスに伝えると、おぉ!っとみんなの嬉しそうな声が聞こえる。
まだ2年生の私たちは、本格的に受験勉強に追われている訳でもないから、大声さえ出さなければ、お喋りしたり好きに過ごせる最高の時間だ。
「自習か~」
神くんも背中をそらして伸びをしながら、嬉しそうだ。
「アイス食いてぇ~」
なんて、誰かが大声で言うもんだから、みんなが「アイスいいね~」なんて口々に言い出した。
さすがに学校を抜け出して、アイスを買いに行くなんて勇気のある行動をする子はいないけれど、思い思いにアイスの話題に花が咲く。
「アイス、どんなのが好き?」
神くんも周りの流れに合わせて私に話しかけてくれるけれど、好きの二文字に私の心臓はどきんと跳ねる。
『えっと…』
「俺は、アイスキャンディー。フルーツのやつがいいなぁ」
『私は…バニラかな。あ、アイスキャンディーも好きだよ!』
「バニラもいいね」
隣り同士ってだけでこんなに会話できると思わなくて、一人ドキドキが止まらない。
「こっそり買いに行く?」
『えぇ!?』
「嘘…」
『からかったの?』
「面白くって、つい…ね?」
『神くんって、結構意地悪?』
「そう?」
にこりと笑う神くんのくりっとした瞳に吸い込まれそうになりながら、私はこくんとうなずいた。
「可愛い子にはつい、意地悪したくなっちゃうって言うでしょ?」
なんて、突然耳打ちするように言われて、私は顔が熱くなる。
「騒がしいぞ~!自習のプリント配るから、やっておくように!」
いきなり担任が現れて、自習の楽しい雰囲気は一気にしぼんでしまうけれど、私はさっきの話の続きを聞きたいような、聞かなくてほっとしたような気持ちでいた。
プリントが配られ終わると、ノートの切れ端に何かメモして神くんが渡してくれた。
"もっと話したかったからまた後で"
せっかく静まったドキドキがまた大きくなる。
神くんと隣の席になって、たまにお喋りできれば最高に幸せだなんて、思っていたけれど、初日それもまだ3限からこんなに距離が近くなって、私の心臓は大丈夫なのだろうか?
そんな風に不安になってしまうくらいにドキドキが止まらないのだった。
「3限目は自習だって!」
日直の子が、クラスに伝えると、おぉ!っとみんなの嬉しそうな声が聞こえる。
まだ2年生の私たちは、本格的に受験勉強に追われている訳でもないから、大声さえ出さなければ、お喋りしたり好きに過ごせる最高の時間だ。
「自習か~」
神くんも背中をそらして伸びをしながら、嬉しそうだ。
「アイス食いてぇ~」
なんて、誰かが大声で言うもんだから、みんなが「アイスいいね~」なんて口々に言い出した。
さすがに学校を抜け出して、アイスを買いに行くなんて勇気のある行動をする子はいないけれど、思い思いにアイスの話題に花が咲く。
「アイス、どんなのが好き?」
神くんも周りの流れに合わせて私に話しかけてくれるけれど、好きの二文字に私の心臓はどきんと跳ねる。
『えっと…』
「俺は、アイスキャンディー。フルーツのやつがいいなぁ」
『私は…バニラかな。あ、アイスキャンディーも好きだよ!』
「バニラもいいね」
隣り同士ってだけでこんなに会話できると思わなくて、一人ドキドキが止まらない。
「こっそり買いに行く?」
『えぇ!?』
「嘘…」
『からかったの?』
「面白くって、つい…ね?」
『神くんって、結構意地悪?』
「そう?」
にこりと笑う神くんのくりっとした瞳に吸い込まれそうになりながら、私はこくんとうなずいた。
「可愛い子にはつい、意地悪したくなっちゃうって言うでしょ?」
なんて、突然耳打ちするように言われて、私は顔が熱くなる。
「騒がしいぞ~!自習のプリント配るから、やっておくように!」
いきなり担任が現れて、自習の楽しい雰囲気は一気にしぼんでしまうけれど、私はさっきの話の続きを聞きたいような、聞かなくてほっとしたような気持ちでいた。
プリントが配られ終わると、ノートの切れ端に何かメモして神くんが渡してくれた。
"もっと話したかったからまた後で"
せっかく静まったドキドキがまた大きくなる。
神くんと隣の席になって、たまにお喋りできれば最高に幸せだなんて、思っていたけれど、初日それもまだ3限からこんなに距離が近くなって、私の心臓は大丈夫なのだろうか?
そんな風に不安になってしまうくらいにドキドキが止まらないのだった。