登場人物
「大切な人達を守るために磨き上げたこの剣技、貴方に見切れるかしら?」
「大丈夫、貴方達は私が絶対に守ります。それがお姉ちゃんとしての務めですもの」
「お父様のような強い王になるという夢は叶わなかった。でも、それで良いの。だって私は――」
「アレウス王子、ここは私に任せてくださ――きゃあぁぁっ?!!」
名 前:アストレア=ヴィエトル=エペイスト
種 族:★ザシアン♀寄り
一人称:私(ワタシ)/お姉ちゃん(弟達の前でのみ)
好きなカレー:ベジタブルカレー(野菜マシマシ)
ここ数年でショックだった出来事:アルトリウスに背を抜かれたこと
ガラル大陸二大国家の一つエペイストの第一王女、
アルトリウスの姉であり彼にとって頭の上がらない存在の一人。
エペイスト一の剣の使い手と称され、
剣術のみならずその美しさと凛とした立ち振る舞いから女性達の憧れの存在でもある。
実際は王族として姉として誇り高い振舞いを心がけ、
弱い部分を見せることを嫌っているだけ。本来の彼女は家族思いの普通の女性。
現在は魔剣に纏わる事件の真相を探るべく単身城を飛び出しており、
同じく事件の真相を追っていた隣国シルトの王子アレウスと共に行動することに。
――が、
一人で城の外に出たことが無い彼女は、
本で得た知識を用いて対処しようとしてはアレウスを振り回している。
かつて父のような国王になることを夢見ていたが、
エペイストは代々王位継承権が男性にしか与えられないため諦めざるを得なかった。
そのことで悩んでいたこともあったが、
今は「誰かのお嫁さんになる」という二番目の夢が叶う日を待ち望んでいる。
そんな中、アレウスと共に事件の真相を追う中で、
昔からずっと素の自分を受け入れ支えてくれる彼に対して想いを寄せるようになり――