登場人物
「――ったく、俺みてぇな奴に絡んでまともな王様になれなくても知らねぇぞッ?!」
「だあぁぁぁもうっ!! とっとと俺から離れろってんだこのイワンコ王子ぃッ!!」
「俺の中にも大切な人を守りたいって思える心、あったんだな……」
「アイツが作る国、か。いつかこの目で見てみてぇな……そこはきっと、俺のような奴でも――」
名 前:リッデル=フォン=カーネギー
種 族:ガラルカモネギ♂
一人称:俺/私(※両親の前や人前で良い子を演じる時は基本敬語)
好きなカレー:ネギもりカレー
嫌いなのは:両親および自分自身
エペイストの現国王が一番信頼を寄せていたとされる騎士を父に持つ、
カーネギーと呼ばれる名家に生を受けた青年。
幼少の頃から厳格な両親に騎士になるべく厳しく躾けられており、
親の決めたレールを歩くような人生に心底うんざりしている。
かといって両親に反抗も出来ず、
ただ両親や周囲の人が満足する人物を演じている自分を
激しく嫌悪しており自己肯定感は常に皆無。
――だが、エペイストの第一王子アルトリウスと
ひょんなことから出会ったことで
捻くれたリッデルの運命は大きく動きだすこととなる。
リッデルはアルトリウスのことを出会った当初は
世間知らずの王族だと高を括っていた。
だが、アルトリウスとの交流の中で彼の理想と夢に強く共感し、
いつしか「彼の力になりたい」「彼の支えになりたい」と強く願うように。
そんな中、エペイストの王家を強く恨む者達により
アルトリウスが襲撃されている場面にリッデルは居合わせてしまう。
捻くれた自分を信頼し〝親友〟だと言ってくれた、生まれて初めての友と呼べる存在。
リッデルはそんな彼を守るべく咄嗟に――