登場人物


「……ボク、今まで何してたの……? うぅ……思いだせない……」
「――オベロン様、これでもう誰にも迷惑をかけないですむんだよね……?」
「……ねぇ、兄様。兄様の甘い物嫌いはどうして治らないの?」
「ね、姉様っ、ボクも剣術の稽古をしたいよ……! だからその剣を返してぇっ……!!」

名 前:アルビオン=フェルド=エペイスト
種 族:ザシアン♂寄り
一人称:ボク
好きなカレー:あまくちホイップカレー
将来の夢:色んな国の文化を自分の目で見てみたい

ガラル大陸二大国家の一つエペイストの第二王子、
アルトリウスとアストレアにとって年の離れた可愛い弟。

性格は非常に照れ屋で引っ込み思案、
その理由は生まれつき体が弱く国の催しや人前に出た経験が極端に少ないため。
体調面のこともあり家族から寵愛を受けているが、
彼自身は病弱な自分のせいでいつも家族に迷惑をかけていると悩んでいる。

そんなアルビオンの話を親身になって聞いてくれる宰相のオベロンに対し信頼を寄せているが、
その信頼はある日無慈悲にも裏切られ――

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無意識に持っていた優秀な姉と兄に対する羨望や嫉妬、
それらを利用されアルビオンはオベロンに手渡された薬により洗脳されることに。

オベロンの傀儡となった彼が最初に行った行為の一つ、
それは魔剣ダインスレイブの封印を解くということであった。

その事実を知らないアルトリウスは彼を庇い、
二度とこのようなことが起きぬように魔剣を消滅させるべく消息を絶ったというのが事の始まり。

魔剣に纏わる事件が解決した後、
アルビオンは自身の弱さと向き合い苦悩し葛藤しながらも
強く成長していくのだが――それはまた別の話。
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