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3章 星を継ぐ希求
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白亜のドーム内に、突如として心臓を直接叩くような不協和音が響き渡った。
リビングのメインパネルが、穏やかなブルーグリーンから一転、網膜を焼くような鮮烈な赤へと染まり、巨大な警告文字が浮き上がる。
【警告:地脈エネルギーの致命的な偏りを確認。アクアライン深部、海底トンネルにおける汚染物質(呪霊)の噴出可能性――98%】
AIソフィア「マスター。計算を上回る速度で地脈の腐食が進行しています。直ちに現場へ急行し、一次封鎖を開始してください」
先ほどまでの痴話喧嘩じみた熱気は、その一言で一瞬にして霧散した。
ナマエは弾かれたように立ち上がり、パネルに映し出されるアクアラインの断面図を凝視する。
その瞳には、二千年の時を生き抜いてきた守護者としての、
ナマエ「……行かなきゃ。……今の僕の魔力では根絶は無理でも、最悪の事態を遅らせる日数稼ぎにはなるはず。……甚爾さん! 一緒に来てくれる?」
甚爾はホットドッグの最後の一切れを口に放り込み、面倒そうに首を回した。だが、その口元には、獲物を前にした野獣特有の獰猛な笑みが浮かんでいる。
甚爾「お? ……早速、番としての仕事か。……いいぜ。このドームがぶっ壊れて、俺の『魂の口座』が消えるのも寝覚めが悪ぃからな。……お前の好きにしろ」
ナマエ「ありがとう。……助かるわ」
ナマエは短く応えると、ソファベッドで未だ事後の余韻と嫉妬を滲ませていた五条と夏油に向き直った。
彼女の放つ威圧感は、もはや「保護されるべき異邦人」のそれではない。
ナマエ「悟さん、傑さん。……聞こえた通りです。海底トンネルの深部で、数日後には数万単位の呪霊が噴出する恐れがあります。……規模は間違いなく災害級。以前、貴方たちと会った廃学校で起きた汚泥の噴出とは比較にならないほどの災厄になるでしょう」
五条はサングラスを外し、真剣な眼差しでナマエを見つめた。
六眼がパネルの情報読み取り、彼女の言葉が誇張でないことを瞬時に理解する。
夏油「……冗談であってほしかったが。……その顔を見る限り、本気のようだね」
ナマエ「えぇ。……僕たちが現場へ向かい、一時的に抑え込みますが、すべてを掃除し切ることは不可能です。……呪術師という『この星の清掃員』の力が、どうしても必要になります。……準備、お願いできますか?」
五条「……わかったよ。……状況が状況だ、私情は後回しにしてやる」
五条は不敵に笑い、長い脚を動かして立ち上がった。だが、その瞳には独占欲の火が消えずに残っている。
彼はナマエの肩を抱くように立っている甚爾を
五条「……その代わり、約束してよ。現場から帰ったら、必ず僕たちの元へ来ること。……勝手に行方不明になられて、心臓が止まりそうになったんだからさ。……手伝いの要請なら、状況報告と作戦会議に
ナマエ「勿論よ! 必ず行きます。……悪いけど、甚爾さんは借りていくわね」
夏油「……不本意だが、彼が君の盾になるというなら、今は預けておこう。」
夏油は普段通りの穏やかな、けれどひび割れたような微笑を浮かべ、席を立った。
ナマエは頷くと、一瞬にして法衣を纏い、自身の姿を「アオ」という名の青年の姿へと書き換えた。中性的な美しさを残しつつも、戦う者の顔立ち。
四人がドームから一歩外へ踏み出すと、そこは依然として鬱蒼とした麻生山の森だった。
ナマエが腕のパネルを叩くと、巨大な白亜のドームがホログラム状に細かく分解され、掌サイズの光の球へと凝縮されていく。
それは吸い込まれるようにナマエの腕の中へ収納された。
ナマエ「……すみませんが、お二人で車を学校へ返してもらえますか?」
甚爾は五条に向け、指先で回していた社用車のキーを軽く放り投げた。金属の塊は綺麗な放物線を描き、五条の掌の中へと吸い込まれる。
五条「……チッ。運転手扱いかよ。……まぁいいさ。高専で落ち合おう。」
ナマエ「……甚爾さん、僕たちはセトルドームの転送機能を使い、直接現場へ移動します。……よろしいですか?」
甚爾「……なんでもいいぜ。……俺を退屈させねぇなら、地獄の底まで付き合ってやるよ」
アオの姿をしたナマエが、腕のモニターに複雑なコマンドを打ち込んだ。
突如として周囲の空間がデジタルノイズのようなグリッチに包まれ、二人の輪郭が激しくブレ始める。
五条「……おい、ナマエ! 死ぬんじゃねぇぞ!」
五条の叫びが木霊する中、二人の姿は一筋の光の筋となって、山の静寂の中に消えた。
残されたのは、一台の無機質な社用車と、かつてないほどの危機感を共有した最強の二人。
夏油「……さて。……最悪の事態の前に、高専のジジイ共を黙らせに行くか、悟」
五条「あぁ。……ナマエが僕たちを頼ったんだ。……最高の舞台を用意して、あの猿の鼻を明かしてやろうじゃない」
二人は車に乗り込むと、猛烈なスピードで森を駆け抜けていった。
海底トンネル、東京湾アクアライン。
そこが、異世界の守護者と現代最強の呪術師たちが交差する、決戦の地となる。
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