女性時(ノーマル)の名前と、男装時の名前を入力してお楽しみください。
2章 囚われの魔術師
!!必読!!夢小説名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナマエ捕獲の場面から~
===夏油 Side===
新宿の路地裏、古びた漢方薬局。
夏油傑は、店のカウンターの内側で静かに「その時」を待っていた。
呪霊を介して網を張り、彼女がこの場所に現れる確率は九割を超えると踏んでいたが、実際に暖簾が揺れた瞬間、彼の胸の奥でドロリとした暗い愉悦が鎌首をもたげた。
夏油「(……やはり、来たね。愛しい迷い子)」
バケットハットを深く被り、サングラスで貌を隠したその姿は、かつての男装の魔術師ではなく、熱に浮かされた一人のひ弱な女性だった。
レザージャケットの下から覗く肢体は、以前の戦闘特化の鋭さは影を潜め、見るからに脆く、そして芳醇な香りを漂わせている。
彼女が震える手で小瓶を差し出した瞬間、夏油は極上の慈悲を込めて微笑んだ。
夏油「やぁ。ご機謙いかがかな? 魔術師さん」
凍りついたナマエの表情。サングラス越しでもわかる、絶望に染まったその瞳。
夏油にとって、それはどんな高価な供物よりも美しく見えた。
背後から甚爾が逃げ道を塞ぐように密着し、逃げ場を失った彼女を、五条悟が強引な口付けで蹂躙する。
その光景を眺めながら、夏油の心は凪いでいた。憎しみではない。ただ、彼女という「理(ことわり)」を、自分たちの箱庭へ閉じ込めるための通過儀礼だと考えていたからだ。
だが、高専へ連れ帰り、意識を失った彼女の傍らで宿儺が目覚めた瞬間、その平穏は微塵に砕け散った。
宿儺「よお……お前、ナマエだろ? 久しいな。酷い顔してやがる」
宿儺の口から紡がれたその名。そして、千年前の知己であるという事実。
五条「え? 宿儺、今なんて言った? ナマエって言うの? 知り合い? ……ねえ、何歳なの、この子?」
悟がパニック気味に騒ぎ立てる横で、夏油は冷徹に計算を巡らせていた。二十歳そこらの外見で、千年前の呪いの王と対等に言葉を交わす存在。
それはもはや、人間でも呪術師でもない。神域、あるいは異界の住人。
夏油「(……千年、か。私たちが過ごしてきた時間の、なんと浅はかなことか)」
その圧倒的な時間の断絶に、夏油の独占欲はさらなる深淵へと加速した。手に入らないからこそ、鎖に繋ぎたい。理解できないからこそ、その内側をすべて暴きたい。
…そして、宿儺による「治療」という名の蹂躙が始まった。
宿儺が虎杖の肉体を使い、無造作に衣服を脱ぎ捨ててナマエに覆い被さる。夏油の視線の先で、ナマエの白い肌が宿儺の荒々しい指によって赤く染め上げられていく。
夏油「……っ、ふざけるな。そこまでさせるつもりはなかった」
声に出した言葉は、自分でも驚くほど低く、殺意に満ちていた。宿儺の舌が、自分が一度も触れていない彼女の深奥を舐り、その喉を鳴らして蜜を啜る。
ジジジ、と青白い光が散るたびに、ナマエの甘い喘ぎ声が医務室を満たしていく。
…夏油は、自身の身体の芯が、怒りとは別の熱で焼かれるのを感じていた。
嫌悪しているはずなのに、視線が外せない。宿儺に貫かれ、のけ反るナマエの背中の曲線。涙に濡れた瞳。そして、シーツに散った鮮烈な朱――。
夏油「(処女、だったのか……。二千年も生きて、誰にも許さず、守り続けてきたその純潔を……あんな呪いに)」
その事実は、夏油の中にある「教育者」としての理性を粉々に粉砕した。彼女はただの強力な駒ではない。
誰の手にも触れられてこなかった、処女(マリア)のごとき神聖なる存在。それを、目の前で下俗な呪いの王に汚されている。
嫉妬。そして、それ以上に肥大する「次は自分が」という昏い情熱。
宿儺がナマエの身体を反転させ、背後から深く繋がる。耳元で卑猥な言葉を囁き、彼女を絶頂へと叩き落とす様を、夏油は瞳孔を見開いて焼き付けた。ナマエの嬌声が上がるたび、夏油の呪力は荒れ狂い、医務室の備品がガタガタと音を立てて震える。
甚爾「……おい、傑。顔が怖ぇぞ。そんなにやりてぇなら、次を待てよ」
甚爾の揶揄すら、今の夏油には届かない。
やがて、宿儺が満足げに白濁を撒き散らし、虎杖へと意識を戻した。
虎杖「……え? あ、……えぇっ!? なんだこれ、血!? 俺、俺は……!」
変わり果てたシーツの惨状と、己の身体に纏わりつく情事の痕跡を見て、虎杖悠仁が半狂乱になって叫ぶ。その哀れな少年を、夏油は酷く冷めた目で見下ろした。
夏油「……悠仁、静かにしたまえ。君がしたんじゃない。君の中にいる怪物がしたことだ」
夏油は努めて静かな声を出したが、その瞳には慈悲の欠片もなかった。ティッシュで己を拭う少年の無様な姿を眺めながら、夏油の脳内には、ぐったりと横たわるナマエをどう己のものにするかの図面が描き出されていた。
夏油「(汚されたなら、洗い流せばいいだけのことだ。……私の呪力で、私のやり方で、君の記憶を上書きしてあげよう。宿儺の感触など、思い出せないほどにね)」
五条が悠仁にティッシュを渡し、甚爾が鼻で笑う中、夏油は一歩、ベッドの傍らへ歩み寄った。
ナマエの指先に残る、微かな青白い光。それはまだ、彼女の体内に「核」が残っている証。
夏油「お疲れ様、ナマエ。……酷い目に遭ったね。でも、安心していい。……これからは、私がずっと君のそばにいて、君を『正しく』導いてあげるからね」
夏油は彼女の頬に残った宿儺の唾液を、自身の親指で乱暴に拭い取った。その指を自身の唇で舐めとり、彼は独りごちる。
夏油「(君を救うのは、呪いの王でも、あの無責任な最強でもない。……私だ)」
医務室に満ちる、血と白濁、浄化の残り香。
夏油傑の内に宿った、狂気にも似た「愛」という名の執着が、静かに、けれど確実に、ナマエという存在を喰らい尽くそうとしていた。
next 五条視点