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2章 囚われの魔術師
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新宿の喧騒から少し離れた路地裏、古びた漢方薬局の暖簾が揺れた。
数日が経過しても、ナマエの魔力は底をついたまま回復の兆しを見せない。それどころか、状況は悪化しているようにも感じた。
地脈の毒は予想以上に彼女の霊的な芯を削り取っており、視界は時折、熱に浮かされたように歪む。
ナマエ「(……重い、身体が……。動けなくなる前に、材料を揃えないと)」
バケットハットを深く被り、大きなサングラスで貌を隠してはいるが、今の彼女には「男性化」の魔法を維持する余力すら残っていなかった。レザージャケットの下、白いノースリーブのハイネックトップスが女性らしい柔らかな曲線を強調し露わになっている。
店内の静寂に、自分の心拍数だけが不自然に大きく響く。一歩踏み出すごとに、膝が折れそうなほどの倦怠感が襲った。
ナマエは薬瓶が並ぶ棚から、迷わずラピスラズリの粉末が含まれた小瓶を掴み、ふらつく足取りで会計カウンターへと向かった。
ナマエ「……これ、……お願いします」
掠れた声で差し出したその先、カウンターの奥から顔を上げたのは、馴染みの店主ではなかった。
夏油「やぁ。ご機嫌いかがかな? 魔術師さん」
夏油傑が、慈しむような、けれど逃げ道を一切断つ冷徹な微笑みを浮かべてそこに立っていた。
ナマエ「……!! お前、……っ!」
背後で、重厚な扉が閉まる音がした。
振り返る間もなく、左右から逃れようのない圧迫感がナマエを挟み込む。
五条「みいつけた。…あれ?今日は本物の女の子の姿だ。やっぱり、こっちの方がずっと可愛いじゃない」
甚爾「ツメが甘いんだよ、お嬢ちゃん。……これを忘れてったのは、わざとか?」
甚爾が、廃学校に転がっていたあの空き瓶を指先で弄び、見せつけるようにカチリと音を立てた。
ナマエの脳裏に、真っ白な絶望が広がる。指先に魔力を集めようとするが、発熱した身体は拒絶反応を示すように激しく震え、火花一つ散らすことができない。
ナマエ「……しまった……っ、あ、……」
夏油「そんなに震えなくていい。私たちは君を壊したいわけじゃないんだ。……ただ、少しだけ『お話し』がしたいだけだよ」
夏油の手がカウンターを越え、ナマエの頬を優しく撫でる。その指先は驚くほど冷たく、熱に浮かされたナマエの肌には、それがむしろ心地よく感じてしまうのが惨めだった。
甚爾「話し合い…なんてガラじゃねぇだろ。傑、悟。……こいつ、もう限界だぜ。立ってるのがやっとじゃねぇか」
甚爾が背後からナマエの腰を抱き寄せ、その重厚な胸板に彼女の背を押し付けた。
逃げ場のない男たちの体温と、支配的な呪力の奔流。ナマエの意識は、恐怖と衰弱の狭間で混濁していく。
五条「ねぇ、そんなに苦しそうな顔しないでよ。ボクがもっと『気持ちいいこと』、教えてあげるからさ」
五条がサングラスを外し、その鮮烈な蒼い瞳でナマエを射抜いた。
彼は懐から、琥珀色の液体が入った瓶を取り出した。だが、彼はそれをナマエに手渡そうとせず、目の前で揺らした。
ナマエ「……それは…?……霊薬…か?」
五条「あはは。欲しい? じゃあ、ボクから受け取ってよ」
五条は自らその液体を口に含むと、抵抗する力も残っていないナマエの後頭部を大きな手で固定した。抗う間もなく、彼の唇がナマエの震える唇を塞ぐ。
ナマエ「ん、……む……っ!?」
強引に注ぎ込まれる、熱く甘い液体。
それは硝子が調合したMP回復薬でありながら、同時にナマエの意識を強制的に混濁させる、強力な鎮静成分が配合されていた。
五条の舌が、薬を流し込むついでに彼女の口内をねっとりと侵食し、逃げ場のない快楽を植え付けていく。
ナマエ「あ……っ、ふ、ぅ……」
喉を鳴らして流し込まれた薬を飲み干した瞬間、ナマエの視界が急速に暗転した。
身体から力が抜け、バケットハットが床に落ちて、銀糸の髪が男たちの腕の中で扇状に広がる。
夏油「……おやすみ、ナマエ。次に目が覚めたときは、私たちのテリトリーだよ。」
甚爾「ハッ、ようやくか。……担いでいくのは俺の役目か?」
五条「ダメだよ甚爾。この子はボクがお姫様抱っこで連れて帰るんだからぁ」
五条は、意識を失ってぐったりと垂れ下がるナマエを、壊れ物を扱うような手つきで抱き上げた。
彼の腕の中で、ナマエの白い肌は熱に赤らみ、規則正しい吐息を漏らしている。
五条「高専に戻ったら、じっくり可愛がってあげないとね。……ねぇ、傑。硝子には内緒で、ボクの部屋に運んでもいいかな?」
夏油「冗談はやめてくれ、悟。……まずは医務室だ。その後、彼女をどう『管理』するかは、三人で決めればいいことだよ」
甚爾「管理、か。……いいぜ、退屈しねぇ日々になりそうだな」
捕獲した獲物を囲む、三人の怪物たちの笑い声。
ナマエは深い闇の底で、二度と戻れない平穏な日常の残像を見ながら、呪術高専という名の巨大な檻へと運ばれていった。
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