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1章 幻を追って
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薄暗いドームの内部に、無機質な電子音だけが響いている。
僕は半円移動式型住居――セトルドームの光パネルを指先でなぞり、地図上に浮かび上がる禍々しい黒い点を凝視した。
ナマエ「…またここか。地脈が捻じれて、地球の悲鳴が聞こえるみたいだ」
この星に来てから、だいたい15年。
日本という「世界のヘソ」を拠点に、僕は汚れきった地脈を掃除して回っている。
本来の姿は2000年を生きる異星の魔道士だが、今の僕の外見は20歳そこそこの若者に過ぎない。
ナマエ「よし、仕事の時間だね。……変身」
指先を鳴らすと、銀色のショートボブがわずかに逆立ち、身体の曲線が魔法の霧に包まれて消えていく。
鏡に映るのは、中性的な美しさを湛えた青年「エイ」の姿。
僕は白地に金色の細工が施された法衣を翻し、転移の門をくぐった。
現場は、かつて数千人の人間で賑わったであろう巨大ショッピングモール「マロンモール」の廃墟だ。
一歩足を踏み入れれば、鼻を突くのは湿った土と、逃げ場を失ったカビの匂い。
そして何より、呪霊と呼ばれる「黒いモノ達」の腐敗臭が充満している。
エイ「ひどいな。まるで膿溜まりだ。これじゃあこの土地が可哀想だよ」
瓦礫の山を飛び越え、僕は自身に【聖魔法】を纏わせた。
指先から溢れる柔らかな光が、ドロドロとした大気をわずかに浄化していく。奥へと進むほどに、蠢く影は密度を増し、呪霊たちがギチギチと歯を鳴らして僕を睨みつけていた。
***
一方その頃、東京都立呪術高等専門学校のグラウンドには、緊張感とは程遠い、だがどこか殺伐とした空気が流れていた。
五条「はーい、そこ! 恵、腰が引けてるよ? パパの威圧感に負けてどうすんのさ」
五条悟は、折りたたみ椅子に深く腰掛け、にやにやと性格の悪い笑みを浮かべていた。
その視線の先では、伏黒恵が苦虫を噛み潰したような顔で、一人の男と対峙している。
伏黒甚爾。かつて五条と殺り合った「術師殺し」は、運命の悪戯か、今やこの高専の体術講師として教壇(といってもグラウンドだが)に立っていた。
甚爾「おい恵、そのツラ。俺の顔見るたびに親殺しの現場でも思い出してんのか? 集中しろ、隙だらけだぞ」
恵「……アンタの顔を見て、平常心でいられる人間がこの世にいると思ってるのか。クソ親父」
甚爾「ハッ、口だけは達者になったな。虎杖、お前もだ。突っ込んでくるだけなら猪でもできるぞ」
虎杖「うおっ、厳しい! でも甚爾先生、今の蹴り、マジで見えなかったんだけど!」
釘崎「ちょっと! 男子共、情けないわね! しっかりしなさいよ!」
一年生たちの喧騒を、少し離れた場所から夏油傑が眺めていた。
夏油「悟、あまり茶化すのはやめてあげなよ。恵くんの心労を考えれば、甚爾さんがここにいること自体、劇薬なんだから」
五条「いいじゃん、楽しいよ。傑だって、あの甚爾が『先生』なんて呼ばれてるの、内心おもしろがってるだろ?」
夏油「否定はしないけれどね。……おや、伊地知が血相を変えて走ってくるよ」
駆けてきた補助監督から伝えられたのは、マロンモールでの一級呪霊発生の報だった。
五条「マロンモール? ああ、あのデカい廃墟か。傑、行こうか。一年生たちも実地訓練だ。……なんだか、嫌な予感というか、変な胸騒ぎがするんだよね。面白いものが見られそうな、さ」
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