皇昴流はそんな事言わない~春夏秋冬ver+α~
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■4月 エイプリルフール
昴流「…京珂」
京珂「はい?」
昴流「実は…他に好きな人が出来たんだ。…だから、別れよう」
京珂「……ッ…!? ……。そう、なんだ…。そっか、分かった……ひくっ」
昴流「…え…?」
京珂「…えぐっ、うぐ…っ。昴流君がそう決めたのなら、私は何も、言わないよ…。それで昴流君が、幸せになれるなら……ぐずず…っ」
昴流「あ…! ご、ごめん京珂! 今のは嘘なんだ…!」
京珂「え…。う、そ…?」
昴流「その…。今日はエイプリルフールだったから、ちょっと君を驚かせてみようと思ったんだけど…まさか泣かれるとは思わなくて…。本当にごめん」
京珂「…っ…う…うう…! 嘘は嘘でも、許される嘘と許されない嘘があるでしょ…。嘘つき初心者のくせに、そんな重い嘘つかないでよ…。本気にしちゃったじゃない…」
昴流「…ごめん。僕が悪かった。もう二度と君を傷つけるような真似はしない。約束する」
京珂「……ん。わかってくれたなら、それで良いの」
昴流「…じゃあ今晩は、君を傷つけた分たっぷり愛してあげるよ。忘れられない夜を過ごそう」
京珂「…うんうん、そういう事。エイプリルフールは、やっぱそれぐらい分かりやすいウソつかなきゃね~」
昴流「え…。今のは嘘じゃない。僕の本心だよ」
京珂「本心とか言うな! ただの下心だろーが! 綺麗な顔してえげつない事言いやがって! この変態陰陽師が!!」