皇昴流はそんな事言わない~春夏秋冬ver+α~
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■3月 ひな祭り
京珂「昴流くーん。ご飯出来たよー」
昴流「いただきます。…あれ、今日はちらし寿司なんだ。珍しいね」
京珂「だって今日はひな祭りだから。ひな祭りと言えばちらし寿司でしょ、やっぱり」
昴流「ああ…そうか。今日はひな祭りなんだね。ひな祭り…か。…桃の…節句…」
京珂「……。昴流君、今何か変な事考えたでしょ?」
昴流「……別に、何も」
京珂「本当に? こないだの節分の時と言い、昴流君ってたまにおかしい想像するから…」
昴流「…してないよ。そんな事」
京珂「…そう?」
昴流「うん。ただ…桃の節句って何だかいけない響きがするなって思っただけだよ」
京珂「やっぱり変な想像してるじゃん! どうしよう!? この人の脳内、中学生男子並みなんですけど!」
昴流「…ちらし寿司、美味しいね。やっぱり君の作る物は何でも美味しいよ」
京珂「…優しい言葉と穏やかな笑顔ではぐらかそうたって、そうはいかないからね。私はもう騙されない」
昴流「そんな…。僕は君の手料理が好きなのに…。本当に、…本当に好きなのに…。それなのにそんな言い方…」
京珂「…っ! う、うぐ…っ。捨てられた仔犬のような目で見ないでよ…! そういうの本当ずるい…。一体どこでそういう技を覚えてくるの!?」
昴流「…………」
京珂「だ・か・ら! やめてよ!! そんな眼差しを私に向けないで!」