皇昴流はそんな事言わない~春夏秋冬ver+α~
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■2月 節分
京珂「昴流君、今日は節分だから恵方巻買って来たよー。一緒に食べよう?」
昴流「…うん」
京珂「えっとね、今年の恵方は南南東なんだって。多分…こっちの方向? かな?」
昴流「…何だかアバウトだね」
京珂「良いの良いの。こういうのは要は雰囲気が大事なんだからさ。という訳で南南東を向きながら、恵方巻を丸かじりでいただきまーす! …はむっ」
昴流「……っ!」
京珂「むぐむぐ…うーん、美味しい! 戦略商法と知りつつ、何だかんだ節分は毎年買っちゃうんだよねぇ~。でもいっか、美味しいから」
昴流「………」
京珂「…あれ? 昴流君、食べないの? ひょっとして…太巻嫌いだった?」
昴流「…いや、そんな事はないけど」
京珂「そう…? だったら良いんだけど」
昴流「………」
京珂「…な、何? 私の事じっと見て…」
昴流「…こっちの恵方巻も良いけど、今晩は僕の恵方巻にもかぶりつ」
京珂「いやああぁぁっ! 昴流君の中に鬼がいる──ッ! こうしちゃいられないわ!」
昴流「え…? な、何をして…!」
京珂「鬼は外ー! 悪霊退散ー! 昴流君の中から出てけぇぇ───ッ!」
昴流「いっ、痛…! 痛いよ京珂! 急に豆ぶつけて来ないで…!」
京珂「だったら! もう二度とそういう事言わないで! はしたない! 品がありませんよ!」
昴流「…軽い冗談のつもりだったのに」
京珂「昴流君はそういう冗談言っちゃいけません! 全国の皇昴流ファンの皆さんが嘆き悲しみます! 分かった!?」
昴流「……ごめんなさい」