皇昴流はそんな事言わない~春夏秋冬ver+α~
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■10月 ハロウィン
京珂「昴流君! トリックオアトリート! だにゃん!」
昴流「…急にどうしたの、その格好」
京珂「んもー、反応薄いなあー。もう少しでハロウィンでしょ? だから今度学校で仮装パーティーやるんだよ」
昴流「仮装、パーティー…」
京珂「で、私は化け猫だにゃん。凄いでしょこれ! 友達に作ってもらった衣装なんだけど、耳とか尻尾とか動くんだよ~」
昴流「…あ、本当だ」
京珂「どう? リアリティあって怖いでしょ? てなわけで、お菓子くれなきゃ悪戯するにゃん!」
昴流「……いた…ずら?」
京珂(…あ、これ変な方向にスイッチ入った感じのやつだ。またもやこのパターン?)
昴流「生憎だけど今はお菓子は持ってないから…。だから…悪戯したいなら、しても……良いよ?」
京珂「え? …あ、いえ、やっぱり気が変わったのでやめておきます」
昴流「どうして? 遠慮なんていらないよ? …僕の事は気にしないで良いから」
京珂「…と、淡々とした表情で言いながら耳とか尻尾とかもふってくるのやめてもらえませんかね?」
昴流「本当に凄いねこれ…。まるで本物みたいだ。…コスチュームプレイっていうのも……ありだよな…」
京珂「……あかん…。あかんわ…。そうでなくても年中無休色ボケ野郎のこの人を、おかしな性癖に目覚めさせてしもうた…。うちの責任や…。うちがこないな格好をしてしまったがばっかりに…。うちは取り返しのつかない事をしてしもうた…。あぁ…人生最大の汚点や…。黒歴史や…!」
昴流「…京珂、なんで泣いてるの? しかもどうして関西弁で…」