Phototaxis
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「あ」
「あ」
父親からの漫画調達クエストを遂行中、今度は風丸にエンカウントした。
しかも同じ本に手を伸ばした。ちなみに一応言っておくがそれは人気少年漫画である。
お互いに制服。
うわぁ近くでみると本当にイケメンやなこの子!したまつげぇえええ
風丸の視線が学年カラーに行くのが見えた。
はいそうです、同じ学年です、お隣のクラスですすいません。
「ご、ごめんね」
「こっちこそすまない…同じ学年、だよな?」
「うん、Bクラス。」
「そっか俺はAクラス。風丸っていうんだ」
「私は凪木。初めまして」
「よろしく。…凪木もこれ読むのか?」
「お父さんがね読んでるんだよ」
「なるほどな、お使いか」
「うん、風丸君は読んでるの?」
「そうだよ」
「へぇ、面白いんだってね、これ。」
「結構続き気になるんだよなー」
「漫画ってそう言うところ上手くできてるよね」
その気持ちは良く分かるぞ少年。
実は私もばっちり読んでいるため、その続きが気になるっていうのは大変良く分かる。
この作者さんはそういうところが上手いと思う、それに絶妙な表情の描き方をされるからうんたらかんたら以下省略
会計を済ませて二人で本屋を出る。
さて…
「風丸君はどっち?」
「こっちだよ」
「逆方向だね、私はあっちなんだ」
「そっか、じゃあな」
「うん、ばいばい」
もちろん嘘であったが、ここでフラグを立てるわけにも行かず私は喫茶店で時間を潰した後、遠回りをして帰った。
喫茶店で先に読んだ漫画はやっぱり続きが気になる終わり方をしていた。